
2020年度 開講コース一覧
・2コース5クラスと精読講座を開講します。各コースは年間30回で開講しますが、春学期と秋学期の切替時にクラスの変更や新規受講が可能です。
・ 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、秋学期もオンライン(Zoom)で開講します。
・授業日は1期15回の授業を確保します。
・短期集中講座は全4回で開講します。
| クラス | 曜日 | 時間 | 定員 | 受講期間 | 回数 | |||||||||||||||
| 通訳者養成コース (準備科) | 土 | 10:00~12:30 (2時間30分) | 15名 | (春)4/25~8/1 (秋)9/19~1/9 | 30 | |||||||||||||||
| 通訳者養成コース (基礎科) | 金 | 19:00~21:00 (2時間) | 15名 | (春)4/17~7/24 (秋)9/18~1/8 | ||||||||||||||||
| 通訳者養成コース (本科) | 火 | 19:00~21:00 (2時間) | 10名 | (春)4/14~7/28 (秋)9/15~12/22 | ||||||||||||||||
| 翻訳コース (基礎科) | 水 | 19:00~21:00 (2時間) | 8名 | (春)4/8~7/22 (秋)9/16~12/23 | ||||||||||||||||
| 翻訳コース (本科) | 金 | 19:00~21:00 (2時間) | 8名 | (春)4/10~7/17 (秋)9/18~1/8 | ||||||||||||||||
| Le Mondeの経済記事精読 | 土 | 10:00~12:00 (2時間) | 15名 | 12/5~3/20 2クール | 4 | |||||||||||||||
コース・クラス紹介
本格的な通訳訓練を始める前の準備講座です。動画を使った通訳練習(仏→日)や、短文の翻訳練習(日→仏)を取り入れながら、関連する文法演習と派生する語彙の整理、聞き取り練習とフランス語らしい的確な表現力を養成し、通訳に必要な基礎を強化します。
【受講レベルのめやす】 仏検2級~準1級・DELF B1~B2
| クラス | 担当講師 | 曜日 | 時間 | 受講期間 | 受講料 (半期) | |||||||||||||||
| 通訳者養成コース(準備科) | 菊地歌子 Eliane Cloose | 土 | 10:00~12:30 (2時間30分) | (春)4/25~8/1 (秋)9/19~1/9 | ¥144,375 | |||||||||||||||
・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。
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ニュースや講演などを素材に仏日と日仏の両方向で逐次通訳の訓練を行います。要約練習、ノートテーキングやサイトトランスレーション、ゲストスピーカーを招いてのライブ通訳訓練を含みます。基礎科はエスコート通訳レベルをめざし、本科は会議通訳者をめざします。
【受講レベルのめやす】 <基礎科> 仏検準1級・DELF B2以上 <本科> 仏検1級・DALF C1以上
| クラス | 担当講師 | 曜日 | 時間 | 受講期間 | 受講料 (半期) | |||||||||||||||
| 通訳者養成コース(基礎科) | 三浦信孝 Catherine Ancelot 宇都宮彰子 小林新樹 | 金 | 19:00~21:00 (2時間) | (春)4/17~7/24 (秋)9/18~1/8 | ¥115,500 | |||||||||||||||
| 通訳者養成コース(本科) | 火 | 19:00~21:00 (2時間) | (春)4/14~7/28 (秋)9/15~12/22 | ¥115,500 | ||||||||||||||||
・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。
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新聞・雑誌の記事などを素材に仏日と日仏の両方向で基礎的な翻訳技術の訓練を行い、本科ではさらに高度な翻訳技術を磨きます。毎週課題翻訳を提出してもらい、次回講師が添削し模範訳例をつけて返却します。翻訳には文法と語彙の知識だけでなく広い教養と専門知識、調査能力が必要です。
【受講レベルのめやす】 <基礎科> 仏検2級・DELF B1以上 <本科> 仏検準1級・DELF B2以上
| クラス | 担当講師 | 曜日 | 時間 | 受講期間 | 受講料 (半期) | |||||||||||||||
| 翻訳コース (基礎科) | 三浦信孝 Catherine Lemaitre | 水 | 19:00~21:00 (2時間) | (春)4/8~7/15 (秋)9/16~12/23 | ¥115,500 | |||||||||||||||
| 翻訳コース (本科) | 永見文雄 Rodolphe Diot | 金 | 19:00~21:00 (2時間) | (春)4/10~7/17 (秋)9/18~1/8 | ¥115,500 | |||||||||||||||
