大型連休期間の休業についてのお知らせ

公益財団法人フランス語教育振興協会・仏検受付センターは、大型連休に伴い、4月29日(木)~5月5日(水)を休業期間とします。つきましては、休業期間中にお寄せいただく仏検・翻訳・APEF青山フランス語プロフェショナルコースの各業務についてのご依頼・お問い合わせが5月6日(火)以降のご対応となりますことをご了承ください。

また、翻訳サービスにつきましては、連休直後に複数のご依頼が重なり、通常よりも翻訳工程に日数を要する場合が想定されます。

ご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

仏検インターネット申込 お取り扱いの一時停止について

仏検インターネット申込は、システムメンテナンスのため、
以下の期間中、各種お取り扱いを一時停止いたします。

※期間中は申込システムへのアクセスが不通となります。
※お申込完了後のコンビニ店頭でのお支払いは可能です。
※作業の進捗状況により、終了時間は前後する可能性がございます。


仏検インターネット申込 お取り扱い一時停止期間

対象 : インターネット申込システムでのID取得・出願情報入力、
マイページでの各種操作

停止期間 : 2021年4月19日(月)AM 1:00 ~ 7:00

 

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承のほど、お願い申し上げます。  

お問い合わせ対応の変更について(2021/4/1~)

公益財団法人フランス語教育振興協会は4月1日よりお電話でのご対応を平日11:00から17:00といたします。ただし、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、各種のご連絡は原則としてメールをご利用いただき、ご来会にあたっては事前にご連絡のうえ当日はマスクの着用にご協力くださいますようお願いいたします。

公益財団法人フランス語教育振興協会

仏検公式ガイドブック






  










 

1級・準1級

2024年度版 1級・準1級 仏検公式ガイドブック
  定価 3,190円(2,900円+税) 

  ▶ 2023春季・秋季試験問題/解説
♬音声無料ダウンロード&ストリーミング(※CDは別売
2024年4月15日刊行 ISBN 978-4-411-90306-8 C0085
2023年度版 1級・準1級 仏検公式ガイドブック
  定価 3,190円(2,900円+税) 

  ▶ 2022春季・秋季試験問題/解説
♬音声無料ダウンロード&ストリーミング(※CDは別売
2023年4月15日刊行 ISBN 978-4-411-90303-7 C0085
2022年度版 1級・準1級 仏検公式ガイドブック
 定価 3,190円(2,900円+税)

▶ 2021春季・秋季&2020秋季試験問題/解説
♬音声無料ダウンロード&ストリーミング(※CDは別売
2022年4月15日刊行 ISBN 978-4-411-90300-6 C0085
2020年度版 1級・準1級 仏検公式ガイドブック
  定価 2,640円(2,400円+税)
▶ 2019春季・秋季試験問題/解説
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2020年4月10日刊行 ISBN 978-4-411-90291-7 C0085
仏検公式ガイドブック セレクション 1級
  定価 3,520円(3,200円+税)
▶ 2018年度までの実施問題を大問ごとにセレクト/解説
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  2020年4月10日初版刊行 ISBN 978-4-411-90294-8 C0085
仏検公式ガイドブック セレクション 準1級
  定価 3,850円(3,500円+税)
▶ 2018年度までの実施問題を大問ごとにセレクト/解説
♬💿音声アプリ&付属CD
  2020年9月1日初版刊行 ISBN 978-4-411-90295-5 C0085

2級・準2級

2024年度版 2級・準2級 仏検公式ガイドブック
定価 2,970円(2,700円+税)
  ▶ 2023春季・秋季試験問題/解説
  ♬音声無料ダウンロード&ストリーミング(※CDは別売
2024年4月15日刊行 ISBN 978-4-411-90307-5 C0085
2023年度版 2級・準2級 仏検公式ガイドブック
定価 2,970円(2,700円+税)
  ▶ 2022春季・秋季試験問題/解説
  ♬音声無料ダウンロード&ストリーミング(※CDは別売
2023年4月15日刊行 ISBN 978-4-411-90304-4 C0085
2022年度版 2級・準2級 仏検公式ガイドブック
定価 2,970円(2,700円+税)
  ▶ 2021春季・秋季&2020秋季試験問題/解説
♬音声無料ダウンロード&ストリーミング(※CDは別売
2022年4月15日刊行 ISBN 978-4-411-90301-3 C0085
2020年度版 2級・準2級 仏検公式ガイドブック
定価 2,530円(2,300円+税)
  ▶ 2019春季・秋季試験問題/解説
  ♬💿音声アプリ&付属CD
2020年4月10日刊行 ISBN 978-4-411-90292-4 C0085
仏検公式ガイドブック セレクション 2級
定価 2,750円(2,500円+税)
  ▶ 2018年度までの実施問題を大問ごとにセレクト/解説
  ♬💿音声アプリ&付属CD
  2020年4月10日初版刊行 ISBN 978-4-411-90296-2 C0085
仏検公式ガイドブック セレクション 準2級
定価 2,420円(2,200円+税)
  ▶ 2018年度までの実施問題を大問ごとにセレクト/解説
♬💿音声アプリ&付属CD
  2020年9月1日初版刊行 ISBN 978-4-411-90297-9 C0085

3級・4級・5級

2024年度版 3級・4級・5級 仏検公式ガイドブック
定価 2,640円(2,400円+税)
  ▶ 2023春季・秋季試験問題/解説
♬音声無料ダウンロード&ストリーミング(※CDは別売
2024年4月15日刊行 ISBN 978-4-411-90305-1 C0085
2023年度版 3級・4級・5級 仏検公式ガイドブック
定価 2,640円(2,400円+税)
  ▶ 2022春季・秋季試験問題/解説
♬音声無料ダウンロード&ストリーミング(※CDは別売
2023年4月15日刊行 ISBN 978-4-411-90305-1 C0085
2022年度版 3級・4級・5級 仏検公式ガイドブック
定価 2,860円(2,600円+税)
  ▶ 2021春季・秋季&2020秋季試験問題/解説
  ♬音声無料ダウンロード&ストリーミング(※CDは別売
2022年4月15日刊行 ISBN 978-4-411-90302-0 C0085
2020年度版 3級・4級・5級 仏検公式ガイドブック
定価 2,530円(2,300円+税)
  ▶ 2019春季・秋季試験問題/解説
♬💿音声アプリ&付属CD
2020年4月10日刊行 ISBN 978-4-411-90293-1 C0085
仏検公式ガイドブック セレクション 3級
定価 2,200円(2,000円+税)
  ▶ 2018年度までの実施問題を大問ごとにセレクト/解説
  ♬💿音声アプリ&付属CD
2020年9月1日初版刊行 ISBN 978-4-411-90298-6 C0085
仏検公式ガイドブック セレクション 4級・5級
定価 1,980円(1,800円+税)
  ▶ 2018年度までの実施問題を大問ごとにセレクト/解説
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  2020年9月1日初版刊行 ISBN 978-4-411-90299-3 C0085

★3級・4級・5級を受験される方は、” 仏検合格のバイブル “のこちらもご確認ください。
「仏検公式基本語辞典 3級・4級・5級 新訂版」

東京オリンピック期間中のアシスタント募集について(委託)

フランステレビジョンからの委託を受けた(株)オルビメディア様より、東京オリンピック期間中のテレビクルーの運転手兼アシスタント募集のお知らせがありました。ご興味がおありの方はこちらのご案内をご確認のうえ記載された照会先に直接ご連絡ください。

※なおAPEF/仏検事務局ではお問い合わせにはご対応いたしかねますのでご了承ください。

2023年度 合格基準点・合格率

級(季) 出願者数 1次試験 1次試験免除者数 2次試験
受験者数 合格者数 合格基準点 合格率 受験者数 合格者数 合格基準点 最終合格率
1 500名 451名 56名 91点 12.4% 10名 63名 56名 32点 12.2%
1 810名 707名 188名 62点 26.6% 29名 196名 143名 22点 20.0%
2() 1,021名 892名 324名 58点 36.3% 22名 328名 277名 19点 30.9%
() 1,160名 1,006名 374名 62点 37.2% 39名 387名 323名 19点 31.7%
2() 1,159名 993名 591名 58点 59.5% 48名 615名 547名 18点 53.8%
() 1,364名 1,195名 701名 52点 58.7% 46名 706名 600名 17点 50.0%
3() 2,187名 1,936名 1,282名 60点 66.2%          
() 2,475名 2,209名 1,332名 60点 60.3%      
4() 1,704名 1,529名 1,205名 60点 78.8%          
() 2,892名 2,667名 2,108 60点 79.0%
5() 1,325名 1,213名 1,046名 60点 86.2%          
() 1,910名 1,779名 1,368名 60点 76.9%

団体申込

団体受験のお申し込み方法には、受験者が個別に申し込む [A] 個別出願 と、10名以上を一括で申し込む [B] とりまとめ出願 があります。

[A] 個別出願

avantages 責任者・担当者は受験希望者に 団体コードを知らせるだけ。 事務的な手続きは一切不要です。 defauts 検定料の還付はありません。  

<個別出願> 出願方法

r-vert1b 団体責任者・担当者は、受験希望者に団体コード(5桁の数字)と団体名を伝えます。

r-vert2b 受験希望者は、 願書郵送申込 インターネット申込 のいずれかの方法で、各自で出願手続きを行います。団体コードを必ず記入のうえ、出願期間中にお申し込みください。

[B] とりまとめ出願

avantages 10名以上のとりまとめで 検定料の1割が 団体に還付されます。 defauts インターネット申込は利用できません。 とりまとめ担当者には願書・検定料の 集約や書類の作成にかかる 事務作業が発生します。

<とりまとめ出願> 出願方法

r-vert1b 団体責任者・担当者は、受験希望者に団体コード(5桁の数字)と団体名を伝えます。

r-vert2b 受験希望者は、願書に団体コードを含む必要事項を記入し、検定料と共にとりまとめ担当者に提出します。

※各受験希望者から団体担当者への検定料の納入形態については、各団体でルールを定めて行っていただき、当協会は一切関与しません。

 

r-vert3b とりまとめ担当者は、全員分の願書と検定料を集め、「団体・準会場取扱申込書」と「受験申込者一覧」を記入・作成します。

wordフォーム 2024年度秋季 団体・準会場取扱申込書(word)   pdf 申込書PDF

wordフォーム 団体受験申込一覧(word)   pdf 一覧PDF

※ 「受験申込者一覧」は所定の書式以外のリストを用いることもできます。くわしくは仏検事務局までお問い合わせください。

※ 団体受験者の受験票、結果通知書、合格証書について、本来は受験者個人に送付されますが、団体で一括して受け取りたい場合は、取扱申込書の所定の欄にチェックを入れてください。

r-vert4b とりまとめ担当者は、検定料を一括で納付します。受験者数がのべ10名以上(併願は2名でカウント)の場合、検定料総額の10%を事務連絡費還付分として差し引いた金額をご入金ください。

<検定料ご入金先>

郵便振替 00130-8-40484  公益財団法人フランス語教育振興協会
銀行振込 みずほ銀行 九段支店 普通口座8034198 公益財団法人フランス語教育振興協会 検定口
三井住友銀行 飯田橋支店 普通口座5061932 公益財団法人フランス語教育振興協会

※請求書の発行を希望される場合や、ご入金が出願期限以後に行われる場合は、別途仏検事務局までご相談ください。

r-vert5b とりまとめ担当者は、全員の願書と、「団体・準会場取扱申込書」、「受験申込者一覧」を出願締切日までに仏検受付センターに送付します。

<願書・書類ご送付先>

郵送 〒150-8681 渋谷郵便局留 仏検受付センター
宅配便 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-1-4日本情報産業(株)5F 仏検受付センター

※団体受験ついてご不明な点やご質問は仏検事務局までお問い合わせください。

出願・受験に関する規約

実用フランス語技能検定試験(仏検) 出願・受験に関する規約

1. 総則

1.1 実用フランス語技能検定試験(以下「仏検」)は、公益財団法人フランス語教育振興協会(以下「当協会」)が文部科学省および在日フランス大使館文化部の後援をうけて実施するフランス語の技能検定試験です。

1.2 出願者および受験者は、以下の事項に同意した上で出願・受験を行うものとし、その内容を遵守する義務があります。

2. 受験資格・条件

2.1 年齢・職業・学歴・国籍などにかかわらず、受験資格に制限はありません。

2.2 過去に受験した級やその合否に関係なく、どの級でも受験できます。

3. 出願について

3.1 試験概要の確認

・実施級、各級の検定料、試験時間等の試験の概要および受験方法や注意事項等を確認した上で、所定の申込手順に従い出願してください。

3.2 出願時の氏名・住所について

・漢字で記入された氏名・住所について、電算処理上入力不可能な文字は、一般通用の漢字もしくは平仮名(JIS第一水準・第二水準)で表示されます。

3.3 1次試験免除申請について

・1次試験免除申請は出願時に限り受け付け、出願後の申請は認められません。そのさい、検定料の割引は一切ありません。なお、1次免除有資格者が、1次試験を受験した場合には、免除申請の有無にかかわらず、1次免除資格が無効となります。

3.4 特別措置および配慮の申請について

・障がいやお身体の不調等により受験に不自由がある方は、出願期間中に仏検事務局に連絡・相談の上、特別措置の申請を行ってください。できる限りの対応を検討します。出願期間以降の申請はできません。また、申請事由によっては、別途書類の提出が求められる場合や、申請を受け付けられない場合があります。

