2026年秋学期 翻訳基礎科

レベルのめやすは仏検2級/DELF B1以上

新聞・雑誌の記事などを素材に、仏日と日仏の両方向で基礎的な翻訳技術の訓練を行います。翻訳には文法と語彙の知識だけでなく広い教養と専門知識、調査能力が必要です。

授業はすべてオンライン

ZOOMを使用したオンライン授業です。講師により毎回様々なタイプの課題に取り組みます。詳しい授業案内はこちらをクリック

課題の配信・提出・返却

毎週、翻訳課題に基づいて授業を行います。 授業日の2週間前に、担当講師より課題を配信しますので、各自フランス語または日本語に直してください。授業日のおよそ1週間前が課題の提出日です。提出された課題は、担当講師が添削し、模範訳例をつけて授業日までに返却します。

翻訳の訓練は、文章を書く力を養うだけでなく、異なる言語の思考や表現を理解し、日本語とフランス語、それぞれの発想を行き来する力を身につけることである。それが身につけば、読む力、書く力、話す力を含めたフランス語運用能力は大きく向上する。

本講座では、「フランス語らしく表現する」とは何かをともに考える。日本語の発想をそのままフランス語に置き換えるのではなく、フランス語の論理や文体に即して自然な文章を組み立てる力を養うことを目標とする。

35年以上日本語の資料をもとにフランス語で論文や著書を執筆してきたが、その際には、フランス語圏の読者が何を知っていて、何を知らないかを考慮し、どのように書けば伝わるかを常に意識してきた。その経験からも、良い翻訳とは単に訳語を選ぶことではなく、原文の意図や背景を理解し、それを読者にとって自然で説得力のあるフランス語として再構成することだと考えている。

本講座で身につける「言語の発想」は、翻訳にとどまらず、あらゆるフランス語学習の基盤となるはずである。
フランス語のテキストを日本語に直すためには、構文を正しくとらえること、動詞の各法、各時制を正しく認識できることが重要ですが、他にもいろいろ注意すべき点があります。
簡単な単語の落とし穴
  • 主な点を述べれば、一見簡単な単語であるのに、多様な用法があることを理解せずに、自分の手持ちの知識で何とかごまかそうとして、誤りに陥る場合が多く見られます。この授業では、毎回毎回取り上げるテキストの中で、そうした語に注意を払うとともに、その回のテキストの学習を終えた後には、そのような種類の語を集中的に取り上げ学習する機会を設けます。
代名詞の攻略(il, en など)
  • また、テキスト理解のさいに妨げになりやすいのは、それぞれの代名詞が何を指しているかを正確に理解できていないことです。非人称のilを男性名詞単数と取り違えたり、状況を漠然と受けているenをそれと同定できない場合などがそれにあたります。
文の構造の正確な理解
  • さらには、文の冒頭に副詞的表現が現れる場合、また関係節などでは頻繁に倒置がおこなわれ、必ずしも「主語・動詞」の順番で語が現れない場合にこれを取り違えると致命的な誤りになります。
単数と複数に注意!
  • また翻訳として、しばしば見られるのは、単数と複数に注意が払われていない場合です。当然のことですが、フランス語で名詞が用いられる場合、その都度単数と複数のあいだで選択をおこなわなければなりませんが、日本語はこの単数と複数の区別が苦手な言語です。その結果、原文のテキストでは明らかに複数のものとしてイメージされているものが、受講生の皆さんに作成いただいた翻訳では単数のものとしてしかイメージが浮かばないという事態が生じます。
本講座では以上のような点、またフランス語である語が置かれる位置と、翻訳でそれに対応する語が置かれる位置に注意しつつ、添削をおこなっていくことになります。
X 翻訳講座

入学テスト免除

2008年秋季以降の仏検1級、準1級 ( および対応するDELF・DALF ) 取得者で「通訳 ( 準備科 )」「 翻訳 ( 基礎科・本科 )」を希望される方は入学テスト免除になります。詳しくはこちら

講座概要

・対象レベル:仏検 2級/DELF B1 以上

・定員:8名

・授業料:115,500円(税込み)

