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仏検「合格者の声」を更新しました
終わりのない旅(2022年8月26日掲載)
2021年度秋季準1級合格
小牧 眞子
終わりのない旅
2021年度秋季準1級合格
小牧 眞子
学生(立教大学)・埼玉県
高校1年生から始めたフランス語の学習は今年で7年目になります。これまでの6年間、フランス語は私に数えきれない素敵な出会いをもたらしてくれました。
高校時代に訪れたフランス語圏のニューカレドニアで出会った友人たちとは、5年が経った現在も頻繁に連絡を取り合っています。彼ら/彼女らとコミュニケーションを取り続けるうちに、会話において自然な言い回しやよく使われる表現を少しずつ覚えていきました。また大学では、フランス語で書かれた記事を読んだり、フランス語で論評を書いたりする授業の積極的な履修を通して、書き言葉に好まれるフォーマルなフランス語を学びました。熱心な先生方のご指導には、心から感謝しています。
外国語の学習において私が大切だと思うことは、「盗む」ことです。生の言語に触れ、出会ったなかから気に入った表現を自分のものにしていくことで、場面ごとに相応しい言葉を選んで使えるようになると考えています。
また外国語を学ぶことの楽しさは、その言語が、話される国や地域の文化と切り離せないところにもあります。つまり、新しい言語を学ぶことは、異なる価値観に触れる機会でもあるわけです。それは自分に、それまでになかった新しいものの見方や考え方をもたらしてくれます。これまでを振り返ると、改めて自分が非常に恵まれた環境でフランス語を学べていたことに気づきます。
当然、フランス語の学習を続けるなかで期待するような伸びが感じられず、苦しい思いをした時期がこれまでに何度もありました。でもそれは、自分がフランス語と真剣に向き合っていたがゆえの悩みでもあった、と今は思います。 真面目に勉強しているからこそ次から次へとわからないことにぶつかっていく。それが苦しくて必死になって勉強を続けることで力が伸びていく。その繰り返しだ、といつか高校時代の恩師に教わりました。
フランス語検定準1級の合格という目標もまた、フランス語学習のモチベーションを高く保つことに繋がりました。 受検にあたっては、書店にて『完全予想仏検準1級』の「筆記問題編」及び「書き取り問題・聞き取り問題編」の2つのテキストを購入し、1次試験の約2ヶ月前に取り組みはじめました。テキストの問題すべてに目を通せるように試験日から逆算して1日の勉強量を決めました。検定に向けた勉強は、私の課題のひとつだった「語彙を増やす」ための絶好の機会となりました。
準1級獲得後の春は、大学の長期休暇を利用して南フランスのニースに約1ヶ月間、滞在しました。コロナ禍の海外渡航には不安もありましたが、待ち望んでいた留学であっただけに新しい出会いや発見への期待が膨らんでいました。 準1級の2次試験対策として、フランス・フランス語圏に関わりのあるニュースに目を通す習慣をつけていたことで、現地では、度々取り上げられたコロナ対策や大統領選挙といった話題にもついていくことができ、周りと深い意見交換ができました。 今後フランス語検定を受験する人にとっても、試験に至るまでの過程がフランス語の実力を伸ばす機会になればよいと思います。
言語の学習に終わりはありません。私が自分の語学力に満足し、自信を持てる日はきっとこの先も来ないと思います。しかしこれまでの6年間にフランス語の学習を通して学んできたことや出会ってきた人たち一人一人との思い出はすべて私の財産で、これらの「経験」には堂々と胸を張ることができます。この先もフランス語を通してどんな経験ができるのか、今からとても楽しみです。
検定情報7591(日程)
【2024年度秋季】 1次試験 :2024年11月17日(日)/ 2次試験 :2025年1月26日(日)
【8/31締切】秋学期フランス語通訳・翻訳者養成講座@ZOOM
8/7(日)開講!日仏逐次通訳短期講座@ZOOM
2次試験当日の緊急連絡先について
7月17日の仏検2次試験当日の緊急連絡先を下記のとおり開設いたします。
【2次試験当日のお問い合わせ】仏検受付センターTEL:03-5778-4073 |
・受験票が未着または紛失された方はヘルスチェックシートをこちらからダウンロードしてください。
・試験を欠席される場合、事前連絡は不要です。なお、欠席された方への結果通知の発行は行いません。
2次試験を欠席された方に対する来季の1次試験免除については、こちらをご覧ください。
・新型コロナウイルス感染等による欠席予定者・欠席者への対応や、試験開催にかんする最新の情報は「2022年度春季試験の開催について」のページでご案内しています。
2022年度春季試験の開催について
公益財団法人フランス語教育振興協会では、引き続き新型コロナウイルス感染症への防止対策をとったうえで、2022年度試験の開催を準備しています。このページでは2022年度春季試験の開催に関する情報を随時更新してお伝えします。(2月21日初掲、6月29日更新)
新型コロナウイルス感染等により試験を欠席された/される方へ(6/29掲載、7/14更新)
新型コロナウイルスに感染した/濃厚接触者に認定されたために試験を欠席された方は、医師・医療機関等の発行する診断書等の客観的な資料、あるいはそれに相当するものをご提示いただければ、来季への振替や2次面接試験のオンライン対応を含めた対応を検討いたします。該当される方はすみやかに仏検事務局までメールでご連絡ください。7月17日の2次試験を欠席される/された方への対応申請は7月19日(火)朝10:00まで受け付けます。
新型コロナウイルス感染症対策について(2/21初掲、6/29更新)
仏検開催にあたっての感染症防止対策は昨年度と同様の形で行う予定ですが、随時更新する可能性もございます。最新版のご案内を当ページに掲載いたします。受験される方は出願の前に必ず内容をご確認ください。
2022春季仏検 新型コロナウイルス感染症対策についてのお願いとご案内(4月14日版)
「お願い」に記載された「ヘルスチェックシート」は、受験票の裏面に印刷されています。受験者にやむを得ず同伴される方や、当日までに受験票が未着の方は、下記のPDFファイルを印刷し、お名前をご記入ください。試験当日、来場前にヘルスチェックを行い、ご来場が可能な場合はチェックシートを会場にご持参ください。
ヘルスチェックシート(6/29掲載・春季2次試験向け)(pdfファイル)
試験日程と出願受付期間について(2/21初掲、5/16更新)
■ 試験日程: 1次試験 6月19日(日) 2次試験 7月17日(日)
■ 出願受付開始: 4月15日(金)
■ 出願締切: [願書郵送] 5月18日(水) [インターネット] 5月25日(水)
※当ホームページの 請求フォーム からお申し込みいただいた方には受験要項・願書を無料でお届けします(5月16日まで→今季の発送は終了しました)。
国内会場の開催が中止された場合の対応について(2/21初掲)
コロナ禍による2020年度春季仏検の中止を経て、2020年度秋季以降、受験票でお知らせした会場はいずれも無事に試験の開催を終えております。しかしながら、今後の感染拡大の状況によって国や自治体からの要請等が発令された場合には、一部もしくは全ての会場での開催中止を余儀なくされる可能性もございます。開催を中止した場合、出願された方には、返金ではなく次季 試験への振り替えをご提案させていただく予定です。ご出願にあたってはこの点についてもご承知おきくださいますようお願い申し上げます。
国内会場での受験地と試験会場について(4/14初掲)
全国各地の関係者の協力のもと、開催に向けて力を尽くしておりますが、出願開始の時点では開催が未確定の受験地もございます。最新の情報は当ホームページ「 受験地/試験会場と実施級 」で随時お知らせいたします。
2次面接試験のオンラインでの実施について(4/14初掲)
仏検実行委員会では、2022年度春季試験の特例として、以下に該当する方を対象に、Zoomによるオンラインでの面接試験(1級・2級・準2級)を提供することを検討しています。実施の可否は個別に検討のうえお知らせしますので、ご希望の方は 出願の前に 仏検事務局までメールでご相談ください。なお、 ご相談の受付期限は4月15日(金)から5月13日(金)までの1ヶ月間 とし、それ以降はご対応いたしかねます。
(1) 2次試験実施日に日本国外に居住する(かつそのことを書面で証明できる)1次試験免除の有資格者もしくは1次試験合格後の2次試験オンライン受験希望者で、以下の条件のすべてを満たす方。
・仏検事務局が指定する試験実施日時(事前に告知した本試験日から変更される場合があります)に、身分証の提示による受験者の本人確認ができること
・適正な環境でオンライン面接試験が受けられるカメラ・マイクを備えたパソコン・タブレット等の機器(スマートフォンを除く)と、安定した通信環境を準備できること
(2) 日本国内に居住し、1次試験免除の有資格者もしくは1次試験合格後の2次試験オンライン受験希望者で、以下の条件のすべてを満たす方。
・居住する県で受験を希望する級の2次試験が開催されていないこと
・所属する企業・機関・大学・学校が県外への移動を禁じており、そのことを証明するものを出願時に提出できること
・仏検事務局が指定する試験実施日時(事前に告知した本試験日から変更される場合があります)に、身分証の提示による本人確認ができること
・適正な環境でオンライン面接試験が受けられるカメラ・マイクを備えたパソコン・タブレット等の機器(スマートフォンを除く)と、安定した通信環境を準備できること
パリ会場の開催中止について(2/21初掲)
コロナ禍の影響が続くなか、パリでの試験開催は実施およびその準備を安定的に行うことが依然として困難であると考えざるを得ません。誠に遺憾ながら パリ会場は2022年度春季も開催を中止いたします 。 どうかご理解を賜りますようお願い申し上げます。なお、今年度秋季パリ会場の開催有無については8月末頃に決定し次第お知らせいたします。
【テスト】開講コース案内(2022年度)
2022年度 開講コース一覧
・2コース5クラスと精読講座を開講します。各コースは年間30回で開講しますが、春学期と秋学期の切替時にクラスの変更や新規受講が可能です。
・授業日は1期15回の授業を確保します。
・短期集中講座は全4回で開講します。
2022年度「通訳者養成コース(本科)」は、青山学院大学の施設とオンラインシステムZoomを使用し、フレキシブルな授業形態を目指す「*ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)」の形式で開講します。「翻訳コース」についてはZoomによるオンライン授業のみの開講となります。なお、今後の感染状況によっては、予定が変更となる場合がありますのでご承知おきください。
*ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)とは?