3.5 インターネット申込について

・ID取得にはメールアドレスが必要です。日本語のメールアドレスにはシステムが対応しておらず、登録できません。 ・携帯電話のメールアドレスや、フリーメールアドレス(無料メール)で登録された場合、メールの受信に遅延や障害が生じることがあります。このような不具合があった場合でも当協会は責任を負いません。 ・IDは季ごとに新たに取得する必要があります。以前に取得したIDを季をまたいで再利用することはできません。 ・IDおよびパスワードの管理は出願者本人が行います。IDおよびパスワードの漏えい、違法利用などから生じた損害に対して当協会は責任を負いません。 ・通信機器、通信回線およびコンピューター等のシステム機器(出願者、プロバイダー、通信事業者、当協会の各々のハードウェア、ソフトウェアおよびそれらをつなぐ通信回線のすべてを含む)の障害や、第三者の妨害、侵入、情報改変等により出願できなかった場合、それらの事由によって生じた損害に対して当協会は責任を負いません。

3.6 願書郵送申込について

・願書を送付せず、検定料を納入しただけでは受付とはなりません。 ・願書受付期間終了後に投函された願書は受付しません。

4. 団体受験について

4.1 団体受験を実施する団体は、氏名と成績の開示について団体受験者に周知させなければなりません。受験者の同意を得ていることの証左として毎年「個人情報の開示に関する同意書」を提出してください。

4.2 団体受験でとりまとめ出願を実施する場合、出願者から団体担当者への願書提出および検定料の納入形態については、各団体が取り決めるものとし、当協会は一切関与しません。

5. 出願登録内容の変更について

5.1 出願のキャンセルについて

・出願後、いったん納入された検定料は、理由のいかんにかかわらず返金できません。また、次回への振替も認められません。

5.2 受験級の変更について

・出願期間中にかぎり、受験級の変更を受け付けます。ただし、下位の級に変更する場合も、はじめに納入した検定料との差額は返金されません。上位の級への変更や、単願から併願への変更にあたっては、差額分の検定料を期間内に追加納入する必要があります。

5.3 受験地の変更について

・1次試験受験地の変更は出願期間中にかぎり受け付けます。 ・2次試験(1・準1・2・準2級のみ)受験地の変更は、1次試験終了の1週間後までは受け付けますが、それ以降は一切認められません。 ・国内受験地からパリ会場受験への変更を希望する場合は、検定料の差額を納入しなければなりません。

5.4 試験時間の変更について

・1次試験の試験時間および2次試験の集合時間は一切変更できません。

5.5 氏名・住所・連絡先の変更について

・出願時に登録された氏名や住所等に変更が生じた場合は、すみやかに仏検事務局まで連絡してください。

6. 受験票について

6.1 ・1次試験および2次試験の受験票は、試験日の約6日前までにお送りします。受験票の発送をもって出願受付の確認となります。

6.2 郵便受けにお名前が入っていないと、受験票等の通知が届かない恐れがあります。必ずお名前を入れておいてください。

6.3 受験票の未着に関するお問い合わせは、電話でのみ受け付けます。対応は試験前々日の営業時間内(金曜日17時)までで、それ以降は応じられません。また、未着問い合わせ期間内にお問い合わせがなく受験できなかった場合、当協会は一切その責任を負いません。

6.4 試験日までに受験票に記載された情報および注意事項を受験者自身が確認してください。

6.5 受験票に記載された試験会場・時間の変更には一切応じられません。

6.6 氏名や住所の訂正や変更については、試験当日に会場で申し出るか、仏検事務局まで連絡してください。

7. 受験時の注意事項

7.1 注意事項の遵守

・試験当日は、本規約および受験票、問題冊子表紙に記載された注意事項を確認し、遵守してください。 ・ 試験場内では試験監督者および試験場係員の指示に従ってください。 指示に従わない場合、および試験進行の妨げとなる行為があった場合、退場となることがあります。

7.2 携行品について

・受験時には受験票で指示された携行品(受験票/筆記用具/身分証/時計)を持参してください。試験中、それ以外の私物はかばん等にしまってください。 ・携帯電話を時計として使用することはできません。電源を切り、他の私物と同様にかばん等にしまってください。 ・試験会場内での貴重品や手荷物の管理は受験者自身が行ってください。当協会は盗難、紛失その他について一切責任を負いません。 ・拡大鏡・医薬品等の持ち込みが必要な方は、出願時に配慮希望として申請してください。 ・飲み物については、1次試験では、ふた付きの容器に入っており、かつ容器に文字の表記がないものであれば持ち込みを認めます。ただし、監督者が試験環境の保全の妨げになると判断した場合は、持ち込みが認められないことがあります。2次試験では試験室への飲み物の持ち込みはできません。

7.3 本人確認について

・運転免許証、パスポート、学生証、勤務先発行の身分証、保険証等、本人を証明する公的な書類が必要です。 ・身分証は紙またはカード式のものに限り、デジタル身分証等はお使いいただけません。 ・身分証に写真が付いていない方は、受験票の所定の欄に顔写真を貼ってください。 ・身分証ないし顔写真の提示がなく本人であることを確認できないときは、受験をお断りする場合があります。

7.4 遅刻時の対応について

・1次試験では、試験開始後、規定時間以内(1〜4級は試験開始後30分、5級は同20分)は試験室への入室を認めます。ただしその場合も、試験時間の延長等の措置は行いません。規定時間を超えて遅刻した場合は受験できません。なお、パリ会場では遅刻入室は一切認められません。 ・2次試験では遅刻入室は一切認められません。 ・公共交通機関の遅延や運休による遅刻・欠席については、その事実を証明できる証票等をご提示ください。証明できるものがなければ対応いたしかねます。

7.5 途中退室・再入室について

・1次試験では、原則として試験途中の退出はできません。ただし、筆記試験中は、やむを得ない事情がある場合に限り、一時退室・再入室が可能です。書き取り・聞き取り試験の開始後に途中退室した場合、再入室は認められず、そのまま欠席扱いになります。 ・1〜準2級の1次試験では、筆記試験と書き取り・聞き取り試験の双方を受験しないと欠席扱いになります。

7.6 試験中の注意事項

・問題の内容についての質問にはお答えできません。 ・以下に例示する不正行為が認められた場合、失格となります(検定料は返還されません)。また、次季以降の受験資格も失うことになります。

(1) カンニング行為 (カンニングペーパーや参考書などの使用、他の受験者の答案を見ること、他の受験者から答えを教わること等)。 (2) 試験時間中に、他の受験者を利するような行為をすること。 (3) 試験問題を漏えいすること。 (4) 試験室において、他の受験者の迷惑となる行為や試験進行の妨げとなる行為をすること。 (5) 出願者以外の者が出願者に代わって受験すること。 (6) その他、試験の公平性を損なう行為。

7.7 インフルエンザ、その他感染症への対応について

・インフルエンザ、その他感染症<学校保健安全法施行規則(昭和三十三年文部省令第十八号)第18条に定める各種感染症を指す。以下同様> に罹患している場合、および医師の診断を受けていなくても罹患が疑われる場合は、受験を控えてください。インフルエンザその他感染症に罹患している、または罹患を疑われる場合、試験会場にて受験をお断りすることがあります。インフルエンザ等の流行期には、マスクの着用、手洗い・うがいの励行、携行消毒液の携帯・使用等、主体的な感染予防にご協力ください。 ・試験会場として使用予定の大学、高等学校等での施設においてインフルエンザ等の感染が報告された場合、当該会場での試験を中止または延期する可能性があります。試験の中止や延期等が発生した場合には、ただちに当協会のホームページにおいて措置の内容または事後対応に関するご案内を公表します。

7.8 その他の注意事項

・災害・事故などの場合、試験開始時間を繰り下げたり、試験を中止したりすることがあります。 ・ふりがな付き問題冊子は出願期間中に申請があった方にのみ用意されます。当日のお申し出には対応できません。 ・試験問題の一部または全部を当協会の許可なく、他に伝え、漏えい(インターネット等への掲載を含む)することを禁じます。 ・試験会場内での録音・撮影を禁じます。また試験に関して知り得た情報全般を他者に開示し公開することを禁じます。 ・試験終了後、問題冊子は持ち帰ってかまいません。正解例は仏検ホームページで閲覧できます。

8. 受験後について

8.1 1次試験結果通知書および3・4・5級の合格証書は1次試験の約4週間後に、1〜準2級の2次試験結果通知書および合格証書は2次試験の約3週間後にお送りします。

8.2 インターネットでの合否結果閲覧は、インターネットで出願を行った方のみ利用できます。閲覧の開始は当協会からのメールをもって告知します。

8.3 欠席者への結果通知は行いません。1次試験の欠席者は試験終了後に仏検事務局に申し出れば問題冊子と正解例を受け取ることができます。

8.4 郵便の未着、汚損・破損が発生した場合、ならびに個人情報の誤りや変更がある場合はすみやかに仏検事務局まで申告してください。

8.5 問題内容および採点結果、合否については一切異議申し立てできません。

9. 免責事項、損害賠償、責任の制限

9.1 当協会は、台風や大雪等の自然災害や大地震、伝染病の流行等、不測の事態発生時は試験を中止する場合があります。その場合は仏検ホームページへの掲載等を通じて受験者、および団体申込責任者へ通知いたします。 当協会は、出願者が仏検を受験したことにより、または受験できなかったことにより発生した一切の損害について、検定料の返金を含め、いかなる責任も負わないものとします。 試験の変更、遅滞、中止等に基づく損害についても同様とします。

9.2 試験会場における受験者(その保護者等の付添者を含む)間のトラブル等については、当協会は一切責任を負いません。

9.3 準会場の取扱責任者および試験運営責任者による不正等が発覚し、当協会の判断により当該準会場における試験が無効とされた場合、受験者に対するすべての責任は当該準会場の取扱責任者および試験運営責任者が負い、当協会は一切の責任を負わないものとします。

9.4 出願者は、仏検受験に際し、当協会または第三者に損害を与えたときは、その損害を賠償するものとします。

9.5 本規約に別途定める場合を除き、いかなる場合においても当協会が受験者に対して負う責任は、当該受験者が実際に支払った検定料総額を上回るものではありません。

10. その他・一般事項

10.1 合格証明書について

・合格証明書の発行は、その季の結果通知・合格証書の発行後のみ承ります。 ・合格証明書には合格した時点で登録された氏名が記載されます。発行申請の時点で氏名が変わっている場合も、記載される氏名に変更や追加を行うことはできません。

10.2 個人情報の取り扱いについて

・出願時に登録された個人情報は、当協会ホームページで公開されている保護方針に則って取り扱います。

10.3 ご意見・お問い合わせについて

・仏検に関するご意見やお問い合わせは、書面(郵送・ファックス・電子メール)で寄せられた場合のみご回答します。

10.4 本規約の変更について

・当協会は本規約を出願者・受験者および団体申込責任者へ予告することなく変更することがあります。また、変更後の本規約については、当協会が別途定める場合を除いて、仏検ホームページ上に掲載した時点より効力が生じるものとします。

公益財団法人フランス語教育振興協会 2016年8月23日 2017年4月27日改訂 2019年8月26日改訂 2023年4月22日改訂

団体受験について

団体受験とは

学校や企業などで、複数の受験者を1つの団体コードでまとめて管理する制度です。

団体受験のメリット

roundvert 試験終了後、団体責任者にあてて、 団体別点数結果表を発行 します。試験結果を一覧で確認できるため、成績の管理がスムーズに行えます。

roundvert 10名以上を一括で申し込む「とりまとめ出願」(願書郵送申込のみ)で、 検定料の 10 %が事務連絡費として団体に還付 されます。

roundvert 学校や企業などの施設を 準会場 として開設し、団体単位で受験することも可能です。

団体受験 実施の流れ

1 団体登録(団体コードの取得)

団体責任者・担当者が5桁の団体コードを取得します。学年別など、一度に複数の団体コードを取得することもできます。新規登録をご希望の団体は「団体コード取得申請書」に記入のうえFAXまたはメール添付で仏検事務局までお送りください。

wordフォーム 団体コード取得申請書(word)   pdf 団体コード取得申請書(pdf)

2 個人情報の開示に関する同意確認書の提出

団体受験者の氏名および成績は個人情報に該当します。試験終了後に団体別点数結果表の送付を希望する責任者は、氏名と成績の開示について団体受験者に周知させ、同意を得ていることを確認せねばなりません。また、毎年、個人情報の開示に関する同意確認書に記入し、仏検事務局に提出していただきます。

3 団体受験のお申し込み

団体受験のお申し込み方法には、受験者が個別に申し込 む「 個別出願 」と、10 名以上を一括 で申し込む「 とりまとめ出願 」がありま す。くわしくは 団体申込 のページをご覧ください。


4 受験 (一般会場または準会場)

団体受験では、一般会場受験と準会場受験のいずれかをお選びいただけます。

一般会場で受験する場合は、 受験地 は受験者が各自で選択してください。学校や企業などの施設で 準会場を実施 する場合は、事前の申請が必要です。

5 団体別点数結果表の受け取り

1次試験・2次試験それぞれの終了後、受験者への結果通知発送と同日に、団体責任者宛に「団体別点数結果表」をご郵送します。ichiranhyo-sample

結果表では、団体内の合否状況や合格率のほか、個人成績を級別に一覧化しています。







仏検団体賞について ●
2013年度より文部科学大臣賞団体賞が創設されました。仏検における団体出願者数やその増加率および試験結果等を勘案し、年度を通じたフランス語教育への取り組みを総合的に判断した上で、特に優秀と認められた3団体に授与されます。過去の受賞団体については「 仏検だより 」で「団体賞 受賞のことば」をご紹介しています。