 

2026年 秋学期 開講日程

【開講日程】毎週水曜日 全15回

(1)   9月16日  (2)  9月30日  (3)10月 6日 (4)10月14日  (5)10月21日

(6) 10月28日  (7) 11月 4日  (8)11月11日 (9)11月25日 (10)12月 2日

(11)12月 9日 (12) 12月16日 (13)12月23日 (14)2027年 1月13日 (15) 1月20日

 

【開講時間】19:00~21:00(2時間)

【授業形式】オンライン(ZOOM)

【申込受付期間】 ~ 9月3日(木)

【授業料納入期限】2026年9月7日(月)

● 申込方法:2026年秋学期 お申込みフォームに必要事項をご記入の上送信してください。  

お問い合わせ

公益財団法人 フランス語教育振興協会

APEF青山フランス語プロフェショナルコース担当

〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F

TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157

E-mail:cours@apefdapf.org

 

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[短期集中講座]中上級者向け フランス語発音講座

開講コース案内(2026年度)

講座概要

昨年夏に大変好評を博しました、音声学博士の菊地歌子先生の発音講座が帰って来ました !

今年は、前回の1回2時間から3時間の授業へとパワーアップ !!

さらに丁寧に、じっくりトレーニングします

・応募資格:仏検準1級/DELF B2 以上

・定  員:15名

・受  講  料:23,100円(税込)※入学金不要

 

【開講日程】2026年8月22日(土), 8月29日(土)※全2回

【開講時間】9:30~12:30(3時間)

【授業形式】オンライン(ZOOM)

【申込方法】お申込みフォームにご入力の上送信してください。

      APEF受講生は cours@apefdapf.org までメールにてお申込みください。

お問い合わせ

公益財団法人 フランス語教育振興協会

APEF青山フランス語プロフェショナルコ ース担当

〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F

TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157

E-mail:cours@apefdapf.org

2026年度 春学期 受講者募集のお知らせ

受講資格 をご確認のうえ、以下の要領でお手続きください。

春学期 途中入学のご案内

● 現在、一部の講座で2026年度春学期の追加募集をしています。

● 6月の追試希望者募集中です。追試の日程はご相談ください。

● 途中入学の場合、受講料は回数割を適用し、実際に受講される回数分だけご請求いたします。

申込方法

 「春学期お申込みフォーム」にご入力の上、送信してください。折り返し受講対象クラス、入学テスト受験の要不要などをお知らせします。

入学テストは下記の要領で実施します。

2026年度 春学期 オンライン入学テスト【追試】 実施要領

 

●日 時: 応相談

<筆記試験> 1 時間

<  面 接 > 15分程度

 

●受験料:3,300円(税込み)

※銀行振込(下記参照)による事前支払い

※いったん納入された受験料は一切ご返金いたしかねます

<入学テスト受験料 振込先 >

みずほ銀行  九段支店(店番号532) (普)1805436

(口座名義)公益財団法人 フランス語教育振興協会 教育口

※入学テストの免除について

2008年秋季以降の仏検1級、準1級(および対応するDELF・DALF)取得者で、「通訳(準備科)」、「翻訳(基礎科・本科)」を希望される方は入学テスト免除になります。免除を希望される場合は、申込書をお送りいただく際に当該レベルの合格証書またはディプロムの写しを併せて提出してください。

 

「通訳基礎科・本科」を希望する方への入学テスト免除はありません。

入学テストの結果はテスト実施後3日以内にメールでご連絡いたします。

入学テスト合格者およびテスト免除で受講決定の知らせを受けた方は 受講登録 にお進みください。

お問い合わせ

公益財団法人 フランス語教育振興協会

APEF青山フランス語プロフェショナルコース担当

〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F

TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157

E-mail: cours@apefdapf.org

 

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小野講師・ルメタ講師のプチ翻訳講座

 

