彩りを与えてくれるフランス語
2021年秋季5級合格
吉田 梨花
学生(大分大学)・大分県
2021年の春、ある本を読んでいると“Je ne sais pas.”という文がでてきました。 日本語訳で「知らないわ。」と説明してあったのですが、この文の成り立ちを知りたいと思いフランス語の勉強を始めることにしました。なお、海外留学経験やフランス語学習歴も全くなかったのでゼロからのスタートでした。
早速参考書を買い、新たな世界が広がる喜びを感じました。主に公式テキストやテレビ番組などを参考にして基本的な文法の習得に努めました。最初はなかなか覚えることができませんでしたが、メモ帳に例文を書いて暗記するなど工夫しました。そのおかげで少しずつフランス語の感覚を身につけることができるようになったと思います。単語に関しては仏検公式基本語辞典を何度も繰り返し、それでも覚えられない単語は単語帳を作りました。
また、早い段階で過去問の学習も行いました。最初は、「筆記もままならないのにリスニングなんてハードルが高すぎる。どうにかしなければ。」と感じました。初心者なので仕方がないのですが、いざ試験に挑戦するとなればそんなことを言ってはいられません。そこで、リスニング問題を何度も繰り返しました。また普段からスマートフォンでフランス語の音楽を流し耳が慣れるように努めました。おかげで、試験でもキーとなる微細な発音(contentとcontente など)も判別をつけられるレベルに到達することができました。
結果、半年の学習期間で満点という成績で合格することができ、自分の勉強法は間違っていなかったと思えました。また成績優秀者に選んでいただき大変光栄に思います。応援してくださった方々、本当にありがとうございました。
最後に、フランス語の勉強を始めてよかったと思うことは、巷に溢れているフランス語に気付けるようになったことです。それだけで、普段の生活に彩りが出てきたように感じます。今回の結果を次につなげ、光り輝くフランス語の世界にさらに浸かっていきたいです。