※団体受験ついてご不明な点やご質問は仏検事務局までお問い合わせください。

1次試験免除について

  • 1級・準1級・2級・準2級を受験し、1次試験に合格され、2次試験が不合格、あるいは2次試験を欠席された方は、次季受験(*)のみ、1次試験を受けることなく2次試験から受験できます。
    *1級・準1級は、翌年度の受験、2級・準2級は、次の季の受験の1回のみに限ります。
     それ以上の年度・季にさかのぼって申請することはできません。
  • 1次試験免除を申請するためには、願書またはインターネット申込「出願情報入力」画面の1次免除申請欄に、免除申請の対象となる年度・季・会場コード(6桁)・受験番号(8桁)を記入する必要があります。1次試験を受験した際の結果通知書または受験票を大切に保管しておいてください。万一紛失された場合は、仏検受付センターまでお問い合せください。
    *前季・前々季の出願時に送付を希望された方を対象にお送りする願書には、あらかじめ当該項目が印刷されています。
  • 1次免除有資格者が、1次試験を受験した場合は、1次免除申請の有無にかかわらず、1次免除資格が無効となります。
  • 検定料の割引は一切ありません。
  • 1次試験免除者の2次試験受験票は1次試験結果通知と同日に発送します。
  • 【2020年度春季試験中止にともなう特別措置】2020年度春季の時点で有効であった1次試験免除の資格は、2020年度秋季に振替受験を利用されなかった場合に限り、2021年度春季(1級・2級・準2級)および秋季(準1級)まで延長されます。

2021年度秋学期 受講者募集のお知らせ

2021年度春学期からの継続受講に加えて、全コースで新規受講者を若干名募集します。
受講資格 をご確認のうえ、以下の要領でお手続きください。

秋学期  受講申込方法

【受講申込期間】2021年8月2日(月)~8月31日(火) まで

※締切後の申込も場合によって受け付けますのでご相談ください。

● 継続受講の方

上記期間内に 受講登録 を終えてください。

● 新規受講希望の方

申込書(word)をダウンロードし、必定事項をご記入のうえ、cours@apefdapf.orgまでメール添付でお送りください。折り返し受講対象クラス、入学テスト受験の要不要などをお知らせします。

wordフォーム 申込書(word)   pdf 申込書(pdf)

入学テストは下記の要領で実施します。

2021年度秋学期 入学テスト 実施要領

●日時: 2021年9月4日(土) 11:00開始 16:00 終了予定
  <筆記試験> 11:00~12:00 <面接> 14:00時より順次
●会場:オンライン
●受験料:3,300円(税込み)
  ※銀行振込(下記参照)による事前支払い
  ※いったん納入された受験料は一切ご返金いたしかねます

◎ 出願期間: 2021年8月2日(月)~8月31日(火)まで

<入学テスト受験料 振込先 >  
みずほ銀行  九段支店(店番号532) (普)1805436
(口座名義)公益財団法人 フランス語教育振興協会 教育口

※入学テストの免除について

  • 2008年秋季以降の仏検1級、準1級(および対応するDELF・DALF)取得者で、「通訳(準備科)」、「翻訳(基礎科・本科)」を希望される方は入学テスト免除になります。免除を希望される場合は、申込書をお送りいただく際に当該レベルの合格証書またはディプロムの写しを併せて提出してください。
  • 「通訳基礎科・本科」を希望する方への入学テスト免除はありません。

入学テストの結果はテスト実施後3日以内にメールでご連絡いたします。

入学テスト合格者およびテスト免除で受講決定の知らせを受けた方は 受講登録 にお進みください。

お問い合わせ

公益財団法人 フランス語教育振興協会
APEF青山フランス語プロフェショナルコース担当
〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F
TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157
E-mail: cours@apefdapf.org



2021年度秋季試験の開催について

公益財団法人フランス語教育振興協会では、昨季に引き続き新型コロナウイルス感染症への防止対策をとったうえで、2021年度試験の開催を準備しています。このページでは2021年度秋季試験の開催に関する情報を随時更新してお伝えします。(8月2日初掲、1月22日更新)

新型コロナウイルス感染等により2次試験を欠席される/された方へ(1/22掲載)

新型コロナウイルスに感染した/濃厚接触者に認定されたために試験を欠席された方は、医師・医療機関等の発行する診断書等の客観的な資料、あるいはそれに相当するものをご提示いただければ、オンラインでの追加試験や来季への振替を含めた対応を検討いたします。該当される方は 1月25日(火)正午12:00まで に仏検事務局までメールでご連絡ください。

新型コロナウイルス感染症対策について(8/2初掲、12/1更新)

仏検開催にあたっての感染症防止対策と来場される全ての方へのお願いを下記リンク先にてお知らせしています。受験される方は出願の前に必ず内容をご確認いただき、同意のうえご出願ください。なお、今後の状況によっては内容を更新する可能性もございますことをご了承ください。

「お願い」に記載された「ヘルスチェックシート」は、受験票の裏面に印刷されています。受験票が未着の方や、受験者にやむを得ず同伴される方は、下記のPDFファイルを印刷し、お名前をご記入ください。試験当日、来場前にヘルスチェックを行い、ご来場が可能な場合はチェックシートを会場にご持参ください。

pdf ヘルスチェックシート(12/1掲載・秋季2次試験向け)(pdfファイル)

試験日程と出願受付期間について(8/2初掲、9/14更新)

■ 試験日程:1次試験 11月21日(日)2次試験 2022年1月23日(日)
■ 出願期間:9月15日(水)~[願書郵送]10月20日(水)
              [インターネット]10月27日(水)

※受験地の調整のため、出願受付開始を例年より2週間遅らせています。
※当ホームページの 請求フォーム からお申し込みいただいた方には受験要項・願書を無料でお届けします。なお、ご請求の折には 9月8日付新着情報の「お詫びと訂正」 もあわせてご確認ください。
※要項・願書に印刷された感染対策や受験地に関する情報は今後変更される可能性があります。最新の情報を当ホームページにて随時ご確認ください。

国内会場の開催が中止された場合の対応について(8/2初掲、9/14更新)

日本国内で感染拡大の状況によって国や自治体、あるいは実施予定会場からの要請等が発出された場合には、一部もしくは全ての会場での開催中止を余儀なくされる可能性もございます。開催を中止した場合、出願された方には、返金ではなく次季試験への振り替えをご提案させていただく予定です。ご出願にあたってはこの点についてもご承知おきくださいますようお願い申し上げます。

国内会場での受験地と試験会場について(9/14初掲、11月10日更新)

受験地と試験会場は当ホームページ「 受験地/実施級・試験会場 」で随時お知らせいたします。
 【 開催決定 】草加(受験地コード111)、西宮(受験地コード282)
 【今季不開催】秋田、横浜、奈良、パリ
会場名は可能な範囲で公開させていただいておりますが、 各会場へのお問い合わせは絶対にご遠慮ください 。

◆ 1次試験 松江会場で4級を受験される方へ(11/10追記)
秋季1次試験松江会場は、4級のみ実施会場を「くにびきメッセ(島根県立産業交流会館)」に変更いたします。4級に出願された方には受験票と同封でご案内の書面をお送りしていますのでご確認ください。なお、4級以外の級はすべて予定どおり「松江テルサ」で実施いたします。

◆ 1次試験 沖縄会場で受験される全ての方へ(11/10追記)
沖縄会場の沖縄国際大学では独自の感染対策を取られています。くわしくは こちら をご覧ください。

2次面接試験のオンラインでの実施について(9/14初掲)

仏検実行委員会では、2021年度秋季試験の特例として、以下に該当する方を対象に、Zoomによるオンラインでの面接試験(準1級・2級・準2級)を提供することを検討しています。実施の可否は個別に検討のうえお知らせしますので、 ご希望の方は 出願の前に 仏検事務局までメールでご相談ください。なお、 ご相談の受付期間は9月15日(水)から10月14日(木)までの1ヶ月間 とし、それ以降はご対応いたしかねます。

(1) 2次試験実施日に日本国外に居住する(かつそのことを書面で証明できる)1次試験免除の有資格者もしくは1次試験合格後の2次試験オンライン受験希望者で、以下の条件のすべてを満たす方。

・仏検事務局が指定する試験実施日時(事前に告知した本試験日から変更される場合があります)に、身分証の提示による受験者の本人確認ができること
・適正な環境でオンライン面接試験が受けられるカメラ・マイクを備えたパソコン・タブレット等の機器(スマートフォンを除く)と、安定した通信環境を準備できること

(2) 日本国内に居住し、1次試験免除の有資格者もしくは1次試験合格後の2次試験オンライン受験希望者で、以下の条件のすべてを満たす方。

・居住する県で受験を希望する級の2次試験が開催されていないこと
・所属する企業・機関・大学・学校が県外への移動を禁じており、そのことを証明するものを出願時に提出できること
・仏検事務局が指定する試験実施日時(事前に告知した本試験日から変更される場合があります)に、身分証の提示による本人確認ができること
・適正な環境でオンライン面接試験が受けられるカメラ・マイクを備えたパソコン・タブレット等の機器(スマートフォンを除く)と、安定した通信環境を準備できること

1次試験免除について(8/2初掲)

以下に該当する方は、2021年度秋季試験に1次試験免除でご出願いただけます。

【準1級】
・2019年度秋季試験の1次試験に合格後、2次試験が不合格または2次試験を欠席し、2020年度秋季に出願されなかった方
・2020年度秋季で準1級の1次試験に合格後、2次試験が不合格または2次試験を欠席された方

【2級・準2級】
・2021年度春季で2級・準2級の1次試験に合格後、2次試験が不合格または2次試験を欠席された方

1次試験免除に必要な情報を紛失された方は仏検事務局までお問い合わせください。

パリ会場の開催中止について(8/2初掲)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響が続くなか、パリでの試験開催は実施およびその準備を安定的に行うことは依然として困難であると考えざるを得ません。誠に遺憾ながら パリ会場は2021年度秋季も開催を中止いたします 。どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、2022年度パリ会場の開催有無については2022年2月末頃に決定し次第お知らせいたします。

2次試験当日の緊急連絡先について

2021年1月24日の仏検2次試験当日の緊急連絡先を下記のとおり開設いたします。

【2次試験当日のお問い合わせ】仏検受付センター

TEL:03-5778-4073 
受付時間:2021年1月24日(日)9:00~16:00

※試験を欠席される場合、事前連絡は不要です。なお、欠席された方への最終結果通知の発行は行いません。
※今季を欠席され、次回試験を1次試験免除で出願される予定の方は、お手元の1次試験結果通知兼2次試験受験票を大切に保管しておいてください。

開講コース案内(2022年度)

2022年度 開講コース一覧

・2コース5クラスと精読講座を開講します。各コースは年間30回で開講しますが、春学期と秋学期の切替時にクラスの変更や新規受講が可能です。
・授業日は1期15回の授業を確保します。
・短期集中講座は全4回で開講します。

2022年度「通訳者養成コース(本科)」は、青山学院大学の施設とオンラインシステムZoomを使用し、フレキシブルな授業形態を目指す「*ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)」の形式で開講します。「翻訳コース」についてはZoomによるオンライン授業のみの開講となります。なお、今後の感染状況によっては、予定が変更となる場合がありますのでご承知おきください。

*ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)とは?
1つの授業を、対面方式とオンライン方式で同時に行う授業方法です。講師は対面で授業を行い、受講生は教室で授業に参加するか、リアルタイムで遠隔からオンライン授業に参加するかを選ぶことができます。教室で参加する方とオンラインで参加する方が、同じ授業を同じタイミングで受講し、相互にコミュニケーションが取れるシステムです。

 

通常講座

クラス曜日時間定員受講期間回数
通訳者養成コース
(準備科)
10:00~12:30
(2時間30分)
15名(春)4/9 ~ 7/23
(秋)9/17~1/21
30
通訳者養成コース
(基礎科)
19:00~21:00
(2時間)
15名(春)4/15~7/29
(秋)9/16~1/20
通訳者養成コース
(本科)
19:00~21:00
(2時間)
10名(春)4/12~7/26
(秋)9/20~1/17
翻訳コース
(基礎科)
19:00~21:00
(2時間)
8名(春)4/13~7/27
(秋)9/21~1/18
翻訳コース
(本科)
19:00~21:00
(2時間)
8名(春)4/15~7/29
(秋)9/16~1/20


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短期集中講座

クラス曜日時間定員受講期間回数
Le Mondeの経済記事精読10:00~12:00
(2時間)
15名第10回:2023年
2/4, 2/18, 3/4, 3/18
4
リモート同時通訳
ワークショップ
10:00~12:00
(2時間)
10名2/19, 2/26, 3/5, 3/124

 

コース・クラス紹介 

onglet_nivsup

本格的な通訳訓練を始める前の準備講座です。動画を使った通訳練習(仏→日)や、短文の翻訳練習(日→仏)を取り入れながら、関連する文法演習と派生する語彙の整理、聞き取り練習とフランス語らしい的確な表現力を養成し、通訳に必要な基礎を強化します。
◇ 春学期:オンライン(Zoom)授業のみ、秋学期:オンライン(Zoom)授業のみ