翻訳基礎科講師の小野先生、ルメタ先生が 2025年12月~2026年2月にかけて X (旧Twitter) で 連載していた翻訳講座の内容をまとめました。

(1)(10)の青いタイトルをクリックすると詳しい解説が開きます。

(1)注意すべき語彙
  • 翻訳をおこなう場合、本当に注意すべき語彙は滅多に出会わない語や自分が知らない語ではありません。そうした語は辞書を引けば、必要な意味を比較的短時間で見出だせます。本当に注意すべきは、同じ語、あるいは同じ綴りの語でしかも多様な用法を持つ語です。その筆頭は que です。ほかに plus, aussi, le, l’, de なども que ほどではありませんが、よく出てくる語で、用法の見取り図をしっかり持っておくことが重要な語です。

     

    queは疑問代名詞、関係代名詞、接続詞等さまざまの品詞として用いられ、また同じ接続詞とは言ってもまたその中に多様な用法があります。Je pense que …のque、tellement ….queのque, 比較の対象項を導くque, 文頭に出ててきて、その後の動詞として接続法を要求するqueといった具合です。こうした語については、1年に1度ぐらいは辞書でその全体を通読して、自分の頭の中に漠然とした見取り図を作る努力をしてください。

     
(2)多様な意味を持つ動詞
  • 動詞でも多様な意味を持ち、また頻繁に使う熟語表現を持つ動詞があります。こうした動詞についても、定期的に辞書でその用法の全体を眺めて、自分の頭に漠然とした見取り図を作りましょう。そうした見取り図がなければ、自分が処理できる場合と、辞書に戻らなければ処理できない場合の区別すらできません。そのような動詞とはたとえばfaire, mettre, rendre, laisser等々です。
(3)前置詞
  • 前置詞については、それがどのような言い回しで用いられているかを、一々明確に把握するようにしてください。文中のどの動詞、形容詞、名詞との関係でそれが用いられているかを見極める必要があります。その際注意するのは、それと関係する要素が、直前に置かれていない場合が往々にしてあることです。前置詞と関係する要素が多少離れた場所にあっても、その関係を見極める能力が要求されます。
(4)離れていても…
  • フランス語は人称・単複によって、動詞活用の形が違います。また形容詞、過去分詞には性・数に応じて、形態変化があります。言い換えれば、主語と動詞が多少離れていても、また名詞・代名詞とそれと関係する形容詞・過去分詞の位置が多少離れていても、主語と動詞、名詞・代名詞と関係する形容詞・過去分詞の関係を明瞭に判別できます。この関係を見失わないことが重要です。また和訳で、その関係がきちんと見えるようになっているか確認してください。
(5)名詞の複数形の訳出
  • フランス語では名詞は必ず単数か複数になります。これに対し、日本語は往々にして名詞を使う場合に単数複数の区別が明瞭ではありません。フランス語で複数名詞が使われている場合に、自分が作成した訳文で、フランス語の複数名詞が複数のものとして読んでもらえるか否か確認する習慣を付けてください。
(6)省略された要素がわかるように
  • 複数の節があって、その中で同じ要素が繰り返される場合に、その要素は後ろに来る節では往々にして省略されます。その際、残された要素だけを使って和訳を作るのではなく、とりあえずは省略された要素を頭の中で復元して和訳を作成してください。もちろん日本語で当該要素を省略しても文意の理解を妨げない場合、和訳で繰り返しの部分を省略しても構いませんが、その場合日本語を読んでも、何が省略されているかわかる訳文を作成してください。
(7)完全文でない形
  • フランス語のテキストでは、省略が繰返しを避けるためでなく、文章を印象的なものにするために、主語・動詞がなくて、完全文でない形で文の要素、とくに名詞とそれを形容する部分が投げ出されている場合があります。こうした場合、それを完全文にするにはどのような要素を付け加えればよいか考える習慣を付けてください。多くの場合、文頭にC’estあるいはIl y aを付ければ完全文になります。
(8)「…」の中身
  • フランス語では « … »、すなわち日本語の「…」のなかに、本来「…」の外にあるべき要素が入り込んでくることが往々にしてあります。たとえば、スタンダールの『赤と黒』で貧民収容所長ヴァルノが言う台詞を示した、

     