1つの授業を、対面方式とオンライン方式で同時に行う授業方法です。講師は対面で授業を行い、受講生は教室で授業に参加するか、リアルタイムで遠隔からオンライン授業に参加するかを選ぶことができます。教室で参加する方とオンラインで参加する方が、同じ授業を同じタイミングで受講し、相互にコミュニケーションが取れるシステムです。
通常講座
クラス | 曜日 | 時間 | 定員 | 受講期間 | 回数 | |||||||||||||||
通訳者養成コース (準備科) | 土 | 10:00~12:30 (2時間30分) | 15名 | (春)4/9 ~ 7/23 (秋)9/17~1/21 | 30 | |||||||||||||||
通訳者養成コース (基礎科) | 金 | 19:00~21:00 (2時間) | 15名 | (春)4/15~7/29 (秋)9/16~1/20 | ||||||||||||||||
通訳者養成コース (本科) | 火 | 19:00~21:00 (2時間) | 10名 | (春)4/12~7/26 (秋)9/20~1/17 | ||||||||||||||||
翻訳コース (基礎科) | 水 | 19:00~21:00 (2時間) | 8名 | (春)4/13~7/27 (秋)9/21~1/18 | ||||||||||||||||
翻訳コース (本科) | 金 | 19:00~21:00 (2時間) | 8名 | (春)4/15~7/29 (秋)9/16~1/20 |
短期集中講座
クラス | 曜日 | 時間 | 定員 | 受講期間 | 回数 | |||||||||||||||
Le Mondeの経済記事精読 | 土 | 10:00~12:00 (2時間) | 15名 | 第9回:7/30, 8/13, 8/27, 9/10 第10回:2023年 2/4, 2/18, 3/4, 3/18 | 4 | |||||||||||||||
日仏逐次通訳短期講座 | 日 | 10:00~12:00 (2時間) | 12名 | 8/7, 8/21, 9/4, 9/11 | 4 |
コース・クラス紹介
本格的な通訳訓練を始める前の準備講座です。動画を使った通訳練習(仏→日)や、短文の翻訳練習(日→仏)を取り入れながら、関連する文法演習と派生する語彙の整理、聞き取り練習とフランス語らしい的確な表現力を養成し、通訳に必要な基礎を強化します。
◇ 春学期:オンライン(Zoom)授業のみ、秋学期:後日発表します。
【受講レベルのめやす】 仏検2級~準1級・DELF B1~B2
クラス | 担当講師 | 曜日 | 時間 | 受講期間 | 受講料 (半期) | |||||||||||||||
通訳者養成コース(準備科) | 菊地歌子 Eliane Cloose | 土 | 10:00~12:30 (2時間30分) | (春)4/9 ~ 7/23 (秋)9/17~1/21 | ¥144,375 |
・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。
ニュースや講演などを素材に仏日と日仏の両方向で逐次通訳の訓練を行います。要約練習、ノートテーキングやサイトトランスレーション、ゲストスピーカーを招いてのライブ通訳訓練を含みます。基礎科はエスコート通訳レベルをめざし、本科は会議通訳者をめざします。
◇ 「本科」ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)形式で開講します。対面授業かオンライン授業のどちらかをお選びいただきます。
◇ 「基礎科」春学期:オンライン(Zoom)授業のみ、秋学期:後日発表します。
【受講レベルのめやす】 <基礎科> 仏検準1級・DELF B2以上 <本科> 仏検1級・DALF C1以上
クラス | 担当講師 | 曜日 | 時間 | 受講期間 | 受講料 (半期) | |||||||||||||||
通訳者養成コース(基礎科) | 三浦信孝 Catherine Ancelot 宇都宮彰子 小林新樹 | 金 | 19:00~21:00 (2時間) | (春)4/15~7/29 (秋)9/16~1/20 | ¥115,500 | |||||||||||||||
通訳者養成コース(本科) | 火 | 19:00~21:00 (2時間) | (春)4/12~7/26 (秋)9/20~1/17 | ¥115,500 |
・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。
新聞・雑誌の記事などを素材に仏日と日仏の両方向で基礎的な翻訳技術の訓練を行い、本科ではさらに高度な翻訳技術を磨きます。毎週課題翻訳を提出してもらい、次回講師が添削し模範訳例をつけて返却します。翻訳には文法と語彙の知識だけでなく広い教養と専門知識、調査能力が必要です。
◇ このコースはオンライン(Zoom)で開講します。
【受講レベルのめやす】 <基礎科> 仏検2級・DELF B1以上 <本科> 仏検準1級・DELF B2以上
クラス | 担当講師 | 曜日 | 時間 | 受講期間 | 受講料 (半期) | |||||||||||||||
翻訳コース (基礎科) | 三浦信孝 Catherine Lemaitre | 水 | 19:00~21:00 (2時間) | (春)4/13~7/27 (秋)9/21~1/18 | ¥115,500 | |||||||||||||||
翻訳コース (本科) | 永見文雄 Rodolphe Diot | 金 | 19:00~21:00 (2時間) | (春)4/15~7/29 (秋)9/16~1/20 | ¥115,500 |
・上記の授業料は教材費・税込み価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。
・受講料の他に入学金22,000円(税込み)が必要です。
通訳者・翻訳者を志す方のための短期集中講座です。 Le Monde 紙の経済記事の精読により、仏語センテンスの趣旨を具体的につかむ意義を実感してもらい、自ら実践できるようになることをめざします。講座内容の詳しい紹介は こちら をご覧ください。
なお、この講座も回を重ねて8回目となるのを機に、より充実したものにするため、アプローチを少し変更します:
1)記事の趣旨を可能な限り正確に伝えようとする余り、受講生の皆様の訳についての指摘・解説が細かくなり過ぎていました。その結果、折角準備してきて下さった教材なのに、時間切れを理由に、半分以上を講師の要約で済ますことが多くなっております。
2)そこで授業中は、趣旨を読み誤っていない限りOKとして先に進みます。
3)訳だけを聞いている人に趣旨を伝えるという観点から、失礼ながら不安が残る点については、授業終了後に以下の点をメモとして配布します:
・より正確に趣旨を伝えるのに望ましい表現
・特定の語について、Petit Robert には何と書いてあるか
・経済用語や記事の背景に関する詳しい解説
◇ このコースはオンライン(Zoom)で開講します。
【受講レベルのめやす】 仏検準1級・DELF B2以上
クラス | 担当講師 | 曜日 | 時間 | 受講期間 | 受講料 (全4回) | |||||||||||||||
第9回 | 小林新樹 | 土 | 10:00~12:00 (2時間) | 7/30, 8/13, 8/27, 9/10 | ¥20,370 | |||||||||||||||
第10回 | 2023年 2/4, 2/18, 3/4, 3/18 |
・受講料の他に入学金は不要です
フランス語を母語に持つ現役通訳のもとで 日→仏通訳のコツを学んでみませんか?
「母語だから話の内容は分かったはずなのに、いざ訳出になるとあまり上手くいかない」「日本語にとらわれ過ぎてしまう」「日本特有の言い回しや概念、当たり前だと感じるものを、自分の言葉で説明できない」。こうした課題に直面している方に向けて、日本語のインプットとフランス語のアウトプットが円滑につながり、聞き手にわかりやすい自然な訳出をめざして、日仏の逐次通訳練習を集中的に行います。
【受講レベルのめやす】 仏検準1級・DELF B2以上
クラス | 曜日 | 時間 | 定員 | 受講期間 | 回数 | |||||||||||||||
日仏逐次通訳短期講座 | 日 | 10:00~12:00 (2時間) | 12名 | 8/7, 8/21, 9/4, 9/11 | 4 |
・受講料の他に入学金は不要です。
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受講資格
【通訳者養成コース(準備科)】
・年齢制限はありません。
【通訳者養成コース(基礎科・本科)】【翻訳コース(基礎科・本科)】
・高校卒業以上または19歳以上の方に限ります。
【全コース共通】
・入学テストの合格者のみ受講が認められます。ただし一定の条件を満たす方には入学テストの免除制度があります。詳しくはお問い合わせください。
・短期集中講座 には入学テストは不要です。
・学歴・職歴は問いません。
・日本語を母語としない方についても開かれていますが、入学テストで日本語能力をチェックします。
・障がいをお持ちの方や受講にあたって不安のある方は、 お申し込みの前に ご相談ください。できる限りの対応を検討いたしますが、状態によっては受講を控えていただく場合もございます。
受講に関する注意事項
<受講にあたって>
・ 「受講上の注意」 を遵守してください。
<休講について>
・講師間の日程調整によって授業担当者を決めるので休講はありませんが、やむを得ない事情により休講があった場合は必ず補講します。
・休講・補講の連絡はメールでご案内いたします。
※補講を欠席されても、受講料の返金はいたしません。
<授業見学について>
事前連絡なく授業を見学することは認められません。ただし、前もってご相談いただければ可能な限りご対応いたします。
<個人情報の取扱について>
入学テスト出願および受講にあたって申込書に記入された個人情報は、 APEFの個人情報保護方針 に準じて取り扱います。
お問い合わせ
公益財団法人 フランス語教育振興協会 APEF青山フランス語プロフェショナルコ ース担当 〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157 E-mail: cours@apefdapf.org |
APEF青山フランス語プロフェショナルコースTOP | 講師紹介 | コース・料金 | 受講登録
7/30(土)開講!Le Monde経済記事精読@ZOOM 短期集中講座
2022年度 夏季休業期間についてのお知らせ
公益財団法人フランス語教育振興協会は、8月8日(月)より15日(月)までを夏季休業期間とさせていただきます。8月5日(金)17時以降、休業期間中にお寄せいただいた各業務についてのご依頼・お問い合わせは8月16日(火)以降のご対応となりますことを予めご了承ください。
ご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
日仏逐次通訳短期講座
フランス語アウトプットを磨くための日仏逐次通訳講座
フランス語を母語に持つ講師による、フランス語アウトプットを磨くための逐次通訳講座です。
聞き手にわかりやすい自然な訳出をめざして、日→仏の逐次通訳練習を集中的に行います。
◇ このコースはオンライン(Zoom)で開講します。
講座概要
・対象レベル:仏検準1級以上/DELF B2 以上