【受講レベルのめやす】 仏検2級~準1級・DELF B1~B2 

クラス担当講師曜日時間受講期間受講料
(半期)
通訳者養成コース(準備科)菊地歌子
Eliane Cloose
10:00~12:30
(2時間30分)
(春)4/9 ~ 7/23 
(秋)9/17~1/21 
¥144,375

・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。

onglet_interpretariat

ニュースや講演などを素材に仏日と日仏の両方向で逐次通訳の訓練を行います。要約練習、ノートテーキングやサイトトランスレーション、ゲストスピーカーを招いてのライブ通訳訓練を含みます。基礎科はエスコート通訳レベルをめざし、本科は会議通訳者をめざします。
◇ 「本科」
  春学期:ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)形式で開講します。
  秋学期:ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)形式8回、オンライン(Zoom)授業7回の予定。
◇ 「基礎科」春学期:オンライン(Zoom)授業のみ、秋学期:オンライン(Zoom)授業のみ

【受講レベルのめやす】 <基礎科> 仏検準1級・DELF B2以上 <本科> 仏検1級・DALF C1以上

クラス担当講師曜日時間受講期間受講料
(半期)
通訳者養成コース(基礎科)三浦信孝
Catherine Ancelot
宇都宮彰子
小林新樹
19:00~21:00
(2時間)
(春)4/15~7/29 
(秋)9/16~1/20 
¥115,500
通訳者養成コース(本科)19:00~21:00
(2時間)
(春)4/12~7/26 
(秋)9/20~1/17 
¥115,500

・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。

onglet_trad

新聞・雑誌の記事などを素材に仏日と日仏の両方向で基礎的な翻訳技術の訓練を行い、本科ではさらに高度な翻訳技術を磨きます。毎週課題翻訳を提出してもらい、次回講師が添削し模範訳例をつけて返却します。翻訳には文法と語彙の知識だけでなく広い教養と専門知識、調査能力が必要です。
◇ このコースはオンライン(Zoom)で開講します。

【受講レベルのめやす】 <基礎科> 仏検2級・DELF B1以上 <本科> 仏検準1級・DELF B2以上

クラス担当講師曜日時間受講期間受講料
(半期)
翻訳コース
(基礎科)
三浦信孝
Catherine Lemaitre
19:00~21:00
(2時間)
(春)4/13~7/27 
(秋)9/21~1/18 
¥115,500
翻訳コース
(本科)
永見文雄
Rodolphe Diot
19:00~21:00
(2時間)
(春)4/15~7/29 
(秋)9/16~1/20 
¥115,500

・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。

LeMonde

onglet_nivsup

通訳者・翻訳者を志す方のための短期集中講座です。本講座では「和訳する際、原文の趣旨が明確に掴めれば分り易い日本語にできる」という考え方に立ち、『ル・モンド』紙の経済記事をできるだけ具体的に理解することを目指します。講座内容の詳しい紹介は こちら をご覧ください。
◇ このコースはオンライン(Zoom)で開講します。

【受講レベルのめやす】 仏検準1級・DELF B2以上 

クラス担当講師曜日時間受講期間受講料
(全4回)
第10回小林新樹10:00~12:00
(2時間)
2023年
2/4, 2/18, 3/4, 3/18
¥20,370
・上記の授業料は教材費・税込み価格です。
・受講料の他に入学金は不要です
 
 


新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに、リモート通訳が急速に普及し、同時通訳市場は大きく様変わりしました。在宅通訳のリクエストが増え、訳出能力だけでなく、機材面での対応力も求められるようになっています。今、必要とされる同時通訳のスキルについて、日仏訳出と機材の両面からアプローチし、実践的なトレーニングを行うワークショップです。
講座内容の詳しい紹介は こちら をご覧ください。
◇ このコースはオンライン(Zoom)で開講します。

【受講レベルのめやす】 仏検1級・通訳実務経験3年以上 

クラス担当講師曜日時間受講期間受講料
(全4回)
リモート同時通訳ワークショップ小川カミーユ
宇都宮彰子
10:00~12:00
(2時間)
2/19, 2/26, 3/5, 3/12¥27,500
・準備セッションあり:希望者のみ、日時は応相談
・上記の授業料は教材費・税込み価格です。
・受講料の他に入学金は不要です。

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受講資格

【通訳者養成コース(準備科)】

・年齢制限はありません。

【通訳者養成コース(基礎科・本科)】【翻訳コース(基礎科・本科)】

・高校卒業以上または19歳以上の方に限ります。

【全コース共通】

・入学テストの合格者のみ受講が認められます。ただし一定の条件を満たす方には入学テストの免除制度があります。詳しくはお問い合わせください。
短期集中講座 には入学テストは不要です。
・学歴・職歴は問いません。
・日本語を母語としない方についても開かれていますが、入学テストで日本語能力をチェックします。
・障がいをお持ちの方や受講にあたって不安のある方は、 お申し込みの前に ご相談ください。できる限りの対応を検討いたしますが、状態によっては受講を控えていただく場合もございます。

受講に関する注意事項

<受講にあたって>
「受講上の注意」 を遵守してください。

<休講について>
・講師間の日程調整によって授業担当者を決めるので休講はありませんが、やむを得ない事情により休講があった場合は必ず補講します。
・休講・補講の連絡はメールでご案内いたします。
※補講を欠席されても、受講料の返金はいたしません。

<授業見学について>
事前連絡なく授業を見学することは認められません。ただし、前もってご相談いただければ可能な限りご対応いたします。

<個人情報の取扱について>
入学テスト出願および受講にあたって申込書に記入された個人情報は、 APEFの個人情報保護方針 に準じて取り扱います。

お問い合わせ

公益財団法人 フランス語教育振興協会
APEF青山フランス語プロフェショナルコ ース担当
〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F
TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157
E-mail: cours@apefdapf.org
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「仏検だより」を更新しました

「仏検だより」を更新しました。

新型コロナウイルス感染拡大による2020年度春季仏検の中止に伴い、年に2回先生方にお届けしているニュースレター「APEF通信」2020年9月号は発行がかないませんでした。
そのような中、お二人の先生がお寄せくださったエッセイを「WEB版仏検だより」として公開します。
ご寄稿いただいたお二方にこの場を借りて御礼申し上げます。


コロナ禍におけるカリタスの複言語教育
櫻木 千尋(カリタス女子中学高等学校 フランス語科主任)

Pouvoir, c’est vouloir !?-仏検が教えてくれたこと
工藤 貴子(弘前大学)

コロナ禍におけるカリタスの複言語教育  ~ 普遍的な愛( CARITAS )をもって人に尽くす人間を育てるために  Femmes pour les autres avec CARITAS ~

櫻木 千尋(カリタス女子中学高等学校 フランス語科主任)

人類の歴史的災厄といっても過言ではないコロナ禍によって、フランス語の学習環境や授業スタイルが大きく変わった方も少なくないのではないでしょうか?

私が勤務するカリタス女子中学高等学校でも、「生徒たちの命を守り生徒の学びを確保する」ため4月にオンライン授業がスタートしました。本校のオンライン授業の取り組みは、サンデー毎日(9月15日発売、毎日新聞出版)の首都圏おすすめ私立中学ランキングの記事において「学習塾の塾長や教室長が選ぶ中高一貫校 オンライン授業で高評価だった学校」で3位に選ばれました。この度、仏検だよりの執筆の機会に感謝しつつ、コロナ禍における本校の取り組みについてご紹介させていただきたいと思います。

カリタスの複言語教育

3人のシスター 本校は神奈川県川崎市にある唯一のカトリックの女子校で、2020 年で創立 60 周年を迎えました。カナダで初の聖人である聖マルグリット・デュービルが創立した「カリタス修道女会」が、戦後日本の社会的緊急課題であった学校教育の充実に応えるために日本へシスターを派遣し、カリタス学園が創立されました。「CARITAS」とは、ラテン語で「愛」を意味します。

創立当初より、英語とフランス語の複言語教育が行われています。中学では、フランス語を週に2コマ(1コマ45分)必修です。高校では、大学受験をする言語を英語かフランス語か選択し、もう一方を第二外国語として学習できます。「中学で複数の外国語を学び、高校進学時に大学受験をする外国語を選ぶことができる」カリキュラムを持つ日本でも珍しい学校の1つです。

オンライン授業開始に向けた怒涛の3週間

3月下旬、教員に召集がかかり、オンライン授業に必要なツール (zoom、Google classroom、Loilonote、Teams) のチェックとzoomの練習がスタートしました。そして4月1日に全生徒に向けオンライン授業開始を発表し、4月3日 〜 5日に全家庭と接続テストを実施、全授業の zoom ID とパスワードを発表、4 月 8 日に教科書と副教材を全生徒に配送し、4月10日から36時間(1日6時間 × 6日間)の試行期間が始まりました。生徒アンケートの結果をもとに、全教員で効果的だった授業のアイディアをシェアし、生徒の負担軽減策(授業時間を5分短縮、休憩を増やすなど)を話し合いました。

オンライン授業でも一人ひとりを大切に

フットサル部の体幹トレーニング

4月21日からは、通常時間割で全科目オンライン授業となりました。「一人ひとりを大切に」という本校の精神のもと、動画配信ではなく双方向的な授業にこだわって進められました。3週目に入り、各教員がチャット機能やブレイクアウトルーム機能を利用し様々な工夫がされていきました。非常勤の先生も含めた Teams を使った情報交換は、オンライン授業力向上に役立ちました。「先生も頑張っているから、私たちも頑張らなくちゃ」「授業が受けられるということがこんなに嬉しくて有り難いことだったんだ!」といった生徒からの声は、我々教員にとって大きな励みとなりました。

本校が大切にしている毎日の「お祈り」もオンラインで行われました。生徒たちは、祈りの時間を通して、医療従事者、この困難に苦しむ人々に心を寄せ、この状況下で自分に与えられた学びのチャンスに感謝し日々をより良く過ごそうとしていました。6月からはオンラインによるクラブ、委員会、奉仕活動、質問会、講習、図書館(蔵書オンライン検索、郵送貸し出し)が再開し、7月からは時差・分散登校開始、8月にはオンラインで夏期講習、留学プログラム、学校説明会が行われました。8月27日から通常登校が再開され、今に至ります。先日の台風の際は、オンライン授業に急遽切り替えました。いつでもすぐにオンライン授業に切り替える準備が出来るよう備えています。

オンラインでできた絆

本校は教科教室型の校舎で、生徒は毎時間移動して授業を受けます。中1にとっては、大きい校舎はまるで迷路のようです。例年、生徒を連れて校舎案内をするのですが、今年はオンラインで実施されました。

毎日の終礼では、生徒たちの強い希望で、お気に入りのものを紹介して質問し合う Show and tell や、積み木自己紹介(お寿司の好きなあやかです、お寿司の好きなあやかの隣の K-pop が好きな千尋です、と記憶しながら自己紹介を加えていくゲーム)やマジカルバナナ、リアルしりとり(リアルなものを画面に映すしりとり)などを行いました。7月の初登校時、「やっと会えたね!」と微笑み合う生徒の笑顔から、オンラインでの様々な交流を通じて、目には見えませんが、確かな「つながり」ができていることを実感しました。

コロナ禍でも普段の学びをとめない工夫

本校は4年前から文部科学省委託事業「グローバル化に対応した外国語教育推進事業」のフランス語の拠点校に指定され、慶應義塾大学外国語センター、中・韓・西・独の先生と共に「新学習指導要領を踏まえた学習指導案の作成とパフォーマンス評価を取り入れた授業づくり」の研究をしています。2020年の新学習指導要領改定を見据えてCEFR準拠のテキスト ( Adosphère / Hachette ) に変えて6年目、オンライン授業でも「読む、書く、聞く、話す」4技能5領域をバランスよく伸ばすカリキュラムを続けました。Smart Note book による音声を組み込んだ教材を画面共有し、音声や映像を駆使し可能な限りインタラクティブな授業を心掛けました。夏休みには、例年通り「学習している言葉が話されている様々な国や地域の多様な暮らしや文化を知り、自分の世界を広げるための課題」を Loilonote でオンライン提出としました。Google Form で「フランス語を学習する意味」を問うと「世界と自分を繋ぐ英語とは違う一歩である」「いろんな言語に触れることに意味があると思う」などの意見が見られました。

オンラインによる仏検・DELF対策講座、フランス語講座

本校は仏検の準会場となっています。今年度は、仏検対策直前講座 (3級、4級)、DELF A1、A2講座、復習講座、漫画やシャンソンで学ぶフランス語など全ての講座が全てオンライン実施です。また、iPad を導入した中学生用の仏検対策 Web 問題も配信しています。受験は義務にしていませんが、白水社の「ふらんす夏休み学習号 仏検5級模擬試験 2020」の無料採点に参加した者はその挑戦を評価しています。2016年には文部科学大臣賞団体賞をいただきました。仏検は、普段の学習や留学の成果を確かめ学習意欲を高めるきっかけとなっています。今後、大学入試における外部検定試験に認められることを願っています。

オンラインで発表の場や交流の機会を確保

外国語発表会 ( The Bilingual Entertainment / Le Divertissement bilingue ) は、40回目を迎える本校の伝統行事です。全生徒が、英語とフランス語で学年ごと、グループごとに特色あるパフォーマンスを披露します。今年度は2021年1月にオンラインでの実施となります。

39回目を迎えるフランス語フェスティヴァル(フランス語を第一外国語として履修可能な学校(雙葉、聖ドミニコ、カリタス、白百合、暁星)による中高フランス語教育連絡協議会が主催)も、教員と生徒による zoom 会議や SLACK による生徒交流を通じて11月のオンライン実施に向けて、準備を進めています。