・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。
通訳者・翻訳者を志す方のための短期集中講座です。 Le Monde 紙の経済記事の精読により、仏語センテンスの趣旨を具体的につかむ意義を実感してもらい、自ら実践できるようになることをめざします。講座内容の詳しい紹介は こちら をご覧ください。
このクラスは今後常にオンライン(Zoom)で開講します。
【受講レベルのめやす】 仏検準1級・DELF B2以上
| Le Monde の経済記事精読 | 担当講師 | 時間 | 受講日 | 受講料 (全4回) | |||||||||||||
| Le Monde の 経済記事精読 | 小林新樹 | 10:00~12:00 (2時間) | 12月5日(土)、19日(土)、 2021年1月9日(土)、23日(土) | ¥20,370 | |||||||||||||
| Le Monde の 経済記事精読 | 小林新樹 | 10:00~12:00 (2時間) | 2021年2月6日(土)、20日(土)、 3月6日(土)、20日(土) | ¥20,370 | |||||||||||||
・上記の授業料は教材費・税込み価格です。
・受講料の他に入学金は不要です。
受講資格
【通訳者養成コース(準備科)】
・年齢制限はありません。
【通訳者養成コース(基礎科・本科)】【翻訳コース(基礎科・本科)】
・高校卒業以上または19歳以上の方に限ります。
【全コース共通】
・入学テストの合格者のみ受講が認められます。ただし一定の条件を満たす方には入学テストの免除制度があります。詳しくはお問い合わせください。
・ 短期集中講座 には入学テストは不要です。
・学歴・職歴は問いません。
・日本語を母語としない方についても開かれていますが、入学テストで日本語能力をチェックします。
・障がいをお持ちの方や受講にあたって不安のある方は、 お申し込みの前に ご相談ください。できる限りの対応を検討いたしますが、状態によっては受講を控えていただく場合もございます。
受講に関する注意事項
<受講にあたって>
・ 「受講上の注意」 を遵守してください。
<休講について>
・講師間の日程調整によって授業担当者を決めるので休講はありませんが、やむを得ない事情により休講があった場合は必ず補講します。
・休講・補講の連絡はメールでご案内いたします。
※補講を欠席されても、受講料の返金はいたしません。
<授業見学について>
事前連絡なく授業を見学することは認められません。ただし、前もってご相談いただければ可能な限りご対応いたします。
<個人情報の取扱について>
入学テスト出願および受講にあたって申込書に記入された個人情報は、 APEFの個人情報保護方針 に準じて取り扱います。
お問い合わせ
| 公益財団法人 フランス語教育振興協会 APEF青山フランス語プロフェショナルコ ース担当 〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157 E-mail: cours@apefdapf.org |


今の私を形作るためには、フランス語という道具がなければほとんど不可能であったように思います。
語学学校では、留学生向けに開催されたショートエッセイのコンテストに参加しました。私は、留学当初に感じたベルギーと東京の違いに対する戸惑い、その中で見つけたベルギーで暮らす人々のあたたかい心をフランス語で綴りました。エッセイの中では、東京の地下鉄の様子を “être serrés comme des sardines”(イワシのようにぎゅうぎゅう詰めに)という表現を使って説明しました(私はこの表現が個人的にとても好きです。日本語だったら「寿司詰めになる」という表現を使うということに気がつき、食文化の違いを感じるとともに、両国の食へのこだわりを感じ、愛おしさを覚えます)。
ベルギーでこのテーマについて友人と語り合ったことを思い出しながら自分の意見を話すうちに、7分間あっという間に過ぎていきました。
不定代名詞などがあります。主語を表わす人称代名詞(je, tu, il, elle, nous, vous, ils, elles)や「あれ、これ、それ」という意味を表わす指示代名詞(ce, çaなど)は、すでに5級でも出てきますが、代名詞がトピックとして出題されるのは4級以上の級になります。ここでは、4級に焦点をしぼって解説します。
前回は、「子ども向けの歌は大人の学習者にも有効!」という理由をいろいろ挙げた上で、「でも文法確認も怠らずに」という話をしました。そこで今回は、1つの歌の歌詞全体をていねいに見てゆこうと思います。
最後に冠詞についても見ましょう。冒頭の « Une souris » の不定冠詞は、「ネズミ」が聞き手にとって初出の情報であることを示しています。これは理解しやすいでしょう(最後の « un escargot » も同様ですね)。では « dans l’herbe » の l’ (=la) はどうでしょうか? そもそも herbe はなぜ単数?そして不定冠詞 une や部分冠詞 de l’ ではなく、定冠詞が使われているのはどうしてでしょうか?