・定員:12名(最低開講人数 8名)
・受講料:20,000円(税込み) ※入学金不要
【開講日程】2022年8月7日(日), 8月21日(日), 9月4日(日), 9月11日(日)
※全4回
【開講時間】10:00~12:00(2時間)
【会場】オンライン(ZOOM)
● 申込方法:下記申込書に必要事項をご記入のうえ、メール添付でお送りください。
APEF受講生の場合、申込書は不要です。
お問い合わせ
公益財団法人 フランス語教育振興協会 APEF青山フランス語プロフェショナルコ ース担当 〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157 E-mail: cours@apefdapf.org |
2022年秋学期 受講者募集のお知らせ
2022年度春学期からの継続受講に加えて、全コースで新規受講者を若干名募集します。
受講資格 をご確認のうえ、以下の要領でお手続きください。
秋学期 受講申込方法
【受講申込期間】2022年8月1日(月)~8月31日(水) まで
※締切後の申込も場合によって受け付けますのでご相談ください。
● 継続受講の方
上記期間内に 受講登録 を終えてください。
● 新規受講希望の方
① 申込書(word)をダウンロードし、必定事項をご記入のうえ、cours@apefdapf.orgまでメール添付でお送りください。折り返し受講対象クラス、入学テスト受験の要不要などをお知らせします。
② 入学テストは下記の要領で実施します。
2022年度秋学期 入学テスト 実施要領
●日時: 2022年9月3日(土) 11:00開始 16:00 終了予定
<筆記試験> 11:00~12:00 <面接> 14:00時より順次
●会場:オンライン
●受験料:3,300円(税込み)
※銀行振込(下記参照)による事前支払い
※いったん納入された受験料は一切ご返金いたしかねます
◎ 出願期間: 2021年8月1日(月)~8月31日(水)まで
<入学テスト受験料 振込先 > みずほ銀行 九段支店(店番号532) (普)1805436 (口座名義)公益財団法人 フランス語教育振興協会 教育口 |
※入学テストの免除について
- 2008年秋季以降の仏検1級、準1級(および対応するDELF・DALF)取得者で、「通訳(準備科)」、「翻訳(基礎科・本科)」を希望される方は入学テスト免除になります。免除を希望される場合は、申込書をお送りいただく際に当該レベルの合格証書またはディプロムの写しを併せて提出してください。
- 「通訳基礎科・本科」を希望する方への入学テスト免除はありません。
③ 入学テストの結果はテスト実施後3日以内にメールでご連絡いたします。
④ 入学テスト合格者およびテスト免除で受講決定の知らせを受けた方は 受講登録 にお進みください。
お問い合わせ
公益財団法人 フランス語教育振興協会 APEF青山フランス語プロフェショナルコース担当 〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157 E-mail: cours@apefdapf.org |
『2022年度春季1次試験 正解および解答例』を掲載しました
1次試験当日の緊急連絡先について
6月19日の仏検1次試験当日の緊急連絡先を下記のとおり開設いたします。
【1次試験当日のお問い合わせ】仏検受付センターTEL:03-5778-4073 |
・受験票が未着または紛失された方はヘルスチェックシートをこちらからダウンロードしてください。
・試験を欠席される場合、事前連絡は不要です。なお、欠席された方への結果通知の発行は行いません。
・感染対策の一貫として今季も試験終了後の正解例の配付は行いません。正解例は試験当日6月19日(日)の20:00過ぎに当ホームページにて公開予定です。
2022年度春季仏検 出願受付は終了しました
【2022年度春季試験】出願受付は終了しました。受験票発送予定日:6月7日(火)
仏検「合格者の声」を更新しました
フランス語を学ぶ原動力(2022年5月13日掲載)
2021年春季4級合格・秋季3級合格
川西 有紀子
やはり日々コツコツと(2022年5月6日掲載)
2021年度秋季3級合格 在日フランス商工会議所賞
矢代 恵
TLPフランス語での1年 ~三カ国語話者を目指して~ (2022年4月28日掲載)
2021年秋季2級合格 文部科学大臣賞
橘 幸作
フランス語の錆落とし – 仏検は人生の deuxième étape への糧(2022年4月22日掲載)
2021年春季1級合格 日仏会館賞
小池 穣治
好きこそ物の上手なれ(2022年4月15日掲載)
2021年秋季準1級合格 ケベック州政府在日事務所賞
森川 奈緒美
第3言語としてのフランス語(2022年3月24日掲載)
2021年秋季5級合格 在日スイス大使館賞
堀田 悠惺
フランス語に感謝(2022年3月16日掲載)
2021年春季2級合格 文部科学大臣賞
赤城 みう
フランス語を学ぶ原動力
2021年春季4級・秋季3級合格
川西 有紀子
会社員・奈良県
私がフランス語と出会ったのは、高校生の頃でした。第二外国語として学ぶ機会があり、もともと英語をはじめ外国語に興味があった私は、フランス語の美しい響きに魅了され、もっとフランス語を学びたい!と思うようになりました。
その後、訳あって大学ではフランス語ではなくインドネシア語を学ぶことになるのですが、フランスへの想いは消えることなく、大学時代には旅行でフランスを訪れました。モン・サン・ミシェルの夜の幻想的な姿は、今でも心に残っています。
社会人になり、仕事でフランスに行く機会が多くなったため、フランスの方とフランス語でコミュニケーションを取りたい!と思い、改めて学び始めることになりました。せっかく学ぶのだから形に残るようにと、仏検合格を目標に掲げ、勉強に励みました。独学ではありましたが、フランス語は市販の参考書が充実しているため、学習材料には困りませんでした。以前勉強していたインドネシア語とは比べ物にならないくらい参考書が多く、やはりフランス語はメジャー言語だと実感いたしました。
過去問題集、文法書、単語帳、辞書、自前の単語ノートを使い3ヶ月ほど集中して勉強し、無事に4級合格、しかも満点での合格ができたことを嬉しく思います。その後3級にも合格しました。
フランス語を学び始めてからは、日本の日常生活にもフランス語が溢れていることに日々驚かされています。また、少しの単語を知っているだけでも現地での簡単な会話には困らず、なんといってもフランス語表記しかないレストランでの食事や、買い物が楽しくなりました。
フランス語を勉強していて一番嬉しかったことは、仕事で対応したお客様に、” Puis-je vous aider ? “と言えたことです。英語があまり得意ではないお客様でしたので、どうにかフランス語で対応できないかと、知っている単語を駆使してなんとかお話ししました。英語の説明にはしかめっ面をしていたお客様も、フランス語を話した途端笑顔になってくださり、ご自身のことをたくさん話してくださいました。
お客様の心が少しオープンになった瞬間でした。フランス語を学んでいてよかった、お客様の力になれてよかったと、嬉しく思いました。
それと同時に、「この単語、覚えたはずなのに出てこない・・・つづりはどうだっけ・・・」と、たくさん勉強してきたはずの言葉がスムーズに出てこず、自分がまだまだフランス語を「話せる」レベルではないことを痛感しました。やはり、生のフランス語を習得するには、実際に使って「話す・書く」ことが1番の方法であると感じました。
英語や他の言語を勉強したい気持ちもあり、フランス語のみに費やす時間が多く取れないのが現実ですが、これからもフランス語を学び続けていきたいです。高校生でフランス語と出会った瞬間のときめき、フランス語を実際に使って人の役に立てた時の喜びが、私の原動力になっています。
やはり日々コツコツと
2021年度秋季3級合格・在日フランス商工会議所賞
矢代 恵
学習塾講師・埼玉県
私とフランス語との付き合いは、遡ること大学生時代。専攻はフランス文学でしたが、文学専攻とはいえ、まずはフランス語の修得が第一。 文学の研究の他、大学4年間を通じて、フランス語の学習に費やしました。大学卒業後は趣味でのんびりと勉強を続けており、フランス語学習歴はブランクがあったものの、通算40年近くになるのではと思います。
普段はネットでフランス語のニュースサイトを聴いたり、リスニングに特化したテキストで耳を鍛える学習をしたりすることが多いです。また動詞の活用は、活用表を折に触れて眺めて覚えているか、チェックするようにしています。
フランス語検定に対する学習は、信頼できるテキストをこれ1冊と決め、それを暗記するくらい、いえ飽きるくらい(笑)、何度も繰り返しやること。これに尽きるのではないでしょうか!1冊を完璧にやり、もうこれ以上やる必要はないと自信をもっていえるほどとことんやったおかげで、試験本番でも想像したよりずっと緊張せず、自分でも驚くほど冷静に問題は取り組むことができました。あれこれ手を出してどれも未消化になるより、ひとつのものに絞ってしっかり消化することの大切さを改めて思い知りました。もちろん、同じテキストを何度も繰り返しやるのは飽きることもあります、正直なところ。でも、合格した際の喜びを思い浮かべてそれを励みに、またテキストに向かうことができるのではないでしょうか。
更にリスニングに関しては、時間は短くて良いので、毎日集中して聴くことで、いつの間にか力がアップしていくようです。聞き流しではなく、必ず全身を耳にして聴く。試験本番でもそのような状況なのですから。
試験終了後1ヶ月ほどして、ネットで合格を知り、感無量としかいいようがなかったです。試験が終わり、帰宅途中の電車の中で答え合わせをしながら、あれっ、こんな基礎的な知識が実はあいまいだったと反省しましたので、それだけに。 同時に、フランス語検定という試験が存在していて、本当にありがたいものだと実感しました。
大学時代はフランス文学専攻なのだからフランス語を真面目に勉強して当然だという気持ちでいましたが、大学を卒業した後だからこそ、やはり自分はフランス語が好きなのだと気付きました。特にこの数年は家にこもらざるを得ない日々が続き、ならばフランス語の学習に新たに本腰を入れ、フランス語検定も頂点まで目指すべきと思ったわけです。
フランス語検定は、正に日本人がフランス語能力を客観的にはかるのに最適な試験だと、今回受験してみて、改めて感じました。 報われない努力もある一方で、報われる努力もまたしっかりある、そんなことも実感しました。今回は思いの外、良い成績で合格でき、それを励みに現在は2級受験を目指して日々コツコツと学習しております。 これからもフランス語検定を私の学習の伴走者とし、更なるフランス語の向上に努めていきます。
春季仏検インターネット出願でのクレジット決済のご利用再開について
春季仏検インターネット出願でのクレジット決済のご利用再開について(5/6掲載)
2022年度春季試験のインターネット出願の受付開始にあたり、4月14日より下記のとおりご案内しておりましたが、システム改修の完了にともない、クレジットカード決済のご利用は、5月6日(金)より稼働を再開いたしました。改修期間中にご不便をおかけいたしましたことをお詫び申し上げますとともに、多くの方のご出願をお待ちしております。
春季仏検インターネット出願におけるクレジット決済の稼働開始の遅延について(4/14掲載)
