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フランス語学習から広がる楽しさとは

2018年春季4級・5級併願合格
尾崎 水由羽
学生(福山市立大学)・広島県

私は、小さい頃にテレビで見たフランスの景色や文化に憧れを抱き、いつか訪れてみたいと思っていました。大学では、第二外国語としてフランス語を約1年間学習しました。フランス語は、発音が難しく文法も英語より複雑になり習得は容易ではありませんでしたが、コミュニケーション中心の授業であり、フランス文化(歌、食、慣習等)に触れる体験も織り込まれていました。そのため、現地に行き実際に経験したいという具体的なイメージが、私の中でどんどん膨らんでいきました。

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福山市立大学では、フランス研修が実施されており、提携大学(L’UNIVERSITE PARIS EST CRETEIL:UPEC)との交流や平和教育活動等を行っていることを知りました。実際にフランスに行ってみたいという思いはもちろん、幼児から大学院生や先生方のような様々な年代の人と交流できるプログラムに魅力を感じ、フランス語学習の成果を試してみたいと思い、参加を決めました。このプログラムでは、訪問する教育機関・図書館で、「被爆アオギリ物語 そばにいるよ~いっしょにあるいていこう~」という紙芝居のフランス語公演や折り鶴をつくる活動等を行います。そこで、現地で自分の思いを表現し相手の思いを受け止めるコミュニケーション力向上と実用的フランス語のレベルアップを目指し、仏検受験を決めました。授業以外でもフランス語担当の先生と学内で会うとフランス語で会話をするようにし、語彙を増やすためには関連する語句をまとめて覚えるように意識しました。また、友人と勉強会を開催し、フランス語への反応力を高めるため、互いに質疑応答を繰り返しました。

2018年春、仏検5級と4級を両方合格し、その後参加したフランス研修では、仏検に向けて培った力に加え、ジェスチャー等あらゆる身体表現を駆使して交流活動に必死に取り組みました。私が話す言葉が通じ、意思疎通ができたときは本当に嬉しかったです。何より、自分で本物に触れ、体験することが大切だということを痛感しました。フランス語を学習することで、他の言語を話す世界の様々な人と繋がりを持つことができることを実感し、新しい友達ともっと仲良くなるために、もっと話せるようになりたいとさらに大きな展望を持つことができました。

私は現在、小学校教員を目指しています。フランス語学習を通して得た学びを生かして、子どもたちが、言語学習の先にある楽しさや人と繋がる豊かさを実感できるような授業を実践したいと考えています。そのために、私自身も学び続け、「学ぶことって楽しい!」という気持ちを子どもたちとともに感じながら成長していきたいです。

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