オンライン発表会 第4回 高校生日本語プレゼンテーション に参加

全日本高校生プレゼンテーションコンクール(主催:国際交流基金パリ日本文化会館 共催:APEF)において、本校の生徒3名(久保、菅原、北川:仏語選択)が最優秀賞に選ばれました。審査員の方から、咄嗟の判断と日々の学習の成果が如実に出るフランス語による質疑応答の力を高く評価していただけたことはとても励みとなりました。

残念ながら日本代表として渡仏は叶いませんでしたが、オンライン発表会に参加できました。改めてパリ日本文化会館と APEF の皆様に感謝いたします。また、ENA や Lyon 政治学院で研修され、外交の現場で活躍されている外務省のスペシャリストの方がフランス語の特別レッスンをしてくださいました。国際平和や教育、演劇に興味を持つ3名にとって自分たちのキャリアを真剣に考える刺激的で貴重な体験となりました。ここでの学びは3人のこれからに大きく関わっていくことと思います。

「デラシネの画家 藤田嗣治のエスプリに学ぶ」



急速に進んだ ICT 化を振り返って

急速に進んだ ICT 化により、授業研究に一番時間をかけることができたこと、Teams によって非常勤と専任の繋がりが強くなり同僚性が増したこと、教科横断的な交流が促進したこと、ライフワークバランスが取れたことは良い点でした。一方、オンライン授業は、対面授業よりも自立した学習習慣の有無によって学力の二極化が進みます。生徒の学習のフォロー体制を強化しながら、ニューノーマルな時代に則した授業力を高めていくことが今後の課題だと感じています。

予測不能な社会を生き抜くための人間力が求められている時代、教員も失敗を恐れず前へ進んできました。その姿を通して、生徒が何かを感じ、自らの学びに活かしていってくれたら嬉しく思います。

多様な価値に対する寛容な心を持つ社会の担い手を育むために

私は、言語は世界を見る窓であると考えています。一か所しか窓がない部屋から見える景色は一つ、しかし、窓をもう一か所作れば、もう一つ別の景色を見ることができます。英語に加えてもう一つの言語を学び世界を見る窓を増やしていけば、様々な物の見方があることがわかり、多様な考え方が身につくでしょう。外国語を学習することで、一人ひとりが程度の差こそあれ、複数の言語を身につけ、言語も文化も異なる他者を尊重する寛容な心や「複言語」力を身につけて行くことを願っています。そのような社会の担い手を育成していくことは、外国語を教える教員の大切な使命ではないでしょうか。

また私は、中等教育の現場で、英語以外の外国語を自分の第一外国語として選ぶことができるという「選択の多様性」も非常に貴重なものであると感じています。高校時代に英語圏とは異なるフランス語を第一外国語として深く学び、異なる物の見方を得た高校生の数は多くはありませんが存在しており、貴重な多様性だと考えています。高校時代に習得した言語能力は、必ず英語や他の外国語にも活かされていきます。彼らが高等教育でさらなる専門性を高め、その多様性が豊かな世界を作っていくことに繋がっていくことを願っています。外国語教育を通して、多様な価値に対する寛容な心を持つ社会改革の担い手となる人材の育成に貢献していけたらこれほど嬉しいことはありません。

在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本賞















2020年度秋季試験の開催について

公益財団法人フランス語教育振興協会では、2020年度秋季試験は、新型コロナウイルス感染症への防止対策をとったうえで、1次試験11月15日(日)、2次試験2021年1月24日(日)の開催を前提とした準備を進めています。実施内容は「 受験案内 」の各ページをご参照ください。このページでは開催に関する情報を随時更新してお伝えします。(8月18日初掲、2021/1/6更新)

新型コロナウイルス感染症対策について(8/18初掲、2021/1/6更新)

仏検開催にあたっての最新の感染症防止対策は「 新型コロナウイルス感染症対策についてのお願いとご案内(11月4日更新版) 」でご案内しています。受験される方は出願の前に必ず内容をご確認ください。

「お願い」に記載された「ヘルスチェックシート」は、受験票の裏面に印刷されています。受験票が未着の方や、受験者にやむを得ず同伴される方は、下記のPDFファイルを印刷し、お名前をご記入ください。試験当日、来場前にヘルスチェックを行い、ご来場が可能な場合はチェックシートを会場にご持参ください。※2021年1月6日より、2次試験会場用のチェックシートを公開しています。

pdf ヘルスチェックシート(pdfファイル)

1次試験会場での収容人員制限と抽選の可能性について(9/14初掲、10月23日更新)

出願受付開始当初より収容人員超過時の抽選の可能性についてご案内してまいりましたが、10月21日の出願受付終了後に集計を行った結果、今季は抽選の必要はなく、ご出願いただいた全ての方に受験機会を提供できることとなりました。ご出願いただいた皆さまへの受験票は11月4日(水)に発送いたします。なお、出願期間終了後の1次試験受験地のご変更や追加のお申込みには一切ご対応いたしかねます。

国内会場での受験地と試験会場について(9/30更新)

全国各地の関係者の協力のもと、開催に向けて力を尽くしておりますが、まことに遺憾ながら、不開催が決定した受験地もございます。最新の情報は当ホームページ「 受験地/実施級・試験会場 」でご確認ください。9月30日の時点で開催の見通しが定まった会場名の掲載を開始しました。以後は定まり次第随時更新いたします。

2次面接試験のオンラインでの実施について(9/14初掲・10/23更新)

仏検実行委員会では、2020年度秋季試験の特例として、以下に該当する方を対象に、Zoomによるオンラインでの面接試験(1級・準1級・2級・準2級)を提供することを検討しています。実施の可否は個別に検討のうえお知らせしますので、ご希望の方は出願の前に仏検事務局までメールでご相談ください。なお、ご相談の受付期限は願書郵送締切日(10月14日)とし、それ以降はご対応いたしかねます。【10月23日追記】本件のご相談の受付は終了しました。

(1) 日本国外に居住する(かつそのことを書面で証明できる)1次試験免除の有資格者で、以下の条件のすべてを満たす方。

・仏検事務局が指定する試験実施日時に、身分証の提示による受験者の本人確認ができること
・適正な環境でオンライン面接試験が受けられるパソコン等の機器と、安定した通信環境を準備できること

(2) 日本国内に居住し、1次試験免除の有資格者もしくは1次試験合格後に2次試験のオンライン受験を希望し、以下の条件のすべてを満たす方。

・居住する県で受験を希望する級の2次試験が開催されていないこと
・所属する企業・機関・大学・学校が県外への移動を禁じており、そのことを証明する書類を出願時に提出できること
・仏検事務局が指定する試験実施日時に、身分証の提示による本人確認ができること
・適正な環境でオンライン面接試験が受けられるパソコン等の機器と、安定した通信環境を準備できること

2020年度春季試験中止にともなう振替受験対象者の皆さまへ(8/18初掲)

振替受験のご案内 」(6月9日公開)を今いちどご確認ください。今季の出願受付開始日が当初お知らせした日程から9月15日に変更となりましたことをお詫び申し上げます。6月9日に個別にお送りした振替コードのご案内が未着の方は仏検事務局までお問い合わせください。

2019年度春季1次試験大阪会場の中止にともなう振替受験対象者の皆さまへ(9/4追記)

2020年3月20付で皆さまにお送りした書面において、2019年7月に発行した「受験クーポン」の有効期限を2020年度秋季の出願受付最終日まで延長する旨お知らせしておりましたが、現在の状況に鑑み 「受験クーポン」の有効期限を2021年度春季の出願受付完了日まで再延長いたします。 クーポンを紛失された方は仏検事務局までお問い合わせください。
 今回の決定により、皆さまがお持ちの「受験クーポン」は、上記の2020年度春季試験中止にともなう振替受験対象者が所有する「振替コード」と同等の価値を有することとなります。したがって今後は「2020年度春季試験中止にともなう振替対象者」への各種ご案内を、「振替コード」を「受験クーポン」に読み替えることで、皆さまへのご案内を兼ねるものとしてご参照いただけますようお願い申し上げます。

国内会場の開催が中止された場合の対応について(8/18初掲)

今後、感染拡大の状況によって国や自治体からの要請等が発令された場合には一部もしくは全ての会場での開催中止を余儀なくされる可能性もございます。開催を中止した場合、出願された方には、返金ではなく2021年度春季・秋季いずれかの試験への振り替えをご提案させていただく予定です。ご出願にあたってはこの点についてもご承知おきくださいますようお願い申し上げます。

パリ会場の開催中止について(8/18初掲)

新型コロナウイルス感染症拡大の影響が各所に及ぶなか、パリでの試験開催は、実施およびその準備を安定的に行うことが依然として困難であると考えざるを得ず、誠に遺憾ながら パリ会場は秋季試験も開催を中止いたします 。どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます。

出願受付開始日の変更について(8/18初掲)

受験地の調整のため、 秋季試験の出願期間は予定から開始を2週間遅らせ、 9月15日(火)に申込受付を開始 します 。従来8月下旬にお届けしている要項・願書やポスター等は9月10日前後の発送を予定してします。ただし、要項・願書に印刷された情報は今後変更される可能性があります。最新の情報を当ホームページにて随時ご確認ください。

2020年度 年末年始の休業期間についてのお知らせ

公益財団法人フランス語教育振興協会は、2020年12月26日(土)より新年1月5日(火)までを休業期間とさせていただきます。

仏検・翻訳・教育の各業務についてのご依頼・お問い合わせは1月6日(水)以降のご対応となりますことを予めご了承ください。

ご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

公式ガイドブック 正誤表アーカイブ

『仏検公式ガイドブック』に誤植・誤りがありました。
謹んでお詫びを申し上げ、訂正いたします。

仏検公式ガイドブック 正誤表

2024年度版

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2022年度版

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2020年刊行 セレクション

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2020年度版

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2019年度版

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2018年度版

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2017年度版

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2016年度版

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2014年度版

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2013年度版

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Pouvoir, c’est vouloir !?-仏検が教えてくれたこと

工藤 貴子(弘前大学)

4月下旬、2020年度春季試験中止を知って真っ先に思い浮かんだのは、これまで教師として、仏検試験監督として出会ってきた数多くの学習者の皆さんのことです。今年1月の最終授業が終わり「春になったら仏検を受けたい」と笑顔で教室を後にした学生、「仏検って本当にエキサイティングな機会ですね!」と興奮気味に語っていた女性、すでに1級に合格しながらその実力を維持するため毎回受験している男性、いまどんな思いでいるだろうか、と。

青森県弘前市は人口17万弱の地方都市ですが、弘前大学を会場として毎年仏検が実施され、車で約1時間の県庁所在地・青森市も含めて近隣の市町村からフランス語学習者が腕試しに集結します。人数はただし、こじんまりとしたものゆえ、人様の顔を覚えるのが得意な私は、二度目には「あ、どうも!」なんて声を掛けてしまうほどアットホームな(と自分では思っている)会場です。同じ級に何年もチャレンジし続ける受験生の方とはお互い「エヘヘ」と笑い合う仲。あっちはもしやバツの悪い「エヘヘ」なのかもしれませんが、こっちのそれは正真正銘、親愛と尊敬を存分に表明したもの。試験終了後、廊下で一人答え合わせをする姿や、同じ級を受けた受験者同士が連絡先を交換している場面に遭遇すると、フランス語への深く一途な情熱に毎回胸が詰まり、魂が洗われるような思いをしています。

こんな気持ち、前にも経験したことがある。同じ仏文専攻の同期や後輩がせっせと仏検の願書を書くのを眺めていたあの時。ボリス・ヴィアン、ドビュッシー、澁澤龍彦が好きだからというそれぞれに真っ当な理由でこの仏文コースにいる人たち。ほかにも美術部員、語学の天才、オシャレ番長。学生研究室に堂々と居並ぶ彼らに混じり、自分がここにいるのはまさに「魔が差した」としか言いようがなく、今風に言うなら「コレジャナイ感」。友人たちの果敢なチャレンジを眩しく見つめつつも、劣等感に襲われて一歩も動けなかったあの頃でした。

そんな私を前に、先生はおっしゃった:「アナタの場合、2級取らなきゃ卒業させないよ」

なぬ?
まずい。
そりゃーまずい。
こうなりゃさっさと合格し、とっととフランス語におさらばだ。


かくして私の仏検対策は始まりました。やおら対策クラスに顔を出す。下級生の目が注がれる中、ご指名を受けて黒板の前でひとりディクテする。緊張のあまり耳も気も遠くなり、録音がよく聞こえない。見学に来ていたフランス人留学生が見かねて「ドゥゼル、タカコ!」と助け舟を出してくれますが、それが« deux L »のことだと気づくのにいったいどれだけの時間をロスしたことか。また、別の回ではディクテしながらみなクスクス笑っている。なんとなれば、この時の教材は笑い話。恥ずかしくて顔を上げられず、自分以外に笑えなかった人があの場にいたかどうかは今もって謎。

これほどの劣等感からどうやって逃げようか。でも逃げたら卒業できないし…。バース、掛布、岡田にツーアウトから3連続バックスクリーン本塁打浴びた槙原もまだ現役続行してるもんな(わかりにくい喩えその①。※平成生まれの方は「伝説のバックスクリーン3連発」で検索☝S.V.P. ! )。でもじんましんかゆい…。

こうした堂々巡りの合間を縫って、ひたすらに問題をこなす。そう、得手不得手を考える暇も好き嫌いを思う間もなく、ただ無心でフランス語の音に向かううち、先生が常々おっしゃっていた発音とつづり字の規則性や美しいとさえ感じる明晰な文法体系、それを骨組みにして展開される文章の論理性が、実感としてある日突然胸の中にストンと落ちた。猛吹雪の帰路、正面から顔を叩く雪と風に抗って無心に歩を進め、ふと我に返って見上げると、空にはいつの間にか瞬く星が一面に広がっていた…時のような開放感に、仏検の経験はとてもよく似ています。(わかりにくい喩えその②。※コロナ終息後はぜひ真冬の弘前へ!)