2021年度秋季仏検の出願期間中に決済サービス会社において発生したクレジットカード情報の流出を受けて、仏検インターネット申込ではクレジットカード決済のサービス利用にかかるシステムの改修に着手していますが、完了まで日数を要しています。このため、2022年度春季試験のインターネット出願期間におけるクレジットカード決済のご利用は、5月9日(月)から稼働を開始させていただきます。
稼働開始日の前に出願される方は、恐れ入りますがコンビニ決済または願書郵送による出願をご利用ください。なお、出願日や出願方法が、受験票の発送(6月7日発送予定)や実際の受験の条件等に影響を及ぼすことは一切ございません。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
TLPフランス語での1年 ~三カ国語話者を目指して~
2021年秋季2級合格・文部科学大臣賞
橘 幸作
大学生(東京大学)・千葉県
私がフランス語の学習を始めたのは、約1年前のことです。大学に入学するにあたり、第二外国語としてフランス語を選択したことが学びの始まりでした。もともと語学を勉強することが好きだった私は、大学で授業が始まる前から、フランス語という新たな世界へと足を踏み入れることに胸をときめかせていました。
大学でのフランス語の授業は、そんな私の期待に応えてくれるものでした。東京大学教養学部における外国語教育は、非常に充実しています。特に、トライリンガル・プログラム(TLP)と呼ばれる教育プログラムにおいては、第二外国語の運用能力を短期間で集中的に鍛えることができます。これは、入学時に一定レベルの英語力を有すると認められる学生を対象とするプログラムで、日本語と英語に加えてもうひとつの外国語をマスターすることにより、三カ国語話者となることを目指すものです。語学の勉強が大好きな私にとってTLPは非常に恵まれた環境であり、第二外国語としてフランス語を履修すると決めたときから、何としてもTLPに入ってフランス語を勉強したいと考えていました。実際にTLPフランス語の履修許可通知が届いた際には、大喜びでした。
TLPフランス語の授業では素晴らしい先生や仲間に恵まれ、私のフランス語の実力は着実に向上していきました。授業は原則としてフランス語で進行するため、早い段階からフランス語で話す訓練を積むことができ、いわゆる「4技能」を満遍なく伸ばすことができました。また、コロナ禍ということもあり、授業は基本的にオンラインで行われましたが、双方向性の高い授業であるがゆえに他のTLP生ともすぐに仲良くなり、互いに切磋琢磨することができました。
大学に入って半年が経つ頃には、フランス語の基礎が整い、仏検2級も射程圏内に入ってきました。この頃、秋季試験で仏検2級を受験することに決めた私は、仏検を意識して勉強するようになっていきました。
仏検2級の試験で最も苦労したのは、筆記試験の大問2でした。これは、与えられた日本語の文とフランス語の文が同じ意味となるように、フランス語の文の空欄に適当な単語を一語書き入れる問題です。記述式の問題であるということもあってなかなか正答率を上げることができなかった一方で、フランス語に独特な表現が多く問われていて大変勉強になる問題でもありました。例えば、2014年度の春季試験では、日本語話者とフランス語話者にとっての信号機の色の違いが出題されています。一般に、日本語話者にとって信号機の色は「青、黄、赤」の三色であり、英語話者にとっては「green、amber (yellow)、red」の三色であるのに対し、フランス語話者にとっては「vert、orange、rouge」の三色です。これは、信号機の色が物理的に異なるということではなく、ひとえに認識の問題だそうです。
このような認識の差異は、信号機の色に限ったことではないように思われます。言語が世界をどのように分節化しているかによって、世界の見え方が異なってくるということなのでしょう。私たちの認識が言語によって強く方向付けられていることを痛感すると同時に、新たな言語を学ぶことで既存の認識の枠組みから解放される体験には、何ごとにも代えがたい喜びを感じます。
フランス語の学習を始めてまだ日は浅いですが、TLPの仲間とともにこの一年間で大きな成長を遂げることができました。仏検2級の成績優秀者に選出していただいたことを大変嬉しく思うと同時に、今後ともより一層フランス語の学習に励み、三カ国語話者を目指して努力を積み重ねていきたいと思います。
国際芸術都市入居者推薦について
仏検インターネット申込 お取扱いの一時停止について(4/28)
仏検インターネット申込は、システムメンテナンスのため、
以下の期間中、各種お取り扱いを一時停止いたします。
※期間中は申込システムへのアクセスが不通となります。
※お申込完了後のコンビニ店頭でのお支払いは可能です。
※作業の進捗状況により、終了時間は前後する可能性がございます。
仏検インターネット申込 お取り扱い一時停止期間
対象 : インターネット申込システムでのID取得・出願情報入力、
マイページでの各種操作
停止期間 : 2022年4月28日(木)AM 1:00 ~ 6:00
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承のほど、お願い申し上げます。
フランス語の錆落とし – 仏検は人生の deuxième étape への糧
2021年度春季1級合格・日仏会館賞
小池 穣治
千葉県
中学生の時、Radio France Internationale を短波放送で聞いてフランス語の美しさに魅せられ、大学ではフランス語を第2外国語として選択しました。その後、20代終わりにパリに赴任することとなり、2年間本格的にフランス語に接することとなりました。
当時は(今も?)パリでは英語があまり通じない中、フランス語でのコミュニケーションに悪戦苦闘する日々でした。不幸にも住居が盗難にあってしまい、警察に出向いたら、≪ English, I speak, ehhh… quelqu’un qui parle anglais? ≫ と同僚に振る始末、フランス語で状況説明しなければなりませんでした、また、車の免許を取るため「日本人OK」という現地の自動車教習所を訪れると、フランス語しかしゃべれない教官たち。話が違う!いきなりパリの公道を運転させられました。しかし、こんな修羅場を経験したおかげでフランス語は鍛えられました。まさにピンチをチャンスに、です。
日本に帰国後、仏検2級を取得しました。今から30年ほど前のことです。
その後、残念ながらフランス語を使う機会はほとんどなく、フランス語の能力はどんどん落ち、忘却のかなたに追いやられていた状況でした。
第二の人生設計を考えなければいけない年齢になったことをきっかけに、「今まで曲がりなりにも培ってきたフランス語を忘れるに任せるのはもったいないのではないか、今後フランス語を活かせる機会もあるのではないか」との思いが強くなりました。そのため、フランス語の再学習の目標とすべく30年ぶりに仏検を受験することにしました。
当初、仏検準1級の合格を目標にしました。錆びついたフランス語は相当リハビリが必要でしたが、勉強を進めていくにつれ、昔の知識・感覚が蘇ってきました。昔身につけた知識は無駄になっていなかったと実感しました。そうなると欲が出てくるもので、あまり深く考えずに仏検1級も受けることにしました。
幸運にも2020年秋季の仏検準1級に続き、2021年春季の仏検1級に合格することができました。初回での1級合格は想定外だったので、こんなに嬉しいことはありませんでした。
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さて、仏検に向けどんな勉強を行ったか、少し触れたいと思います。
まずは30年間ほぼ使う機会がなかったフランス語の錆落としをする必要がありました。このため、昔使っていたフランス語の入門書を引っ張り出して復習、特に性・数の一致、条件法、接続法を重点的に復習し、カンを取り戻す努力をしました。仏検を受験した際、こうした基礎固めの重要性を改めて認識したところです。
ネットで提供されるフランス語のニュースについて、毎日欠かさず国際情勢、仏国内の出来事を含め幅広く読むようにしました。これに加え、医療・健康や科学関連のネット配信記事を読むことにより、知識習得とフランス語能力の向上を図るようにしました。
仏検1級に特化した勉強としては、過去問や類題を何回か解き、出題傾向の相場観を養うようにしました。個別の出題分野について行った対策をいくつかご紹介します:
名詞化問題:重点的に対策を行なった分野の1つです。市販やネットの教材などを活用しつつ、名詞形と名詞化構文への変換について繰り返し学習しました。特に留意したのが特殊な名詞形と複数の名詞形があるケースです。名詞構文への変換についてはいくつかのケースに類型化し、それぞれの名詞構文化にあたってどのような動詞が用いられるかなどを別途まとめる作業を行いました。また、名詞構文への変換は1対1ではなく様々な方法があるため、市販の教材にある名詞化構文を敢えて別の名詞化構文にするといった試みをしました。仏検公式ガイドブックの解説には様々な名詞構文のパターンが解説されており、大変役に立ちました。
多義語:市販の教材がなく、最も対策が取りにくい分野でした。仏和辞書から違う意味を含む基本語彙を拾い上げ、別途単語帳にまとめるという作業を行いましたが、手間がかかるため途中で挫折しました。幸運にも対策済の部分から実際に出題されたので、作業は無駄にはなりませんでした。
時事用語:出題対策というよりは、むしろ多様な分野においてフランス語で表現する能力を高めたいという動機で覚えました。様々なソースを頼りに分野別の時事用語集を半年くらいかけて1,000単語程集めて作り、暗記しました。(例えば「新型コロナ関連」、「医療」、「政治」、「経済」、「環境・エネルギー」、「スポーツ」、「IT」など)。東京オリンピック開催年だったため関連の出題を想定していたところ、的中してよかったです。
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どうにか取得できた仏検1級ではありますが、私にとって自信を持たせてくれる心の拠り所です。ただ、1級合格に満足し、フランス語のメンテナンスが怠りがちなのも事実です。再び錆びつかせてしまわないよう、たゆまぬ努力を続けていかねばと自戒の念を込めて強く思っているところです。まもなく人生の第2フェーズに入ろうとする中、仏検合格をこの先まだ続く人生の選択の幅を広げる糧にしていければ、と思っています。
「仏検だより」を更新しました
2021年度 文部科学大臣賞団体賞 受賞のことば
立教大学フランス語教育研究室/フランス文学研究室
京都産業大学外国語学部ヨーロッパ言語学科フランス語専攻
早稲田大学高等学院
フランス語暗唱コンクール―初めてのハイフレックス開催―フランス語と私
松田 雪絵(埼玉県立伊奈学園総合高等学校)
[追悼]長谷川善一先生を偲ぶ
岩本 渉(アジア太平洋無形文化遺産研究センター所長・APEF常務理事)
[追悼]長谷川善一先生を偲ぶ
岩本 渉(アジア太平洋無形文化遺産研究センター所長・APEF常務理事)
フランス語教育振興協会(APEF)前理事長の長谷川善一先生が2月21日、82年の生涯を閉じられました。ここに謹んで哀悼の意を表します。故人の思い出をつづるといっても、私は2015年長谷川先生が理事長を退任されるのと同時に本協会の理事になったので、協会での仕事よりも、二人の共通の職場であった文部省(現文部科学省)時代の話が多くなります。
