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フランス語で広がる世界

2017年秋季2級合格・文部科学大臣賞/ケベック州政府在日事務所賞
伊藤 優莉奈
学生(上智大学)・東京都

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約2年前、フランス語学科に入学し私のフランス語生活は始まりました。高校では英検準1級やTOEICで925点を取ったり、短期で語学研修に参加したりと、語学が好きでした。もちろんまだまだ英語もレベルアップしなければならないとはいえ、大学では英語に加えて他の言語を専門的に学びたいと思い、なんとなく始めたのがフランス語。こんなに熱中するとは思っていませんでした。しかし勉強すればするほどもっと理解できるようになりたい、もっと話せるようになりたいと思うようになりました。


20172001yi_022017年の夏には1か月間、初めてフランスでホームステイをしました。フランス語漬けの日々を送り、フランスの文化や習慣に直接触れながらの学習は、日本での学習とは違った面白さを感じさせてくれ、意識せずとも自然とフランス語が身についていく感覚を覚えました。フランスにおいてフランス語でのコミュニケーションが成立する嬉しさが、私のモチベーションをさらに高めてくれました。帰国後に自分のフランス語の能力を試したいと思い、仏検2級を受け、無事合格することができました。

フランスで通っていた学校ではフランス語を通してメキシコやドイツ、ロシアなど様々な国の友人ができました。特にアルジェリア出身の友人はフランス語を使ってアラビア語を教えてくれ、私も日本語での名前の言い方や挨拶を教えるというような仲になり、今でもよく連絡を取り合っています。神社や初詣の習慣など、日本の伝統をフランス語で説明することもあるのですが、友人もアルジェリアにおける宗教行事の様子の写真を送ってくれ、宗教の信仰などについて教えてもらううちに、アフリカに対する興味が強くなっていきました。

日本の大学ではフランス語圏のアフリカに関する授業を取っていたということもあり、いつかはアフリカ大陸へ行ってみたいと漠然と思っていたのですが、フランスで仲良くなった友人の話を聞くうちに早くアフリカを直接自分の目で見たいと思うようになりました。20172001yi_03そして大学で募集していた2018年の春に行われるアフリカでのスタディーツアーへの参加を決めました。

そのプログラムは約2週間南アフリカ共和国に滞在するというものでしたが、日本大使館やJICAで職員の方々の現地でのお仕事に関するお話を直接聞き、職場の雰囲気を感じることができて、将来のことを考える上で良い経験となりました。また貧困地区と言われている地域の保育園を訪ねて子供たちと交流し、南アフリカにおける格差を目の当たりにしました。

帰国後は、アフリカの良さを発信したいと思い、共にそのプログラムに参加していたメンバーとアフリカの文化のサークルを立ち上げようとしているところです。また滞在中、現地の大学で南アフリカの経済や政治に関する講義を受けているともっと日本のことも知らなければならないと感じ、福島県へ復興の現状を見に行き種蒔きのお手伝いをしたり、路上生活者におにぎりを配るボランティアに参加したりしています。

20172001yi_04次はフランス語圏のアフリカに行ってフランスとはまた違った雰囲気の中でフランス語でのコミュニケーションに挑戦したいと思っています。今回仏検を受けて2つの賞をいただけたことは、またさらにフランス語の勉強への意欲を掻き立ててくれています。フランス語という枠を超えて様々な体験ができているのはフランス語と出会えたからです。このようにフランス語は私の視野を広げてくれる存在であり続けると思います。