フランス革命時代、ヴァンデ地方で反乱 (la guerre de Vendée) が起こりました。反乱軍の兵士は緑色の軍服を着ていて、「ネズミ」と呼ばれていました。彼らは革命政府の軍に捕まると、厳しい拷問によって処刑されました。その拷問の方法が、熱した湯や油に投げ込むというものだったのです……。
初級文法を一通り学習したら、いよいよ「本物」のフランス語に触れてゆきたいですね。「読み」に関してなら、どんな分野であれ、自分の関心のある話題についての文章を、辞書を引き引き読んでいけばいいのですが、言うは易し、初めは分からない単語も多く、なかなか思うようにいかないかもしれません。
もちろん、言葉をメロディーに乗せますので、自然な会話のイントネーションとは異なりますが、正確な発音の確認と練習にはもってこいです。また、一音に一音節を乗せるのが基本ですから、単語の分節を意識するのにも役立ちます。noir や trop は1音節、entrez や vraiment は2音節。繰り返し歌っているうちに、カタカナ発音をきっぱり卒業できること、間違いありません。
Sur le pont d’Avignon, / (L’)On y danse tous en rond. »「アヴィニョンの橋で/踊るよ、踊るよ。/アヴィニョンの橋で/輪になって踊るよ」です。では、この y は何でしょうか?……そう、副詞(または中性代名詞)で、« sur le pont d’Avignon » の言い換えですね(4級レベル)。ちなみに、on の前に l’ が付くこともありますが、この l’ は何だか、説明できますか? これは、母音の連続を避けるための le で、本来は定冠詞ですが、特別な意味は持っていません。et, ou, si などの後に on が続く時によく用いられます。




ボレロのリズムに乗せて300人ものモデルが艶やかに歩く姿は、当時10歳のサッカー少年だった私に鮮明な印象を残しました。
フランス語は私に豊かな知識を与え、仕事の幅を拡げてくれました。
私がフランス語を学習するきっかけとなったのはサンティアゴ巡礼であった。サンティアゴ巡礼とはキリスト教の三大聖地であるスペイン北西部の都市サンティアゴ・デ・コンポステーラ(Santiago de Compostela、仏語ではSaint-Jacques-de-Compostelle、以下SCという)の大聖堂に眠る聖ヤコブの墓を詣でること。この巡礼路はヨーロッパ中を網の目のようにつなぎ約1200年の歴史がある。スペインとフランスの“道”は世界遺産に登録されている。
重さ約10 kgのリュックを背負い、1日平均25 km歩くため、足のマメ、肩の痛みは毎日続いた。しかし世界中からやってくる多くの人々との楽しい交流は心と体の疲れを忘れさせてくれた。
フランス国内の幹線ルートは4本。主な出発地はル・ピュイ、アルル、ヴェズレー、パリで、いずれもSJPP付近で「フランス人の道」に合流され、距離は約900 kmある。フランス語は全くの付け焼刃だったが、2016年7月ル・ピュイからフランス国内の“道”に最初の一歩を踏み出した。SJPPまで900 km、40日間をかけて歩き通した。その後2017年はアルルからプエンテ・ラ・レイナまで、2018年にはヴェズレーからSJPPまでを歩いた。
年毎にフランス語にも慣れ、今ではフランス人の友人ができメールの交換ができるようになった。

受験対策は公式ガイドブックを繰り返し頭のなかで解いていくのを繰り返しました。仏検の勉強をすることは、フランス語教室でテキストに沿って会話していったり、フランス現地で生でフランス語に触れることに加えて、さらに原点にもどって文法的なことを学ぶことが大事だと感じました。あらためて文法書籍を読んだり、公式ガイドブックを読みながら、いままで気づかなかったことを新たに発見していって、そういった発見の喜びが楽しかったように思います。