長谷川先生は1962年東京大学教養学部フランス科卒業後文部省に入省され1966年から68年まで人事院長期在外研究員としてフランスに派遣されました。政府による同制度のフランス派遣の第1期生であり、ストラスブール大学、そして後半の1年を国立行政学院(ENA)で学ばれました。後年、私が当時の思い出を伺うと、ストラスブールの冬の暗い夜道を大学の帰途歩いていると、通りがかりの建物の窓から子供が「アジア人!」と言って物を投げてきたというような話を伺ったことがあります。またENA在籍の半分の期間は、Indres et Loire 県の副知事として県内を駆け回ったと懐かしそうにお話されたのを覚えています。一方、Mai 68 の社会の動乱を現地で体験され、「学生らが機動隊に殴打されるのを見て、国家権力の正体を見たような気がする」と話されたことがありました。
フランスへの2回目のお仕事は1975年から78年にかけて在仏日本大使館一等書記官、文化アタッシェとしてのご勤務で、我が国初のフランスの国宝級の展示、モナ・リザ展実現に向け現地で精力的に交渉にあたったのも先生でした。当時、国際交流基金からパリに派遣されていた故大塚本協会理事とは、ともにパリを舞台にして働いた戦友でいらっしゃいました。
私は、先生より15年後に生まれ文部省に入省しましたが、長谷川先生と言えば、省内の国際派の代名詞的存在でした。私が、文部省で長谷川先生以来13年ぶりにフランスへ行く在外研究員を志願した時に省内選考をしてくださったのも先生でした。また、最終選考合格後、フランスの大学から予備登録の回答がないと言ってやきもきしてご相談すると「君、フランスが相手だから心配しないでいいよ」と慰めてくださいました。いよいよ渡仏が近づくと、凱旋門から放射線状に伸びた avenue のどれを行けば大使館に行けるか、手配してくださったホテルにどう行くかを、きれいに地図にして教えてくださいました。語学研修を受ける Tours へは、普通一つ手前の St-Pierre-des-Corps の駅で降りて乗り換えなくてはいけないなどと教えてくださいましたが、そんな時には、ご本人も懐旧の念に浸っていらしたようでした。
私が大使館勤務になった時もたまに出張などでいらしてご一緒することがありました。その折、長谷川先生から言われた「フランスの官僚はどんなに忙しくても面会の申し込みがあると断らない、短時間でも会って話を聞いている、これが彼らの優れた仕事の秘訣だよ」という言葉は、今でも私の仕事に大変役立っています。
後年ユネスコを志望した私が、二国間の外交官の仕事と国際公務員の仕事の比較を先生に伺ったところ、「国際機関は普遍的な理想を追及はしているが、déraciné になるようで、僕は苦手なんだ」と言われました。自分のアイデンティティは守りたいとお考えだったような気がします。20年たった今、二人でこの点を議論しだしたら1日では足りないだろうと思います。
長谷川先生は、文部省退職後も多様なお仕事に就かれました。APEFには1998年から関わられました。2011年の公益財団法人化の実現は、役員、事務局一丸となった努力の賜物ですが、長谷川理事長の豊かな職務経験、卓越したリーダーシップと洞察力がなければ実現しなかったでしょう。フランス語に serein という言葉があります。長谷川先生はじっくり相手の話を聞き沈着に行動され、まさにこの言葉が打って付けの方だったと思います。
APEFの会議の後の懇親会などで、よく大塚理事とお二人戸外で喫煙し談笑されている姿を目にしましたが、私には、一幅の寒山拾得の画のように見えました。今頃天国からお二人はあの優しい眼差しで我々を見ておられることでしょう。
APEF前理事長の長谷川善一先生が2022年2月21日、82歳でご逝去されました。長谷川先生は文部省(現文部科学省)入省後、在仏日本大使館書記官、文部省学術国際局長等を歴任。日本芸術文化振興会、国連大学等でも理事を務められ、2012年にはフランス共和国から教育功労章オフィシエを受章されました。APEFでは1998年に理事に就かれた後、2004年からは理事長として2015年までの11年にわたり公益財団法人化を始めとする協会の発展に大きく寄与され、2015年から2019年までは評議員を務められました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
東日本高校生フランス語暗唱コンクール―初めてのハイフレックス開催―
松田 雪絵(埼玉県立伊奈学園総合高等学校)
2022年3月13日、慶應義塾大学三田キャンパス北館ホールで東日本高校生フランス語暗唱コンクールが開催された。今回は会場に足を運べない高校生のためにオンライン参加も可能にしてハイフレックス開催となった。北海道から神奈川まで21校35名の生徒が出場し、そのうち4校7名の生徒がオンラインで参加した。
このコンクールはフランス大使館が後援し、アンスティチュ・フランセ横浜(以下IFJ-横浜)、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下慶應SFC)、そして日本フランス語教育学会(以下SJDF)が共同で開催している。私はSJDFの初中等教育委員会の代表として運営に携わっている。準備は年度初めに日程を決めて会場を押さえることから始まる。今回はコロナ禍の対面実施ということで会場担当の慶應SFCの國枝孝弘先生は苦心して三田キャンパスに掛け合ってくださった。
会場を押さえたら次は課題選びである。フランコフォニー月間の3月に開催されるため、北アメリカ、西インド諸島、アフリカ(サブサハラ)、マグレブ、ヨーロッパの各地域から1つずつ、5つの課題が出される。テクストの種類も小説や詩、政治演説などバリエーションに富み、今回は新たにグラフィック・ノベルが加わった。標準フランス語の初級・中級レベルの語彙で150~250語で書かれているものが望ましい。この難しい注文に例年応えてくださるのが法政大学の廣松勲先生。複数の言語や文化をまたがって生きる苦悩や魅力、ジェンダー、人種差別など、まさに高校生に考えてほしいテーマを扱う素晴らしい課題を用意してくださる。ところが昨年度は廣松先生がサバティカル。そこへ獨協大学のジョルジュ・ヴェスィエール先生が新たに初中等教育委員会に加わり窮地を救ってくださった。ありがたいことに課題文の準備に加えて暗唱のモデル録音まで担当してくださった。これは第2外国語としてフランス語を学ぶ学習歴1~2年目の高校生が対象のコンクールである。初級者にもわかるように「ゆっくりはっきり」と、そして出場者がモデル録音に影響され過ぎないように「表現は控えめに」という要求に見事に応えてくださった。
課題文とモデル録音が揃ったら募集を開始。対面実施の準備をしていたのに年明けには新型コロナウイルスの感染者数が急増。昨年はビデオ審査だったが、結局今年もオンライン開催になるのかと思っていたら、國枝先生が高校側の意向を尋ねてくださった。都心と地方の高校どちらからも対面実施を望む声が圧倒的だったが、遠方であることや感染が不安、直前に濃厚接触者になった等の理由で会場に来られない高校生を切り捨てたくなかった。そこでIFJ-横浜のシビル・デクフレさんの提案もあり、対面とオンラインのどちらも可能にするハイフレックス形式で開催することになった。慶應SFCの宮代康丈先生と西川葉澄先生は検討すべき点を素早くリストにしてくださり、それをもとにオンライン会議も行った。直前にはSFCの先生方で下見までしてくださった。常に出場する高校生のことを最優先に考えて最善を尽くしてくださるIFJ-横浜、慶應SFC、そしてSJDFの方々とのこの協力体制をとても誇りに感じている。SJDFの私の役割は、募集要項やプログラム、評価シートなどの文書作成、そして運営者側や出場校、協賛団体との連絡調整役である。今回は複数の高校の先生方が助けてくださり、ありがたかった。さすがに先生方は手際が良く、例年よりも余裕を持って本番を迎えることができた。
当日、司会を務めたのは國枝先生。開会式から冗談を交えて高校生の緊張を解いていた。宮代先生はオンライン参加者の発表が少しでもよく伝わるように細やかな気配りでZoomの操作をしてくださった。審査員を務めたのはIFJ-横浜のデクフレさんとコリンダ=ガエル・ベオンさん、そしてSFCの西川先生、SJDFのヴェスィエール先生。笑顔と温かいまなざしでエールを送るようにひとりひとりの発表を見てくださり、結果発表後も出場者へ丁寧にアドバイスをしてくださった。
ところで、「フランコフォニーのテクストが課題だなんてとんでもない!」という声が時々聞かれる。そう考える方はぜひコンクール会場へ足を運んでいただきたい。高校生は大人の予想を気持ちよく裏切ってくれる。作品の背景を調べてテクストを解釈し、初級者ながらも見事にフランス語で表現している。コロナ禍で自分の力を試す機会が奪われてきたからか、今年は例年以上に意気込みが感じられた。会場の空気をつかんで生き生きと発表していたのが印象的だった。これだけレベルの高いコンクールとなるのは、出場者本人の努力に加えて、高校の先生方の日頃の熱心なご指導のおかげでもある。
コンクールは競い合いの場であるが、他にもさまざまな役割がある。まずは交流の役割。高校生が同じフランス語を学ぶ仲間と出会える場、そして高校教師同士、または高校と大学の教師が情報交換できる場となっている。今回も休憩時間に楽しそうに声を掛け合う高校生を見て、苦労して対面で実施した甲斐があったと感じた。また、コンクールは高校生の成長のきっかけにもなっている。まずは「初級者の自分がこのテクストを暗唱できた!」と自分に驚いた生徒は少なくないはずだ。人前で堂々と発表できた自分に自信を持てた生徒もいるだろう。悔しい思いをした生徒もそれもひとつの経験。私の生徒達も他の出場者の発表を見て自分に足りないところを認識し、秋に開催されるスケッチ・コンクールでは絶対にリベンジしたいと言っていた。人前での発表に怖気づいていた2人が大きな進歩である。さらには、フランス語学習に有益な情報を提供する場にもなっている。アンスティチュ・フランセやDELF、仏検の存在をコンクールで知る高校生もいる。また、賞品を通して各出版社が出版するフランス語の学習書を知ることにもなる。他にも慶應SFCの多言語入試や獨協の自己推薦入試などフランス語を活かせる入試も紹介されている。
このような有意義なコンクールを毎年開催できるのもAPEFをはじめ協賛団体に大きく支えていただいているおかげである。心より感謝申し上げたい。
2021年度 文部科学大臣賞団体賞 受賞のことば
文部科学大臣賞団体賞は2013年度に創設され、当年度における出願者数とその増加率および試験結果等を勘案し、年度を通じたフランス語教育への取り組みを総合的に判断した上で、特に優秀と認められた団体に授与されます。2021年度は、立教大学フランス語教育研究室/フランス文学研究室、京都産業大学外国語学部ヨーロッパ言語学科フランス語専攻、早稲田大学高等学院が選出され、APEF役員が各校にお伺いし表彰の場をもちました。表彰団体の先生方からお寄せいただいた受賞のことばをご紹介します。
立教大学フランス語教育研究室主任 関未玲先生
このたびは文部科学大臣賞団体賞をいただき、誠に光栄なことと心よりお礼申し上げます。本学では2005年秋季の仏検より、準会場として団体受験を実施してまいりました。フランス語・文学を専門とするフランス文学専修の学生はもちろんのことながら、第二外国語としてフランス語を学ぶ他学部学生も、毎年仏検にチャレンジしています。名誉ある賞を頂きまして、仏検実施に携わる教員はもとより、フランス語学習に取り組む学生にとって大きな励みとなります。コロナ終息を見据え、学内の留学プログラム応募に必要な仏検等の資格合格に向けて、日々フランス語学習を頑張っている学生を、これからも応援できるような環境づくりを目指してまいります。有難うございました。