この時、私自身も何かから解放されたのでしょう。俄然フランス語が楽しくなり、あれだけさっさと足を洗おうとしていたこの言語との付き合いがいまだに続いているのだから、人生とは本当に不思議です。さまざまなコンプレックスから逃れるには結局のところ、それに真正面から向き合うしか方法がなく、突破口はそこにこそ見出せるものだと信じるようになりました。仏検を通して、私は自分なりの人生の歩き方まで見つけたと言ったら言い過ぎでしょうか。


 « Vouloir, c’est pouvoir. »という表現があります。留学したい、フランス語を使って働きたい、あの小説を原書で読みたい、あのサッカー選手のインタヴューがわかるようになりたいなど、フランス語やフランスへの「望み」を原動力に猛勉強を重ね、それを通してフランス語で「できる」ことがどんどん増えてゆく。フランス語教育振興協会HP「合格者の声」https://apefdapf.org/voixには、そうした方々のポジティブな体験談が数多く寄せられていて勇気づけられます。

しかし、苦手意識を乗り越えて「できる」ようになったことをきっかけに、今後フランス語を使って挑戦したい「望み」を語る人にも、私は強いシンパシーを覚えます。「選択必修なんで」「消去法で」と初回授業で不安そうに座っていた学生の目に徐々に生気が宿り、学期末にはオススメ参考書や留学、そして仏検の相談に来る学生を数多く見守っていると、拙文のタイトルとした« Pouvoir, c’est vouloir !? »もあながち間違いでもないかという気もしてきます。

自分には少し遠いかもしれない目的地を設定した時、不安や力不足を感じることは誰にでも起こることです。しかし、その距離を走破「できる」時、新しく「したい」ことが生まれる。これを繰り返しながら目の前の風景は次々と更新され、学ぶ喜びはいつまでも尽きることがありません。道の向こうのまだ知らない景色は、実はまだ会ったことのない新しい私たち自身なのです。


本学では2017年度以降、英語以外の外国語が選択必修から自由単位扱いとなったこともあり、履修者数はかつての1/3程度にまで減少しています。かろうじて人文社会科学部の学生には専門課程でフランス語実習を履修する道が残され、ここでフランス語の知識や運用能力を向上させ、協定校のボルドー・モンテーニュ大学へ留学する学生も毎年出ています。しかし、こうした全学的な制度変更によって他学部の多くの学生が新しい言語との出会いを逸しているとすれば、その言語を通して「できる」ことも減り、その後見つけるかもしれない「したい」ことにもたどり着けません。

一方、市民の立場で見れば、組織立ったフランス語学校のない弘前では独学を余儀なくされる人も多く、この状況を憂慮したある同僚はフランス人留学生と市民・学生を繋ぐフランス語レッスンを文字通りの手弁当で始めています。本学は弘前にいながらにして世界へと開かれうる機会を広く市民にも提供する、最後の砦であり続けなければならないという一心からです。

そして2014年からは人文社会科学部の学生有志が中心となって「弘前×フランス」プロジェクトを立ち上げ、中心商店街活性化とともにフランス文化の紹介や国際交流・多世代交流の場を設けるイベント”Fête Française à Hirosaki~フランス日和”を毎年9月に行っています。フランス風マルシェが立つ広場でフランス語話者をゲストに招いたトークショー、フランス語と津軽弁による詩の朗読、弘前ペタンク協会のご協力を得たペタンク体験コーナーなど、弘前にフランス文化を掛けた新しい魅力を届けたいという想いは徐々に市民の皆さんに浸透し、来場者数も年々増加しています。また、サポートに入ってくださった神戸大学、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス、宮城学院女子大学、大阪産業大学、近畿大学の教員学生有志の皆さんとのディスカッションを通してこの活動への新たなヒントを得、学生自身の内面にも掛け算現象が起きていることでしょう。

vouloir とpouvoir は自転車のペダルのようなもので、片方が動けばもう片方も自然に動き出し、それを踏む私たちはぐんぐんスピードを上げて進みます。この二つの動詞の間にあるものの一つが仏検や大学であることを、私は自分自身の経験や仏検会場で出会った皆さん、そしてネットで目にする学習者の方々の声から実感します。そしてそこには、学ぶ人の数だけかけがえのない物語やフランス語への想いがあることも知りました。それらを大切に抱きつつ、仲間を求めて人が集まって来る広場のような場所であること、それが仏検や大学の役目ではないでしょうか。


思いもよらない仏検中止の知らせから半年。不確定な未来を想像したり憂いたりしながら、この期間もずっと仏検を目標にしてきた学習者の皆さんに、私が初めてディクテで20点満点の19点をもらった答案に恩師が記した言葉をそのまま、尊敬とエールを込めて最後に贈ります:「自信と希望を持って、これからも地道な努力を続けてください。地味な努力を続けられる力こそ、真の才能なのですから」。

 

 

受験票を発送しました

11月15日開催の2020年度秋季1次試験の受験票は11月4日(水)夕刻に都内郵便局より投函いたしました。未着のお問い合わせは11月10日(火)より承ります。

受験票の発送にともない、秋季試験の実施における新型コロナウイルス感染症防止対策を更新しました。受験者の皆さまにおかれましては、ご来場の前にかならず「秋季試験開催について」のページ、とりわけ「新型コロナウイルス感染症対策についてのお願いとご案内(11月4日更新版)」をご確認いただけますようお願い申しあげます。

「Le Jour du prof de français」インタビューへの参加募集について

フランス大使館文化部より、11月26日にオンラインで開催される「Le Jour du prof de français」の企画として、フランス語の遠隔授業に関するインタビューへの参加の呼びかけが届きました。オンラインでのインタビューは10月12日~23日にZoomで実施されるとのことです(所要時間15分程度)。フランス語を教える先生方でご関心がおありの方は、実施要領をご確認のうえ、直接ご担当までご連絡ください。

フランス語学習から広がる楽しさとは

2018年春季4級・5級併願合格
尾崎 水由羽
学生(福山市立大学)・広島県

私は、小さい頃にテレビで見たフランスの景色や文化に憧れを抱き、いつか訪れてみたいと思っていました。大学では、第二外国語としてフランス語を約1年間学習しました。フランス語は、発音が難しく文法も英語より複雑になり習得は容易ではありませんでしたが、コミュニケーション中心の授業であり、フランス文化(歌、食、慣習等)に触れる体験も織り込まれていました。そのため、現地に行き実際に経験したいという具体的なイメージが、私の中でどんどん膨らんでいきました。

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福山市立大学では、フランス研修が実施されており、提携大学(L’UNIVERSITE PARIS EST CRETEIL:UPEC)との交流や平和教育活動等を行っていることを知りました。実際にフランスに行ってみたいという思いはもちろん、幼児から大学院生や先生方のような様々な年代の人と交流できるプログラムに魅力を感じ、フランス語学習の成果を試してみたいと思い、参加を決めました。このプログラムでは、訪問する教育機関・図書館で、「被爆アオギリ物語 そばにいるよ~いっしょにあるいていこう~」という紙芝居のフランス語公演や折り鶴をつくる活動等を行います。そこで、現地で自分の思いを表現し相手の思いを受け止めるコミュニケーション力向上と実用的フランス語のレベルアップを目指し、仏検受験を決めました。授業以外でもフランス語担当の先生と学内で会うとフランス語で会話をするようにし、語彙を増やすためには関連する語句をまとめて覚えるように意識しました。また、友人と勉強会を開催し、フランス語への反応力を高めるため、互いに質疑応答を繰り返しました。

2018年春、仏検5級と4級を両方合格し、その後参加したフランス研修では、仏検に向けて培った力に加え、ジェスチャー等あらゆる身体表現を駆使して交流活動に必死に取り組みました。私が話す言葉が通じ、意思疎通ができたときは本当に嬉しかったです。何より、自分で本物に触れ、体験することが大切だということを痛感しました。フランス語を学習することで、他の言語を話す世界の様々な人と繋がりを持つことができることを実感し、新しい友達ともっと仲良くなるために、もっと話せるようになりたいとさらに大きな展望を持つことができました。

私は現在、小学校教員を目指しています。フランス語学習を通して得た学びを生かして、子どもたちが、言語学習の先にある楽しさや人と繋がる豊かさを実感できるような授業を実践したいと考えています。そのために、私自身も学び続け、「学ぶことって楽しい!」という気持ちを子どもたちとともに感じながら成長していきたいです。

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キャリア形成に役立ったフランス語

2005年春季2級合格
三浦 貴顕
UNHCR職員・コンゴ民主共和国

言語の習得って、大変ですよね。覚えられない、理解できない、話せない、と何だか挫折するためにわざわざ勉強をしているような気になります。しかし、細々と勉強を続けていたことが後に国際協力の仕事を得ることに役立った、という経験をお伝えしたいと思います。

私は大学の第二外国語としてフランス語を学びましたが、大学二年生の後期、フランス語の先生に「あなたは何の上に座っていますか?」とフランス語で聞かれ、いす( chaise )という基礎単語を知らずに答えられなかったので、恥ずかしい思いをしたことを20年近く経った今でもはっきりと覚えています。

皆さんの学習のモチベーションは何でしょうか。私の場合は旅行でした。大学の休みにモロッコやチュニジアの田舎を旅行して、乏しいフランス語力を可能な限り使うと、格段に旅行の楽しみが増えることが分かりました。ごく限られた言い回しと、数字と疑問文くらい使えれば、旅行には多少役立つので、旅行は手軽に学習の成果を感じられる方法だと思います。

もう一つのモチベーションは資格取得でした。就活準備等のために資格を取ろうと思い、大学3年生の時に仏検二級に合格しました。これはむしろこの文章を読まれない方にお伝えしたいことですが、仏検というマイルストーンがあったおかげで、フランス語の勉強にも積極的に取り組め、また客観的に自分の実力を確認できました。

フランス語は、国際協力に興味のある方にはとても重要な言語です。特にアフリカの仏語圏での仕事にはフランス語能力が必須です。私が国際協力の仕事のきっかけを得たのは、アフリカのコンゴ民主共和国の日本大使館で働く、外務省の専門調査員という仕事に応募した時のことですが、そのポストではフランス語力が重要な選考基準であるため、仏検取得等を通じて細々とフランス語の勉強を続けていなければ、開くことのできなかった扉だったと思います。その後、国際協力の仕事を続けることができ、今は再びコンゴ民主共和国のキンシャサで、国連難民高等弁務官事務所( UNHCR )の職員として難民や国内避難民の支援を実施しています。

業務で使えるレベルのフランス語力を持っている人は、日本ではもちろんのこと、世界全体でもある程度限られます。国際協力の分野では数年ごとに転職し続けることも多いのですが、フランス語ができることで、その後のキャリア形成を多少なりとも有利に進めることができたと思います。仕事をしながら新しい言語をゼロから習得するのはとても難しいので、仏検をマイルストーンにしながらフランス語を大学の時にやっておいてよかった、と思っています。

 

 

語学と言語学の間で右往左往する

2019年秋季準2級合格
宮腰 駿
学生(筑波大学)・千葉県

私は大学で言語学 (仏語学) を専攻している。高校時代にフランスのアルザスで話されているアルザス語という地域言語に興味を持ち、大学では言語学を学ぶことにした。最初から「諸言語の中のフランス語」という認識だったため、割と「遠回り」してフランス語に出会った。そして大学に入ってからフランス語とドイツ語を勉強し始めた。

大雑把にいえば私とフランス語の関わりは2種類に分けることができる。

1つ目は勉強や研究を行うための言語としての関わりである。仏語学やフランスの地域言語のことを勉強・研究しようとすれば、フランス語を学ぶ必要がある。まず大学のフランス語の授業で真面目に勉強するようにした。特に毎週課されるディクテには力を入れていた。また専門の勉強の中でもフランス語に頻繁に触れてきた。今から思えば無茶なことだが、1年生の後半にはフランス語で書かれた論文 (単純未来と近接未来に関する論文だったと記憶している) を頭に「???」を浮かべながら読んでいた。とにかく私の勉強の大半は辞書・文法書を「ひきまくり」ながらフランス語の文献を読んでいくことであり、それは今も変わっていない。このよう勉強法は遠回りなのかもしれないが、私の語学的なフランス語の力のほとんどはこのような地味な勉強で身についたと思っている。2年次の仏検受験も上述のような関わりの1つである。