仏検との出会いは2012年の秋、僕が大学一年生の時でした。ふとしたきっかけで翌年春にフランスでの短期滞在が決まり、大学で履修していたドイツ語の傍ら、独学でフランス語の勉強をスタートしました。
それからの一年をフランス、ブルターニュ地方にあるレンヌという街で過ごし、2014年の夏に帰国しました。この一年間、フランス語のことしか考えていなかったように思います。おかげで帰るころにはそこそこ話せるようになっていました。
しかし、せっかく「自分の言葉」になりかけていたフランス語も、8月の日本の猛烈な湿気とともに押し寄せた日本語の波に洗い流されそうになりました。なんとかこれを守らなくては…。その時も、仏検が僕の灯台になってくれました。あれを目指して進めばいいんだ。帰国後間もなく秋の準1級を受け、合格。フランス語は逃げませんでした。
初めてのフランス滞在、最終日に見た空


大東文化大学外国語学部には日本語学科、中国語学科、英語学科があり、私は英語学科に所属しています。英語学科には2つのコースが設置されています。様々な分野から英語をしっかりと学べる英語コースと、英語とともにフランス語またはドイツ語をしっかりと学べるヨーロッパ2言語コースになります。私はこのコースの英語とフランス語を学ぶ「英仏系」で主に仕事をしており、この特性を活かしたフランス語の学びを提供しようと心がけています。
週に1度あるかないかの授業の中で、詰め込みにならないよう、急に難しくならないよう、いかにして定着させるかが課題です。ですから、生徒ひとりずつの作業として、発音や問題の回答をひとりずつやってもらったり、文法的な規則を出来る限り生徒自身で考え見つけるようにさせたり、私だけが発信する授業ではなく、皆を巻き込む授業を心がけています。定着のためには、アウトプットが肝要です。そして、実際に出来た!の積み重ねが、フランス語と親しくなる確かな方法だと考えます。
実を言うと、フランス語の講師になることは、私の長年の夢でした。中学生の時にフランス語と出会ってから、苦しんで楽しんで、時に本気を出し、時にサボって、それでもずっとフランス語と一緒でしたし、フランス語を通して得た経験は語り尽くせません。こんな私だからこそできる授業があるのだと信じています。新しい生徒たちとの出逢いを心待ちにしながら。
Quel beau temps ! (なんていい天気だろう!)のような感嘆表現を除けば、どんな文にもかならず動詞がひとつ以上含まれます。 従属節や関係節をともなえば、それらの節にも動詞が入っています。通常、抽象性の高い論理的な文章では、動詞よりも名詞表現に情報量の比重が多くかかります。それに対して、日常の平易な文章では、使われる動詞がバリエーションに富み、動詞が何を言おうとしているのかがわからなくては、全体の意味やニュアンスがつかめなくなります。動詞が文章全体の基礎を作っていると言ってもよいでしょう。
であって、le Beaujolais nouveau est venu ! ではないこともお分かりですね。ここで用いられる動詞 venir の意味〈来ている〉は行為の開始と終結が同時になされる完了を表す動詞ではありません。一方、arriver は到着という行為が行われた時には到着は完了していますから、継続を表す venir とタイプの異なる、完了を表す動詞です。このあたりの動詞の理解は、