写真(後列左)関未玲先生・(前列中央)立教大学総長 西原廉太先生・(同中央左)澤田直先生・(同右)西澤文昭APEF理事長・立教大学の先生方と学生の皆さん・APEF職員
京都産業大学外国語学部教授 平塚徹先生
このたびは、文部科学大臣賞を賜り、京都産業大学外国語学部ヨーロッパ言語学科フランス専攻教員一同、大変名誉なことだと喜んでおります。本専攻は、優れたフランス語力を養成するために、1・2年次には週5回のフランス語の授業を設け、到達度の検証を仏検で行なっております。また、3・4年次においても上級合格を目指して指導しています。
本専攻の教育において、仏検は学生に目標・励み・達成感を与えてくれる不可欠の存在です。2020年度はコロナ禍で例年通り団体受験を実施できず大いに苦しみましたが、今回、やっと団体受験を再開できたところに思いも掛けない受賞となり、一層の喜びを覚えた次第です。改めて心よりお礼を申し上げます。
写真(後列左から)北村卓APEF副理事長・平塚徹先生・ブルーノ ティノ エリック先生・長谷川晶子先生・井上俊博先生・伊ケ崎泰枝先生・(前列)学生の皆さん
早稲田大学高等学院フランス語科 中野茂先生・大原宣久先生
この度は文部科学大臣団体賞を賜り、早稲田大学高等学院の教員一同大変嬉しく、また光栄に思っております。早稲田大学高等学院の歴史は1921年大学予科に始まり、フランス語教育も予科の時代からの長い伝統を持っております。卒業生は原則全生徒が早稲田大学に進学する本学院では、第二外国語が三年間選択必修(独、仏、露、中のなかから一つ選択)となっており、第三外国語でフランス語を学んでいる生徒も含めると全校で500名近くの生徒がフランス語を学んでいます。
フランス語科では、「異文化理解にもとづいた豊かな人間形成」と「フランス語を活かした国際社会での活躍」といった目標をもとに授業を展開しております。これらの目標を達成するうえで、実用フランス語技能検定試験(仏検)は大変大きな存在となっております。
この場をお借りして今後も皆様からのご指導ご鞭撻をお願いすると同時に、さらなる仏検の発展をお祈りいたします。
写真(右から)野中純先生・大原宣之先生・中野茂先生・学院長 武沢護先生・西澤文昭APEF理事長・生徒の皆さん
好きこそ物の上手なれ
2021年秋季準1級合格・ケベック州政府在日事務所賞
森川 奈緒美
主婦・埼玉県
大学時代に専攻だったのにもかかわらず中途半端な習得で終わってしまったフランス語と本気で向き合おうと、5年程前に独学で再び勉強を始めました。以来、全くの趣味ですが、家事育児の合間にフランス語を勉強することは私の生活の一部になっています。フランス語を話す、使う機会が欲しく、2年半前からは週に一度オンラインでの授業を受けています。
普段はフランス語の記事等を読み、書き写し(各単語の綴り、文の構造、動詞の活用の確認と新しく出会った単語の意味を頭に入れる為)、そしてインターネットラジオでフランス語を毎日聴いています。局や番組によっては過去の放送も聴けますし、放送内容を簡単にサイト上で文章化してくれているので聴力のトレーニングに放送時間が短めの番組も時々利用しています。(放送内容を見ずに何度か聞く→内容を自分の言葉で要約する→放送内容を見て自分の理解度をチェック!)
今までの努力の成果を試してみようと今回仏検受験に至りました。
1次試験に関しては、普段の勉強+対策本を通しての仏検に向けた勉強の甲斐あって満足出来る状態で試験に臨むことが出来ました。
しかし、週に一度しかフランス語を話す機会がない私にとって、2次試験に向けての対策は難を要しました。1次試験が終わって2次試験までの約2ヶ月間は長いようであっという間に過ぎていきました。まずは口述のテーマとなり得るだろう時事、社会問題、日本特有の文化に関する記事を(日本語で書かれたものだけでなく、フランス語で書かれたものも含めて)読みました。幸い、ネットで様々な情報を得ることが出来る時代です。フランス語で書かれた日本に関する記事に沢山触れ、知識と語彙を豊かにしました。そこから各テーマに対して自分の意見を持つよう意識しました。本番では(口述の)準備、口述ともに時間が限られているので、いかにその短い時間にテーマに沿ったアイディアを出して、論理的にまとめるかが鍵になります。オンラインのレッスンでも会話を重点的にみてもらいましたし、夜な夜なタイマー片手にひとりで何度も練習を重ねましたが、本番に向けて話す能力を上げていくのは難しかったです。理想を言えば、やはりこの練習には聞いてもらえる相手、訂正やアドバイスをくれる相手が必要だったと思います。
本番が終わった後になって、「こんな事も言えたのではないか」とか「論述としてテーマに対する最後の締めくくりが出来ていなかった」などといった気持ちもありましたが、私にとって、この2次試験は初めての場で、かつ初めて会う試験官の前でフランス語を話すという経験を得られたのと、今後のステップアップの課題を見つける良い機会となりました。また仏検合格という結果を目にした時、今まで勉強してきたこと、努力してきたことが初めて「形」になりました。
「言語は生きている」本当にそう思います。新しい単語が生まれることもあり、廃れていく単語もあり、また元々の意味から離れ別の意味を持って独り歩きする単語もあり。フランス語の学習に終わりはありません。だからこそやりがいを感じます。フランス語を母語とする人々と同じような感覚でフランス語を読んだり、話したりすることが出来たらどんなに素晴らしいだろうと思います。いつか日常的にフランス語を話す機会を持てることを夢見て今日も明日もフランス語の世界に浸る時間を堪能します!
大型連休期間の休業についてのお知らせ
公益財団法人フランス語教育振興協会・仏検受付センターは、大型連休に伴い、4月29日(金)~5月5日(木)を休業期間とします。つきましては、休業期間中にお寄せいただく仏検・翻訳・APEF青山フランス語プロフェショナルコースの各業務についてのご依頼・お問い合わせが5月6日(金)以降のご対応となりますことをご了承ください。
また、翻訳サービスにつきましては、連休直後に複数のご依頼が重なり、通常よりも翻訳工程に日数を要する場合が想定されます。
ご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
第3言語としてのフランス語
2021年秋季5級合格・在日スイス大使館賞
堀田 悠惺
小学3年(Global Indian International School Tokyo)・東京都
ぼくは日本に住んでいて、英語を第一言語とするインド系のインターナショナルスクールに通っている日本人の小学生です。 フランス語を始めたのは3年前です。小学生になるときに学校の授業の第3言語にフランス語を選びました。その理由は2つあります。1つ目は、フランス語は英語と似ている単語があって楽しそうだったからです。2つ目は、ぼくは絵を描くのが好きなので、いつかフランスに絵の勉強をしに行きたいからです。
学校では、週に1回、フランス語の授業があります。フランス語の先生は、日本語は使わずにフランス語や英語で授業をします。そのため、自然にフランス語が聞き取れるようになりました。他にもフランス人の考え方や、日本の文化との違いをお話してくれることもあります。
2年生になって、もっと上手になりたくてオンラインで会話のレッスンを始めました。先生はフランス人でおしゃべりも楽しいし、フランス語を話すたくさんの国の文化も教えてくれます。3年生になって、文法が少しずつわかってきたのでフランス語検定の5級を受けることにしました。準備は2か月前から始めました。学校ではまだ習っていない文法もあったので、5級の本を1回読んでから、模擬問題を2回分解きました。わからないところは先生に聞いて、ぼくが理解できるまで教えてもらいました。おかけで無事に合格できて成績優秀者にも選んでもらうことができました。最近の楽しみは、外出したときにフランス語で書かれている看板の意味が分かるようになってきたことです。
次は4級を受験します。短い期間の目標として、フランス語検定を受けることはとても良いです。受かるととても嬉しいので、勉強を続けるモチベーションになるからです。
今のぼくの希望は、2024年にフランスのパリで開かれるオリンピックを観戦しに行って、美術館で絵を観ることです。その時に現地の人とフランス語でお話ができるようになれたらいいな。
若干名追加募集!4月開講「通訳準備科」「翻訳基礎科」
フランス語に感謝
2021年春季2級合格・文部科学大臣賞
赤城 みう
東北大学学生・宮城県
私は高校時代に1年間フランスへ留学をしました。非英語圏に行きたいなと考え、なんとなくフランスを希望しましたが、この経験は私に劇的な影響をもたらしました。
恥ずかしながら、私は Bonjour と Je m’appelle 〜 しか知らずに渡仏しました。その程度のフランス語力だったので、留学中には本当に苦労しました。言葉が話せないと、自分が赤ちゃんになった気分だったのを覚えています。伝えたいことがあっても伝えられないもどかしさと、みんなが話していることを理解したいという気持ちが、私のフランス語のやる気に火をつけました。初めは、よく耳に入ってくるフランス語をカタカナで書き取って、意味を後から確認することから始めました。フランス語を話せるようになればなるほど、留学先の高校の友達やホストファミリーとの距離が縮まって行くのを感じて、大きなモチベーションとなりました。フランス語は、私に留学先でのたくさんの素敵な出会いをくれました。フランス語という道具を通じてできた知った世界や、得た人々との絆は、私にとってかけがえのないものです。
現在、私は東北大学に在学しています。大学でも、フランス語の学びを継続しています。フランス語のおかげで大学でできた繋がりが2つあります。
1つは、一緒にフランス語を勉強する仲間たちです。高校まではフランス語を一人で勉強していたのですが、大学では、私たち学生のフランス語力向上のために尽力してくださる先生と、共に高め合える仲間がいます。とても心強いです。みんなが努力しているのを見て、私も仏検に挑戦しようと思えました。現在は、「日本の学生が選ぶゴンクール賞」のプロジェクトにみんなで取り組んでいます。フランス語の小説を読み味わうのは簡単なことではありませんが、とてもやりがいを感じています。
もう1つは、フランスからの留学生との出会いです。東北大学は留学生が多く国際性に力を入れている大学で、フランスの大学からの留学生も多くいます。コロナ禍にも関わらず、彼らのおかげで日常的にフランス語で会話をする機会を持つことができました。特に彼らとの会話を通して、フランス語に感情が乗るようになったのは大きな進歩です。前よりもずっと自分の言葉、気持ちとしてフランス語を話せるようになりました。また、日本で暮らしているフランス人から見た日本について考えを彼らから聞くのも、非常に面白いです。
私は、今年の夏からリヨンの大学に交換留学をします。この留学では「フランス語を学ぶ」だけでなく「フランス語で学ぶ」ことができるように頑張りたいと思っています。今からとても楽しみです。
留学以来ずっと私の人生を豊かにしてくれているフランス語に心から感謝したいです。そして、フランス語を通して私と出会い、良い影響を与えてくれた方々にもここで感謝したいです。ありがとうございます。Merci beaucoup !!