2つ目は言語学の研究対象としての関わりである。言語学的な視線をフランス語に向けると、例えば「フランス語の動詞にはいろいろ時制とか叙法があるけどこれをまとめて説明する方法はないかな?」や「多義語の色々な意味の背後にはどういうシステムが働いているのかな?」というような問題がすぐに思い浮かぶ。また「日本語の『も』や『だけ』ってフランス語にするとなんだ?こういう表現はどうやったら特定できるんだ?」のような言語をまたいだ問題もあるだろう。語学とは違い、言語学では辞書・文法書・論文のなかでこれまで言われてきたことを自明視せずに徹底的に疑うことが必要になる。しかし、語学と言語学の間にはもちろん結びつきがある。語学を学ぶ中で学習者は日常的に様々な謎に出会う。私は作文をしていて「ここは定冠詞じゃダメよ!」と言われてきょとんとしてしまったことがある。そしてこういうことは人に理由を聞いてもよくわからないことが多い。こういう謎を解決するために言語学の知恵 (例えば、冠詞論の研究) を借りてくるのは、遠回りのようで案外、最短距離なのかもしれないと私は考えている。自分が予想していたよりもはやくフランス語学習がすすんだのも、言語学的な知識のおかげだと思っている。だから、おすすめの学習法を問われれば、私は無責任に「語学と言語学の間で右往左往することだ!」と答えるだろう。

私の関心のあるテーマは①フランス語副詞論と②フランスの言語政策と地域言語で、2020年の9月から予定していた初めてのフランス留学では専門的にこのテーマに関しての学びと語学学習を深める予定だった。しかし、コロナウイルスの影響で留学はできなくなった。だが、こういうときだからこそ地道に勉強して力をたくわえることが必要だと気持ちを切り替えている。最近はほとんど経験のなかったフランス語での会話にも関心を持つようにしている。まだまだフランス語についてわからないことの方が多い。そして、毎日のように「この文がうまく解釈できんな...あ、これはそういうことか!いや違うんじゃないか。うーん」と悩んでいる。仏検の合格と賞の受賞はゴールではないのでこれからもフランス語の海に溺れながら努力したいと思う。

 

 

絵の中から聞こえてくる

2019年秋季2級合格
津上 千春
学生(東京藝術大学)・東京都

私はフランス人やフランス語と出会う前に、フランスの絵画と出会いました。 多くの日本人に愛される印象派絵画は、毎年多くの展覧会が開催されますが、私も中学生で美術館に通うようになると、もれなくその魅力に取りつかれました。フランス人がどんな料理を食べ、どんな言葉で話すかまったく想像もできないうちから、絵に描かれたフランスの風景はいつも私の心の中にありました。

そんな体験から学芸員を志すようになり、今は大学で美術史を学んでいます。本来、言語の壁を越えて共感し合えるのが芸術の良いところですが、研究する立場になるとそれだけという訳にもいきません。大学に入ってから、第2外国語としてフランス語を学び始めました。そして最初の授業で、先生の話すフランス語の詩的な響きに引き込まれました。言っていることの意味が分からなくても、ずっと聞いていたいような心地の良い話し方でした。それは不思議にも、ただずっと眺めていたいとフランス絵画に対して抱く印象と似ていました。自分があこがれ続けてきた芸術作品を生み出した国の言葉として、すんなりと心に入ってきたのです。

最初は、フランス語の試験とはどんなものかと思い仏検5級から受験しました。そのうち大学の講義だけでは足りないと思い、仏検合格を目指して独学するようになりました。そこまでフランス語に力を入れている仲間が周りにいなくて孤独でしたが、仏検の合格証書を貰う度に、努力を認めてもらえたようで励みになりました。

昨年、準2級と2級を併願しましたが、特に2級の面接試験は自分一人で練習は難しいと思ったので、大学のフランス人の先生に添削と面接の練習をお願いしました。それから家で何度も何度も、予想問題への答えを唱えました。自分のフランス語を話す能力を評価してもらえる貴重な機会なので、本番で黙ってしまわないように、緊張していても口が覚えていて勝手に動くくらいには練習して行きました。その場で考えて自分の意見を正確に伝えられる段階には、まだまだ自分は達していないと思います。それでも、面接官の方が頷きながら話を聞いて、その内容について質問を返してくれた時、意思が伝わったことがとても嬉しかったです。

現在はCOVID-19の影響で、フランスとの距離が遠くなってしまったように感じます。しかしフランス美術への理解を深めるためには、いつか必ずフランスに留学したいと考えています。今はその時のための大切な準備期間だと思い、準一級合格を目指しながら自分のフランス語に磨きをかけていきたいです。

 

 

時間割(2019年度まで)

2020年度秋季試験以降、来場者の混雑緩和のため、試験開始時刻は毎季見直しを行っています。
このページではご参考として2019年度までの時間割をご紹介しています。
今季の時間割はこちらをご覧ください。

1次試験

春季秋季
1級14:00 〜 17:00準1級14:50 〜 17:25
2級14:00 〜 16:252級10:00 〜 12:25
準2級10:00 〜 12:00準2級15:15 〜 17:15
3級14:45 〜 16:003級10:00 〜 11:15
4級11:45 〜 12:454級13:30 〜 14:30
5級10:00 〜 10:455級15:30 〜 16:15

*春季と秋季では時間割が異なります。
*試験時間の内訳については、「試験内容・試験形式」をご覧ください。
*試験の時間帯は変更になる場合があります。最終的な時間割は受験票でご確認ください。
*パリ会場のみ試験の時間帯が異なります。パリ会場受験のページでご確認ください。

2次試験

時間については、受験票(1次試験結果通知)に個別に記載いたします。
変更は一切受けつけられませんので、ご了承ください。

読み解くだけでなく、聞くという理解の重要性

2019年秋季準2級合格
岡田 明佳
大学生(福岡大学)・福岡県

私は、高校 2 年の時にベルギー(フランス語圏)に一年間、留学しました。よく「なぜ、ベルギーを選んだの?」と聞かれます。フランスには日本人が多い点と小さな国に様々な言語がある点に惹かれてベルギーを選びました。また、当時私は英語以外の言語に殆ど触れた事が無く、フランス語に対して興味が湧いたことも留学を決断するものの一つでした。

留学初日は今でも鮮明に覚えています。ホストマザーに英語が全く通じず、「フランス語の発音が拙く、何を言っているのかわからない」と言われたのです。留学以前には、多少はフランス語も勉強していたのですが、それが通じないとなり、かなり衝撃を受けました。それから、私は毎日家の中でも辞書とメモ帳を持ち歩いて生活していました。ベルギーのかなり南の地区で訛りも強かった為か、当時はマザーも私も聞き取りにくかったのだと思います。今では、自覚はありませんが、たまに「ベルギー訛りだね。」と言われます。

帰国後、文系に進路変更し、フランス語を専門的に学び完璧にしたいという強い意志を実現するために、本学に入学しました。大学での授業は、文法の基礎的なことから日々詳しく学んでいます。そんな中、留学時の実力を保つ為、そして日々の努力の一つとして「仏検」を受験しました。その問題の中に、書き取り dictée というものがありますが、フランス語を学ぶ上でこの問題は非常に重要であると、私は思います。この問題をどれくらい回答できるかで、自分のリスニング力と理解度がわかるはずです。ただ文章の読解力を上げるだけでは、フランス語を使えるとは言う事は出来ません。以前私が留学した時、動詞の活用や文法は勉強していましたが、書き取りや聞き取りは勉強しておらず、どうしても現地の方の会話を理解するのに時間が掛かってしまっていました。Dictée を用いることで、今まで学んだ文法や発音、特に動詞の活用の暗記や聞き分けに効果的だと私は感じました。今思えば、もっと早くからやっておけば良かったと後悔しています。また、「仏検」を資格として取得するだけでなく、自身のフランス語能力の日々の向上のために活用する事もいい考えだと思います。単に文章を読めるだけでなく、ヒトと会話を楽しめる事が私にとって語学を学ぶ理由の一つです。

留学末に、私は「絶対 2 年後に会いに戻って来るよ!」と言い、2 年後の昨年の夏、私は本当に会いに戻りました!その時、留学時よりもフランス語を理解でき、会話できた事が本当に嬉しかったです!そして、久々にみんなに会えた喜びと以前よりも理解度が向上した自分に驚きました。短い日数でしたが、毎日親しい友人らと再会し、非常に濃厚な時間を過ごすことができました。その時、私は「幸せだ」と心から感じました。

留学で後悔する点はありました。それは語学力があまり向上出来なかった点です。ですが、留学とは語学が全てではないのです。異文化を直に体験のできるものであると言えるでしょう。私にとって「フランス語」とは、そんな貴重なものを経験させてくれ、そして大切な人達との架け橋となる重要な存在と言えます。

 

 

2020年度 夏季休業期間についてのお知らせ

公益財団法人フランス語教育振興協会は、8月11日(火)より8月14日(金)までを夏季休業期間とさせていただきます。休業期間中にお寄せいただいた各業務についてのご依頼・お問い合わせは8月17日(月)以降のご対応となりますことを予めご了承ください。

ご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

2020年度秋学期 受講者募集のお知らせ

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2020年度春学期からの継続受講に加えて、全コースで新規受講者を若干名募集します。
受講資格 をご確認のうえ、以下の要領でお手続きください。

秋学期 受講申込方法

【受講申込期間】2020年8月18日(火)から9月1日(火)まで

※締切後の申込も場合によって受け付けますのでご相談ください。

● 継続受講の方

上記期間内に 受講登録 を終えてください。

● 新規受講希望の方

申込書(word)をダウンロードし、必定事項をご記入のうえ、cours@apefdapf.orgまでメール添付でお送りください。折り返し受講対象クラス、入学テスト受験の要不要などをお知らせします。

wordフォーム 申込書(word)   pdf 申込書(pdf)

入学テストは下記の要領で実施します。

2020年度秋学期 入学テスト 実施要領

●日時: 2020年9月5日(土) 11:00開始 16:00 終了予定
  <筆記試験> 11:00~12:00 <面接> 14:00時より順次
●会場:オンライン
●受験料:3,300円(税込み)
  ※銀行振込(下記参照)による事前支払い
  ※いったん納入された受験料は一切ご返金いたしかねます

◎ 出願期間: 2020年8月18日(火)から9月1日(火)まで

<入学テスト受験料 振込先 >  
みずほ銀行  九段支店(店番号532) (普)1805436
(口座名義)公益財団法人 フランス語教育振興協会 教育口

※入学テストの免除について

  • 2008年秋季以降の仏検1級、準1級(および対応するDELF・DALF)取得者で、「通訳(準備科)」、「翻訳(基礎科・本科)」を希望される方は入学テスト免除になります。免除を希望される場合は、申込書をお送りいただく際に当該レベルの合格証書またはディプロムの写しを併せて提出してください。
  • 「通訳基礎科・本科」を希望する方への入学テスト免除はありません。

入学テストの結果はテスト実施後3日以内にメールでご連絡いたします。

入学テスト合格者およびテスト免除*で受講決定の知らせを受けた方は 受講登録 にお進みください。

お問い合わせ

公益財団法人 フランス語教育振興協会
APEF青山フランス語プロフェショナルコース担当
〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F
TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157
E-mail: cours@apefdapf.org

開講コース案内(2021年度)

2021年度 開講コース一覧

・2コース5クラスと精読講座を開講します。各コースは年間30回で開講しますが、春学期と秋学期の切替時にクラスの変更や新規受講が可能です。
・授業日は1期15回の授業を確保します。
・短期集中講座は全4回で開講します。

2021年度「通訳者養成コース」は、青山学院大学の施設とオンラインシステムZoomを使用し、フレキシブルな授業形態を目指す「*ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)」の形式で開講します。「翻訳コース」についてはZoomによるオンライン授業のみの開講となります。なお、今後の感染状況によっては、予定が変更となる場合がありますのでご承知おきください。

*ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)とは?
1つの授業を、対面方式とオンライン方式で同時に行う授業方法です。講師は対面で授業を行い、受講生は教室で授業に参加するか、リアルタイムで遠隔からオンライン授業に参加するかを選ぶことができます。教室で参加する方とオンラインで参加する方が、同じ授業を同じタイミングで受講し、相互にコミュニケーションが取れるシステムです。

 

通常講座

クラス曜日時間定員受講期間回数
通訳者養成コース
(準備科)
10:00~12:30
(2時間30分)
15名(春)4/10~7/17
(秋)9/18~1/22
30
通訳者養成コース
(基礎科)
19:00~21:00
(2時間)
15名(春)4/9~7/16
(秋)9/17~1/21
通訳者養成コース
(本科)
19:00~21:00
(2時間)
10名(春)4/6~7/20
(秋)9/21~1/18
翻訳コース
(基礎科)
19:00~21:00
(2時間)
8名(春)4/7~7/21
(秋)9/22~1/19
翻訳コース
(本科)
19:00~21:00
(2時間)
8名(春)4/9~7/16
(秋)9/17~1/21


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短期集中講座

クラス曜日時間定員受講期間回数
Le Mondeの経済記事精読10:00~12:00
(2時間)
15名第6回:5/15~6/26
第7回:7/24~9/4
第8回:2022/2/5~3/19
4

 

コース・クラス紹介 

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本格的な通訳訓練を始める前の準備講座です。動画を使った通訳練習(仏→日)や、短文の翻訳練習(日→仏)を取り入れながら、関連する文法演習と派生する語彙の整理、聞き取り練習とフランス語らしい的確な表現力を養成し、通訳に必要な基礎を強化します。
◆ このコースはハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)の形式で開講します。対面授業かオンライン授業のどちらかをお選びいただきます。

【受講レベルのめやす】 仏検2級~準1級・DELF B1~B2 

クラス担当講師曜日時間受講期間受講料
(半期)
通訳者養成コース(準備科)菊地歌子
Eliane Cloose
10:00~12:30
(2時間30分)
(春)4/10~7/17
(秋)9/18~1/22
¥144,375