現地の方とのコミュニケーションに苦労しましたが、初めて自らの目で見るフランスは実に刺激的で、私はますます勉強の虜となりました。その後は日本でもコミュニケーション能力を培うべく、フランス人の家庭教師についたり専門学校へ通ったりして、大学4年生の夏に2級を取得しました。その年はブルゴーニュ大学の夏季講座に留学し、多くの留学生の方と交流をしました。相変わらずフランス文学への情熱は衰えず、この時は観光もせずに寮の自室で卒業論文の対象となる原書を読み耽る日々でしたが、こうした短期留学の経験を通し、文学内だけではない、フランス語の魅力をより感じることができたと思います。
大学で2級取得を目指す学生から、しばしば「2級レベルの単語帳を教えて欲しい」との要望を受けます。しかし、2級レベルで求められるのは、フランス語と日本語が本来全く異なる体系の言語であることを意識しながら学習を進めることです。そのためには、日頃から辞書に示された定義や熟語表現を丁寧に確認し、「フランス語ではこう言うのだな」という表現に出会ったら、自分自身で手を動かして単語帳、表現集を作っていくようにお勧めします。ただぼんやりフランス語の文章を読んだり、聞いたりするのではなく、意識的にフランス語を書く習慣を身につければ、正確な綴りも早く覚えることができ、動詞問題や、書きとり・聞き取り問題など他の筆記式問題でも高得点を獲得できるようになるでしょう。
そんな乖離を融合するきっかけとなるのが、海外研修です。文学部がヴィシーのカヴィラム、全カリがブルゴーニュ大学付属国際フランス学センター(CIEF)と、それぞれ3週間の海外研修を含む授業を展開しています。夏期研修は高額な費用がかかるために、すべての学生に勧めることができないのが難点ですが、やはり現地に行くことの効果は大きく、研修に参加した学生たちは、秋学期の目つきが違います。自分のフランス語が実際に役に立つことを体験した彼女ら、彼らのモチベーションは驚異的に高まっています。そして、それが協定校への留学につながることも少なくありません。立教では、まだまだ数は十分とは言えませんが、フランスのINALCO、パリ・ディドロ大学、パリ東大学、リヨン第3大学、カナダのシェルブルック大学とケベック大学モントリオール校と協定を結んでおり、毎年多数の学生が出かけます。現地で修得した単位は、卒業単位として認定されるので、応募者が定員を上回る状態が続いています。
私が島根大学に着任して今年で7年目。この地を通して、私自身のフランス語との関わり方が緩やかに、そして心地よいリズムで広がっているのを日々感じる。例えば、社会人に公開している授業では様々な職種の方と出会うのだが、彼らは学外でもフランス語の勉強会を開くほど学びへのモチベーションが高く、好奇心旺盛な眼差しでアドヴァイスを求めてくる。少数ではあるが、仏検受験者としてその方々を会場で迎えるのは感慨深いものである。
地域でのこうした豊かな繋がりから、フランスを共通項として知り合った方々と地域の国際交流活動の橋渡しができればと2年前に島根県日仏友好協会を立ち上げることになった。教員の立場としても、国際交流活動に関心がある学生のために、先のおもてなしボランティアのように学外でも語学力を活かせる道をつくれないかと、協会や地域の方々と情報交換をしたところ、素晴らしいご縁に巡り会えた。出雲市観光パンフレット「フランス語版」の作成である。
この活動は、留学生にとって地域の文化を通して日本文化に対する理解を深め、自分の国に向けてその魅力を発信する機会となり、日本人の学生にとって学んだ語学を大いに活かしつつ、地元の観光団体や企業との連携を通して観光客誘致・インバウンド推進を目指す地域の在り方について具体的に学ぶ機会となった。地域という最も身近な場で国際交流活動を実践できたのである。




