留学先、Evianで訪れたレマン湖畔
決済サービス会社におけるクレジットカード情報流出に関するご報告とお詫び
決済サービス会社におけるクレジットカード情報流出に関するご報告とお詫び
この度、弊会の仏検インターネット出願受付システムで利用している決済代行サービス(以下「本決済サービス」といいます)において、同サービスの提供元であり、個人情報保護マネジメントシステムに基づくPマーク取得事業者である株式会社メタップスペイメント(以下「MP社」といいます)の決済情報データベースに対する外部からの不正アクセスが発生しました。
MP社の報告によれば、仏検インターネット出願受付システムでクレジットカード決済を利用された一部の方の個人情報が流出した又は流出した可能性があるとされており、皆さまに多大なご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを深くお詫び申し上げます。
なお、本決済サービスはMP社により運営されているものであるため、弊会ではクレジットカードに関する個人情報を保有しておらず、弊会からの個人情報の流出はございません。
MP社の決済情報データベースに対する不正アクセスの状況と調査経緯の詳細につきましては、 MP社のホームページ(https://www.metaps-payment.com/company/20220228.html) よりご覧いただけます。
以下では、MP社の決済情報データベースに対する不正アクセスによる個人情報流出の概要とその対応についてお知らせいたしますので、ご確認くださいますようお願い申し上げます。
1) 発生事象の概要について
MP社の決済データセンターサーバー内に配置された一部のアプリケーションの脆弱性を利用され、外部からの不正アクセスが行われました。この不正アクセスは、2021 年8 月2 日から2022 年1 月25 日にわたって以下の事項が複合的に行われ、決済情報等が格納されているデータベースにまで達し、個人情報を含む情報が外部に流出したことが判明いたしました。
なお、現時点におきましては、MP社での以下の各事項の防止や排除等の対策は完了しております。
・社内管理システムへの不正ログイン
・一部アプリケーションへのSQL インジェクション
・不正ファイル(バックドア)の設置
2) 情報流出の可能性のある方と流出した情報の項目について
仏検インターネット出願受付システムで利用されたクレジットカード決済に関して、不正アクセスのあったMP社の下記①②のデータベースに格納された個人情報が流出した可能性があるとのことです。
①トークン方式クレジットカード決済情報データベース
MP社の公表では2021年10月14日から2022年1月25日の間に利用されたクレジットカード決済にかかる「カード番号」「有効期限」「セキュリティコード」の情報が流出した可能性があるとされており、仏検については2021年10月14日から10月28日(出願受付終了日)の間にクレジット決済で出願を完了された方の個人情報が流出した可能性があります。該当する方には順次個別にご連絡いたします。なお、MP社ではすでに流出原因の防止や排除等の対策は完了しており、第三者調査機関より安全性が認められているとのことです。
※MP社において第三者調査機関による調査が行われた際、不正に取得された件数・個別のカード情報が特定されなかったため、該当の期間にクレジットカード決済を利用された方の取引全件が対象となります。よって「全件が流出対象」という確証はなく、あくまで「全件が流出懸念の対象」とのことです。
②決済情報データベース
2021年5月6日から2022年1月25日に利用されたクレジットカード決済にかかる「カード番号」「有効期限」の情報流出が確認されています。こちらはMP社および第三者調査機関の調査によって流出した情報が特定されておりますので、該当する方には順次個別にご連絡いたします。
3)仏検秋季試験を2021年10月14日から10月28日(出願受付最終日)の間にクレジットカード決済で出願された方へのお願い
誠に恐縮ではございますが、クレジットカードのご利用明細書に身に覚えのない請求項目がないか、今一度ご確認をお願いいたします。
万が一、身に覚えのない請求項目の記載があった場合は、大変お手数ではございますが、同クレジットカードの裏面に記載のカード会社にお問い合わせいただきますよう、併せてお願い申し上げます。
なお、お客様がクレジットカードの差し替えをご希望される場合、カード再発行の手数料につきましてはお客様にご負担をお掛けしないよう、MP社よりクレジットカード会社に依頼しております。
4) 公表が本日になった経緯
弊会は、MP社による報告を受け、すみやかに専門家に相談するとともに、皆さまへ出来る限り正確な情報を提供するために影響の範囲等について調査を開始いたしました。具体的には、MP社が公表している調査報告書の内容の吟味だけでなく、MP社およびインターネット出願受付システムを運営する委託会社の担当者へのヒアリング、情報流出の可能性のある方の調査を行い、その結果、本日の公表までにお時間を要することになりました。本日の公表まで大変なご心配をおかけいたしましたことを心からお詫び申し上げます。
5) 本件に関するお問い合わせ先
情報流出の経緯・原因・対策のご説明 などにつきましては、下記MP社のお客様電話窓口までお問い合わせいただきますようお願いいたします。
■ メタップスペイメント お客様電話相談窓口
・受付時間:9:00 ~ 21:00(土日祝日も受付)
・電話番号:0120-816620(フリーダイヤル)
・案内内容: 情報流出の経緯・原因・対策の説明/お客様へのお願い事項に関する説明
不正利用状況の確認ならびにカードの再発行 につきましては、カード発行会社にご連絡ください。カード会社へお問い合わせの際は、スムーズなお手続きのため「メタップスペイメント不正アクセスの件」である旨をお申し出いただきますようお願いいたします。
■ 各カード会社連絡先
・電話番号:カード裏面に記載されている連絡先
・受付時間:カード会社によって異なります。
・案内内容:不正利用確認/カード再発行/カード利用停止に関するご説明
あらためまして、この度は仏検をお支えくださる皆さまにご迷惑とご心配をおかけする事態となりましたことを心よりお詫び申し上げます。弊会といたしましても、被害に遭われた方へ真摯に対応するとともに、信頼回復に向けた取り組みを進めてまいります。
2022年度 合格基準点・合格率
級(季) | 出願者数 | 1次試験 | 1次試験免除者数 | 2次試験 | ||||||
受験者数 | 合格者数 | 合格基準点 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格基準点 | 最終合格率 | |||
1級 | 451名 | 415名 | 53名 | 94点 | 12.8% | 5名 | 53名 | 45名 | 30点 | 10.8% |
準1級 | 889名 | 747名 | 198名 | 62点 | 26.5% | 40名 | 222名 | 180名 | 23点 | 23.3% |
2級(春) | 999名 | 872名 | 322名 | 66点 | 36.9% | 37名 | 342名 | 290名 | 19点 | 32.5% |
(秋) | 1,114名 | 933名 | 322名 | 61点 | 34.5% | 38名 | 343名 | 303名 | 19点 | 31.8% |
準2級(春) | 1,215名 | 1,039名 | 636名 | 56点 | 61.2% | 60名 | 673名 | 579名 | 18点 | 53.8% |
(秋) | 1,289名 | 1,084名 | 636名 | 55点 | 58.7% | 55名 | 661名 | 579名 | 16点 | 52.2% |
3級(春) | 2,229名 | 1,994名 | 1,055名 | 55点 | 52.9% | |||||
(秋) | 2,689名 | 2,388名 | 1,527名 | 60点 | 63.9% | |||||
4級(春) | 1,704名 | 1,541名 | 1,148名 | 60点 | 74.5% | |||||
(秋) | 2,867名 | 2,611名 | 1,993名 | 60点 | 76.3% | |||||
5級(春) | 1,353名 | 1,255名 | 1,011名 | 60点 | 80.6% | |||||
(秋) | 2,078名 | 1,902名 | 1,710名 | 60点 | 89.9% |
2021年度 合格基準点・合格率
級(季) | 出願者数 | 1次試験 | 1次試験免除者数 | 2次試験 | ||||||
受験者数 | 合格者数 | 合格基準点 | 合格率 | 受験者数 | 合格者数 | 合格基準点 | 最終合格率 | |||
1級 | 460名 | 413名 | 48名 | 83点 | 11.6% | 7名 | 54名 | 46名 | 31点 | 11.0% |
準1級 | 918名 | 811名 | 218名 | 74点 | 26.9% | 30名 | 231名 | 184名 | 23点 | 22.3% |
2級(春) | 1,232名 | 1,065名 | 398名 | 63点 | 37.4% | 53名 | 434名 | 358名 | 19点 | 32.5% |
(秋) | 1,313名 | 1,155名 | 404名 | 60点 | 35.0% | 57名 | 424名 | 384名 | 18点 | 32.7% |
準2級(春) | 1,234名 | 1,066名 | 658名 | 59点 | 61.7% | 48名 | 684名 | 596名 | 19点 | 54.6% |
(秋) | 1,412名 | 1,232名 | 710名 | 55点 | 57.6% | 50名 | 719名 | 628名 | 18点 | 50.6% |
3級(春) | 2,164名 | 1,929名 | 1,079名 | 60点 | 55.9% | |||||
(秋) | 2,811名 | 2,520名 | 1,414名 | 59点 | 56.1% | |||||
4級(春) | 1,719名 | 1,571名 | 1,305名 | 60点 | 83.1% | |||||
(秋) | 2,905名 | 2,695名 | 2,013名 | 60点 | 74.7% | |||||
5級(春) | 1,292名 | 1,173名 | 1,043名 | 60点 | 88.9% | |||||
(秋) | 1,987名 | 1,842名 | 1,576名 | 60点 | 85.6% |
APEF青山プロフェショナルコース 春学期 受講生募集中!
2021年度春季仏検 3級 選択肢での誤植について
2021年6月20日(日)に実施された仏検春季1次試験・ 3級筆記試験におきまして、選択肢中に誤植がございました。
3級 筆記試験問題冊子10ページ 大問 [9]
選択肢④
【誤】 comfortable ⇒ 【正】 confortable
公的な性格をもつ検定試験としての仏検への信頼を揺るがしかねない事態に、関係者一同、深く反省いたしますとともに、問題作成の諸段階での校正チェック体制を強化し、このような失態を繰り返すことのないよう努めて参る所存です。今回の件につきましては何卒ご寛恕くださいますよう、お願い申し上げます。
仏検実行委員会
検定情報6611(合否発送)
【2024年度秋季】ご受験いただきありがとうございました。1次試験結果・合否は12/11(水)に発送予定です。
短期集中@ZOOM「リモート同時通訳ワークショップ」申込受付中
短期集中@ZOOM「Le Mondeの経済記事精読」2/5(土)開講!