・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。

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ニュースや講演などを素材に仏日と日仏の両方向で逐次通訳の訓練を行います。要約練習、ノートテーキングやサイトトランスレーション、ゲストスピーカーを招いてのライブ通訳訓練を含みます。基礎科はエスコート通訳レベルをめざし、本科は会議通訳者をめざします。
◆ このコースはハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)の形式で開講します。対面授業かオンライン授業のどちらかをお選びいただきます。

【受講レベルのめやす】 <基礎科> 仏検準1級・DELF B2以上 <本科> 仏検1級・DALF C1以上

クラス担当講師曜日時間受講期間受講料
(半期)
通訳者養成コース(基礎科)三浦信孝
Catherine Ancelot
宇都宮彰子
小林新樹
19:00~21:00
(2時間)
(春)4/9~7/16
(秋)9/17~1/21
¥115,500
通訳者養成コース(本科)19:00~21:00
(2時間)
(春)4/6~7/20
(秋)9/21~1/18
¥115,500

・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。

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新聞・雑誌の記事などを素材に仏日と日仏の両方向で基礎的な翻訳技術の訓練を行い、本科ではさらに高度な翻訳技術を磨きます。毎週課題翻訳を提出してもらい、次回講師が添削し模範訳例をつけて返却します。翻訳には文法と語彙の知識だけでなく広い教養と専門知識、調査能力が必要です。
◇ このコースはオンライン(Zoom)で開講します。

【受講レベルのめやす】 <基礎科> 仏検2級・DELF B1以上 <本科> 仏検準1級・DELF B2以上

クラス担当講師曜日時間受講期間受講料
(半期)
翻訳コース
(基礎科)
三浦信孝
Catherine Lemaitre
19:00~21:00
(2時間)
(春)4/7~7/21
(秋)9/22~1/19
¥115,500
翻訳コース
(本科)
永見文雄
Rodolphe Diot
19:00~21:00
(2時間)
(春)4/9~7/16
(秋)9/17~1/21
¥115,500

・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。

LeMonde

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通訳者・翻訳者を志す方のための短期集中講座です。 Le Monde 紙の経済記事の精読により、仏語センテンスの趣旨を具体的につかむ意義を実感してもらい、自ら実践できるようになることをめざします。講座内容の詳しい紹介は こちら をご覧ください。
◇ このコースはオンライン(Zoom)で開講します。

【受講レベルのめやす】 仏検準1級・DELF B2以上 

クラス担当講師時間受講日受講料
(全4回)
第8回小林新樹10:00~12:00
(2時間)
2022年2月5日(土)、2月19日(土)、
3月5日(土)、19日(土)
¥20,370
・上記の授業料は教材費・税込み価格です。
・受講料の他に入学金は不要です。
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受講資格

【通訳者養成コース(準備科)】

・年齢制限はありません。

【通訳者養成コース(基礎科・本科)】【翻訳コース(基礎科・本科)】

・高校卒業以上または19歳以上の方に限ります。

【全コース共通】

・入学テストの合格者のみ受講が認められます。ただし一定の条件を満たす方には入学テストの免除制度があります。詳しくはお問い合わせください。
短期集中講座 には入学テストは不要です。
・学歴・職歴は問いません。
・日本語を母語としない方についても開かれていますが、入学テストで日本語能力をチェックします。
・障がいをお持ちの方や受講にあたって不安のある方は、 お申し込みの前に ご相談ください。できる限りの対応を検討いたしますが、状態によっては受講を控えていただく場合もございます。

受講に関する注意事項

<受講にあたって>
「受講上の注意」 を遵守してください。

<休講について>
・講師間の日程調整によって授業担当者を決めるので休講はありませんが、やむを得ない事情により休講があった場合は必ず補講します。
・休講・補講の連絡はメールでご案内いたします。
※補講を欠席されても、受講料の返金はいたしません。

<授業見学について>
事前連絡なく授業を見学することは認められません。ただし、前もってご相談いただければ可能な限りご対応いたします。

<個人情報の取扱について>
入学テスト出願および受講にあたって申込書に記入された個人情報は、 APEFの個人情報保護方針 に準じて取り扱います。

お問い合わせ

公益財団法人 フランス語教育振興協会
APEF青山フランス語プロフェショナルコ ース担当
〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F
TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157
E-mail: cours@apefdapf.org
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Appel aux dons pour la survie du DAPF-Futsuken

Appel aux dons pour la survie du DAPF- Futsuken

Tokyo, juin 2020

L’Association pour la Promotion de l’Enseignement du Français au Japon (APEF) est une fondation reconnue d’utilité publique dont l’activité principale consiste à organiser les examens du Diplôme d’Aptitude Pratique au Français (DAPF), communément appelé « Futsuken » en japonais, en deux sessions de printemps et d’automne, sous le patronage du Ministère de l’Éducation, de la Culture, des Sports, de la Recherche et de la Technologie (MEXT) et celui du Service culturel de l’Ambassade de France au Japon. Grâce à notre système de certification lancé en 1981 et désormais profondément ancré dans le paysage éducatif et culturel de notre pays, l’APEF n’a cessé de participer à la promotion de l’apprentissage de la langue française au Japon.

L’une des spécificités du DAPF- Futsuken réside dans son affinité avec le contexte socioculturel japonais. La répartition en 7 « kyu (niveaux) » (du plus élevé au plus faible : 1 kyu / jun 1 kyu / 2 kyu / jun 2 kyu / 3 kyu / 4 kyu / 5 kyu , balise commune avec les certifications d’autres langues étrangères), sert non seulement à évaluer la progression d’apprentissage et à motiver les apprenants, mais aussi à offrir un critère fiable de l’aptitude linguistique des candidats dans le cadre de grands évènements de la vie éducative ou professionnelle, tels que le concours d’entrée aux universités, la sélection pour les programmes d’échange à l’étranger, les processus de recrutement et de promotion du personnel ou encore la mutation à l’étranger.

Conçu pour les japonophones, le DAPF- Futsuken est un examen qui met en valeur la prise de conscience des différences linguistiques et culturelles entre le français et le japonais. Cette autre particularité encourage les apprenants à développer leur capacité de communication tout en gardant leur identité linguistique. Les admis aux niveaux supérieurs acquièrent ainsi un excellent niveau de pratique dans les deux langues. En témoigne le fait que les titulaires du meilleur niveau (1 kyu ) sont dispensés de l’épreuve écrite de français de l’examen pour le diplôme national de Guide-interprète, organisé par l’Office National du Tourisme au Japon (JNTO).

Le nombre total de candidats est aujourd’hui proche de 900 000 et le DAPF- Futsuken fêtera son 40 e anniversaire en 2021 : cette belle perspective a pourtant été obstruée par l’épidémie de la Covid-19, qui nous a obligés à annuler la session de printemps, empêchant environ 10 000 candidats de s’y présenter. Nous avons été par la suite confrontés à de grandes difficultés financières. Etant donné que 90% de nos revenus dépendent des frais d’inscription aux examens, nous avons perdu 40% de nos recettes annuelles (équivalant à environ 60 millions de yens). Actuellement, le comité exécutif du DAPF- Futsuken est en pleine discussion sur l’encadrement de la session d’automne, possibilité qu’il étudie avec prudence, mais l’organisation des deux épreuves (écrite et orale) dans le respect des consignes sanitaires nous imposera des préparatifs d’une ampleur inédite, entraînant des coûts supplémentaires non négligeables. Si jamais l’arrivée de la seconde vague épidémique nous forçait à annuler de nouveau la session, nous ne pourrions plus maintenir notre certification , et dans le pire des cas, notre association elle-même.

Malgré la baisse du nombre de candidats et celle de nos revenus, que nous avions déjà constatées depuis la dernière décennie, nous sommes fermement résolus à poursuivre notre mission. Offrir continuellement un examen probatoire répond à l’attente des apprenants de toutes catégories et de tous âges : élèves, étudiants, adultes ou seniors. Que ce soit dans le contexte académique ou dans celui de la formation continue, le DAPF- Futsuken se dresse comme le pillier autour duquel chacun manifeste son attachement à la langue française. Nous sommes convaincus que le maintien et l’évolution du DAPF- Futsuken contribuent à défendre la diversité, valeur essentielle dans notre société mondialisée.

Cependant, nous avons besoin en urgence de consolider le fonds qui fera subsister notre association et nos activités. C’est dans cette optique que nous lançons cet appel aux dons, en comptant sur un geste financier de généreux donateurs et donatrices. Vos témoignages de solidarité nous permettraient de reprendre espoir et de continuer les actions pour lesquelles nous avons déjà tant œuvré.

Nous aurons certes à rationaliser davantage la gestion de notre association et à moderniser le système de certification pour mieux l’adapter aux attentes du public actuel. Vos remarques, vos conseils et vos idées seront aussi fortement appréciés. Nous espérons que vous manifesterez votre compréhension et votre approbation à l’égard de l’intérêt public du DAPF- Futsuken, afin qu’il continue vaillamment à faire face aux défis de cette nouvelle ère.

Fumiaki NISHIZAWA
Président
Association pour la Promotion de l’Enseignement du Français au Japon

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Titulaire : Koekizaidanhojin Furansugo Kyoiku Shinko Kyokai

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Association pour la Promotion de l’Enseignement du Français au Japon
Kudan 101 bldg., 1-8-1, Kudan-kita, Chiyoda-ku, 102-0073 Tokyo, Japon
TEL : 03-3261-9969 FAX : 03-3239-3157
E-mail: donation@apefdapf.org

パリ・ブレスト・パリへ

2019年秋季2級合格
溝上 将也 
高知大学学生・高知県

皆さんは、「パリ・ブレスト・パリ」( 以下PBP ) という自転車の大会をご存知でしょうか。日本でも売られているパリ・ブレストと呼ばれるお菓子がありますが、これは自転車の車輪をモチーフに作られたとされています。この大会は 19 世紀末から始まった世界で最も伝統のある自転車の大会とされており、現在では 4 年に 1 回行われ、2019 年の 8 月に行われた際は世界中のおよそ 90 の国と地域から 6000 人ほどがスタート地点であるパリ近郊のランブイエの町に大 集合しました。ちなみに、私自身もこっそり参加していました。この大会こそが私がフランス語を学ぼうと思ったキッカケ だったのです。

PBP はその参加条件にあたる Super Randonneur と呼ばれる一定の距離を時間内に走る事が出来る証明の獲 得が必須であり、大会期間中は原則として大会参加者以外の手助けは受けることができません。さらに、PBP はパリ からブルターニュ圏の都市ブレストまでの 1200 kmもの超長距離を 90 時間という非常に短い時間で完走しなければならず、現地での対応力が文字通り生死を左右することになります。

 

 以上のことを踏まえると、フランス語の習得が必要不可欠であると考えた私は、英語を差し置いてフランス語の勉強を大学で始めました。当初は、フランス語は PBP のためだけに勉強するはずだったのですが、フランス語の勉強を進めていく中で、想定外の収穫があったと実感しました。それは、「英語以外の外国語を学ぶ楽しさ」というものです。 日本の外国語教育において、小学校から高校まではほとんどが外国語として英語を学生に学ばせています。当時、 英語が苦手だった私は、自分は外国語が嫌いであるという風に自分自身で認識していました。

しかし、フランス語を勉強して初めて、それは勘違いであったと分かりました。学校で強制されて勉強していた外国 語とは違い、自分の意志で学ぶと決意したフランス語は今までにないほど精力的に取り組むことができ、最も重要な要素の一つである「勉強していて楽しい」という気持ちを思い起こさせました。また、PBP という目標があると尚更勉強に励む事ができ、それに加えて仏検で自分自身のフランス語の習得度が確認できることが、フランス語の勉強に拍車を掛けることができたのではないかと考えています。

次の PBP は 2023 年に開催されます。無論、体力と精神力の許す限り次回も参加するつもりでいます。当然それが目標ですが、今度はそれに加えて、今まで以上にフランス語の習得に励み、次回の PBP までに1級合格者の会に御呼ばれされたいな~~~という新たな目標を抱いてこれからも頑張っていきたいと思います。


追伸:世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされている中、私も2020年の春からフランス留学を予定していま したが、秋以降に延期となりました。蒸し暑い日本の夏が今年もやってくる上にマスクも標準装備になるので、その部分にやや絶望しています。

外の世界に出ることが不可能になったご時世ですが、前向きに捉えると、人に与えられている時間の総量は変わ りません。1日24時間365日です。2020年度の春季の仏検も中止が決まり、春季に開催される予定だった仏検1 級の試験は秋季に持ち越されることになりました。

つまり、本来受けられないはずの秋季に1級の試験を受けることができ、尚且つ家に居る時間が長いので勉強する 時間も取りやすくなったということです。これは寧ろチャンスです。私自身はこの新型コロナウイルスに与えられた時間を 活かしてさらにフランス語の上の段階へとステップアップしていこうと思います。



お問い合わせ対応の変更について(2020/7/1~)

公益財団法人フランス語教育振興協会は7月1日より窓口でのご対応を再開いたします。 ただし、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、各種のご連絡は原則としてメールをご利用いただき、ご来会にあたっては事前にご連絡のうえ当日はマスクの着用をお願いいたします。なお、お電話でのご対応は平日午後13:00から17:00とさせていただいております。

公益財団法人フランス語教育振興協会