保護中: <下書き>2022年度開講コース案内
短期集中講座「リモート同時通訳ワークショップ」
講座概要
・応募資格:仏検1級以上/通訳実務経験3年以上(兼業可)
・定員:10名
・受講料:27,500円(税込み) ※入学金不要
【開講日程】2022年2月27日(日), 3月6日(日), 3月13日(日), 3月20日(日)
※全4回
【開講時間】14:00~16:00(2時間)
【会場】オンライン(ZOOM)
キャンセル待ちについて
「リモート同時通訳ワークショップ」にご関心をお寄せくださり、誠にありがとうございます。
本講座は定員に達したため、お申込みを締め切らせていただきました。
ただいまキャンセル待ちで受け付けております。
お席に空きが出ましたらご連絡差し上げますので、 cours@apefdapf.org まで、メールにてお申込みください。
※お席に空きが出た場合のみ、キャンセル待ちのお申込み順にメールでご案内します。
※大変恐れ入りますが、お席に空きが出なかった場合はご連絡いたしません。
お問い合わせ
公益財団法人 フランス語教育振興協会 APEF青山フランス語プロフェショナルコ ース担当 〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157 E-mail:cours@apefdapf.org |
2次試験当日の緊急連絡先について
1月23日(日)の仏検2次試験当日、緊急連絡先を下記のとおり開設いたします。
【2次試験当日のお問い合わせ】仏検受付センターTEL:03-5778-4073 |
・受験票が未着または紛失された方はヘルスチェックシートをこちらからダウンロードしてください。
・試験を欠席される場合、事前連絡は不要です。なお、欠席された方への結果通知の発行は行いません。
2次試験を欠席された方に対する来季の1次試験免除については、こちらをご覧ください。
・試験開催にかんする最新の情報は「2021年度秋季試験の開催について」のページでご案内しています。(1月22日追記)新型コロナウイルス感染等による欠席予定者・欠席者への対応を同ページに追加しました。
保護中: <編集中>Le Mondeの経済記事精読
2023年度春学期 受講者募集のお知らせ
2022年度秋学期からの継続受講に加えて、全コースで新規受講者を若干名募集します。
受講資格をご確認のうえ、以下の要領でお手続きください。
春学期 受講申込方法
【受講申込期間】2023年3月1日(水)から3月24日(金)まで
※締切後の申込も場合によって受け付けますのでご相談ください。
● 継続受講の方
上記期間内に受講登録を終えてください。
● 新規受講希望の方
① 申込書(word)をダウンロードし、必要事項をご記入のうえ、cours@apefdapf.orgまでメール添付でお送りください。折り返し受講対象クラス、入学テスト受験の要不要などをお知らせします。
② 入学テストは下記の要領で実施します。
2023年度春学期 入学テスト 実施要領
●日 時:2023年3月25日(土)11:00開始 16:00終了予定
<筆記試験>11:00~12:00 <面接>14:00より順次
●会 場:オンライン
●受験料:3,300円(税込み)
※銀行振込(下記参照)による事前支払い
※いったん納入された受験料は一切ご返金いたしかねます
◎ 出願期間:2023年3月1日(水)から3月24日(金)まで
<入学テスト受験料 振込先 > みずほ銀行 九段支店(店番号532) (普)1805436 (口座名義)公益財団法人 フランス語教育振興協会 教育口 |
※入学テストの免除について
- 2008年秋季以降の仏検1級、準1級(および対応するDELF・DALF)取得者で、「通訳準備科」、「翻訳(基礎科・本科)」を希望される方は入学テスト免除になります。免除を希望される場合は、申込書をお送りいただく際に当該レベルの合格証書またはディプロムの写しを併せて提出してください。
- 「通訳基礎科・本科」を希望する方への入学テスト免除はありません。
③ 入学テストの結果はテスト実施後3日以内にメールでご連絡いたします。
④ 入学テスト合格者およびテスト免除*で受講決定の知らせを受けた方は受講登録にお進みください。
お問い合わせ
公益財団法人 フランス語教育振興協会 APEF青山フランス語プロフェショナルコ ース担当 〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157 E-mail:cours@apefdapf.org |
2021年度 年末年始の休業期間についてのお知らせ
公益財団法人フランス語教育振興協会は、2021年12月28日(火)より新年1月4日(火)までを休業期間とさせていただきます。
仏検・翻訳・教育の各業務についてのご依頼・お問い合わせは1月5日(水)以降のご対応となりますことを予めご了承ください。
ご不便・ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
1次試験当日の緊急連絡先について
11月21日の仏検1次試験当日の緊急連絡先を下記のとおり開設いたします。
【1次試験当日のお問い合わせ】仏検受付センターTEL:03-5778-4073 |
・受験票が未着または紛失された方はヘルスチェックシートをこちらからダウンロードしてください。
・試験を欠席される場合、事前連絡は不要です。なお、欠席された方への結果通知の発行は行いません。
・感染対策の一貫として今季も試験終了後の正解例の配付は行いません。正解例は試験当日11月21日(日)の20:00過ぎに当ホームページにて公開予定です。
仏検秋季1次試験 沖縄会場での感染対策について
2021年度秋季仏検1次試験沖縄会場は、受験票でお知らせのとおり 沖縄国際大学 13号館 にて開催いたします。
試験開催にあたっての当協会の新型コロナウイルス感染症対策は当ホームページでご案内していますが、沖縄会場として当協会が施設を借用する沖縄国際大学では、独自の感染対策を取られています。積極的なPCR検査・抗体検査の受検または2回のワクチン接種にご協力をお願いいたします。
なお、沖縄国際大学の新型コロナウイルス感染症対策に関するご質問は、直接会場にお問い合わせくださいますようお願いいたします。
【お問い合わせ】 沖縄国際大学 グローバル教育支援センター 〒901-2701 沖縄県宜野湾市宜野湾2丁目6-1 TEL:098-893-7668 FAX:098-893-8932 E-mail:ircchr@okiu.ac.jp ※受付時間 9:00-17:00、土日祝を除く |
第32回 準1級の書き取り試験—文法知識の再チェックを—(上級)
慶應義塾大学准教授 井上 櫻子
仏検では、 準2級から書き取り試験が登場しますが、準1級、1級レベルになるとその内容もかなり複雑になってきます。このレベルの試験対策としては、聴解力アップのために、France Info や RFI など、生のニュースを視聴できるインターネットのサイトを活用したり、語彙力を高めるためにフランス語圏の新聞、雑誌のサイトに親しんだりすることが有効であることは言うまでもありません。しかしそれと同時に、細かいミスによる失点を防ぐためにぜひとも求められるのが文法知識の再チェックです。ここでは、2020年度秋季準1級書き取り試験を例にみていきましょう。
この書き取り試験では、両親の勧めにしたがって画家になる夢をあきらめ、将来の安定した生活を保証する学校に進学したものの、それから30年たってもいまだに家賃の支払いに苦労するほど困窮している人の話が取り上げられました。そのなかから、多くの受験者がつまずいた箇所をピックアップしてみます。なお、音声は1つ目がポーズなしのもの、2つ目がポーズと句読点指示ありのものです。
(ポーズなし)
(ポーズ、句読点指示あり)
(解答)
Mais mes parents se sont opposés à ce projet et m’ont dit qu’il fallait que je m’inscrive dans une grande école pour gagner suffisamment bien ma vie.
(和訳)
「しかし両親はこの計画に反対し、十分な生活費をかせぐためにグランド・ゼコールに登録しなくてはならない、と私に言いました。」
「この計画」とは、画家になるという語り手の計画です。また、「グランド・ゼコール」は、大学とは別のフランスの高等教育機関を指しますから、本文には明言されていませんが、舞台はフランスということになります。
この文ではまず、qu’il fallait という一節について、qui fallait 、qui il fallait といった誤答が数多く見うけられました。確かに qu’il のように音節の短い単語がエリジオンしている場合、音声情報のみにたよるだけでは読み上げられているのがどのような語なのかなかなか見当がつかないかもしれません。しかしそこであせらずに、義務を表わす動詞 falloir は非人称主語 il を必要とするという基本的な文法知識を思い出せば、自信をもって答案を作成することができたでしょう。
またこれにつづく que je m’inscrive も難所だったようです。無回答の答案がめだったほか、m’inscrire とした答案もかなり確認されました。しかしここでも、義務を表わす表現 il fallait は従属節で接続法を要求するという文法知識をふまえれば、正答をみちびけたのではないかと思われます。
最後に、suffisamment bien という一節は今回の書き取り試験でもっともできが悪かった箇所のひとつです。かなりの数の受験者が suffisamment という副詞について m を2つ重ねることをおこたり、失点していました。ただ、フランス語には形容詞から作られる副詞がすくなくないこと、さらに男性形の末尾が -ant あるいは -ent である形容詞は、多くの場合、副詞になったときに -amment 、-emment という形になるという文法知識——これは、やや発展的な知識ですが——を知っていれば、まよわなかったかもしれません。
もうひとつ、例をみてみましょう。
(ポーズなし)
(ポーズ、句読点指示あり)
(解答)
Mon existence est devenue plus dure.
(和訳)
「生活はいっそうつらいものになりました。」
この文は、グランド・ゼコールに登録するようにと言われた語り手が、家族でパリに引っ越したときの印象を語ったものです。ここでは、半数近くの受験者が動詞 devenir の直説法複合過去 est devenue について、過去分詞を女性単数の主語 Mon existence と性数一致することを忘れていました。もしかすると、existence は女性名詞ではあるものの、母音で始まる名詞であることから1人称単数の所有形容詞が mon という形で用いられているため、男性名詞と錯覚したのかもしれませんが、全体的に手ごわい問題ばかりの準1級レベルの試験では、こうした細かいミスが合否を左右しかねません。「できたはず」のところでの取りこぼしは避けたいところです。
「学習のツボ 第31回」では、3級の聞き取り問題 [1] (会話の部分書き取り問題)をもとに、確かな文法知識の習得の必要性が示されていますが、同じことは準1級、1級(上級)レベルにも当てはまります。試験直前には文法事項を再確認し、あやふやなところがあればしっかり補強しておきましょう。
(仏検事務局より)上で抜粋、解説されたもの以外の箇所は、2022年4月発行予定の『2022年度版 仏検公式ガイドブック』でご覧ください。2022年度版では、2020年度秋季・2021年度秋季の2季分の実施問題と解説が掲載される予定です。 |