    « Parbleu ! Je le crois bien, répondit le directeur triomphant, j’ai fait imposer silence aux gueux. »

     

    では、répondit le directeur triomphant, の部分は本来「…」の外にある部分で、ヴァルノが言った言葉は « Parbleu ! Je le crois bien, j’ai fait imposer silence aux gueux. »です。

    このふたつの部分をきちんと読み分ける必要があります。

     
(9)条件法
  • 条件法が出てきた場合、注意が必要です。条件法現在には主に現実とは反対の仮定に対応する帰結、語調緩和、過去未来の用法がありますが、実際に出てきた条件法がこの3つのうちどれに相当するかまず考えてください。難しいのは、現実とは反対の仮定に対応する帰結を表わす場合で、仮定が「si + 半過去」の形では現れず、別の形で出てくる場合、また別の形で出てくることもなく、暗黙の仮定である場合です。この場合、何が仮定された上での帰結であるのかを正しく読み取る必要があります。
(10)不必要な語は削除
  • フランス語は動詞があれば、必ず主語を置かなければなりません。また名詞には往々にして、「私の」「彼の」等々の所有形容詞が付きます。これを日本語の訳文ですべて「私が」「彼が」あるいは「私の」「彼の」と日本語に落としていくと、訳文としてはうるさい感じがつきまといます。訳文作成の後に、一度フランス語を離れ訳文を日本語として読み直し、不必要な語は削除してください。迷った場合、原文ともう一度突照合し、省略しても文意を捻じ曲げないか確認してください。
 
(1)逐語訳を避けるべき理由 | Pourquoi éviter le mot à mot ?
  • 日本語とフランス語は仕組みがまったく異なります。日本語をそのまま逐語訳すると、不自然で意味の取りにくい フランス語 になってしまうことがよくあります。 ある日、学生から 「Désolée, je ne peux venir en classe car j’ai la chaleur(私は“暑さ”があります)」 というメッセージが届きました。彼女が言いたかったのは、日本語の「熱がある」にあたる 「j’ai de la fièvre」(私は熱があります) でした。 文脈を考えず、辞書の訳語をそのまま当てはめるのは危険です。
  • Le japonais et le français fonctionnent différemment. Une traduction littérale donne souvent un français étrange ou incohérent. Un jour, une élève m’a écrit : “Désolée, je ne peux venir en classe car j’ai la chaleur”. Elle voulait dire “j’ai de la fièvre”. 熱がある. Ne vous fiez pas aux traductions du dictionnaire hors de tout contexte.
(2)翻訳の前にまず理解する | Comprendre avant de traduire
  • フランス語を書く前に、日本語の内容をしっかり理解しましょう。専門的・文学的な文章ほど丁寧な分析が必要です。文学作品の場合は、作者の文体も観察し、フランス語で等価となる表現を探します。 「理解すること」そのものが、すでに翻訳の第一歩なのです。
  • Avant d’écrire un mot en français, assurez-vous d’avoir compris le texte japonais. Certains sujets spécialisés ou littéraires demandent une vraie analyse. Avec un texte littéraire, observez aussi le style de l’auteur pour chercher une équivalence dans la langue cible. Comprendre, c’est déjà traduire.
(3)テキストの種類を見極める | Identifier le type de texte
  • 翻訳する文章が何なのかをまず考えましょう。記事、手紙、エッセイ、小説…種類によってフランス語の語り口は変わります。 同じテーマのフランス語資料を読むと、語彙や言い回し、文体がよく分かり、自然で説得力のあるフランス語に近づけます。
  • Demandez-vous quel type de texte vous traduisez : article, lettre, essai, roman… Le ton français dépend du genre. Lisez des documents français sur le même thème : vocabulaire, tournures, style. Ces références vous guideront et vous aideront à trouver un français approprié et crédible.
(4)適切な語彙を選ぶ | Choisir les bons mots
  • 仏和辞書だけでは十分ではありません。実際の使われ方を、仏仏辞典や信頼できる記事で確認しましょう。単語が文脈の中でどのように使われているかを調べることで、不自然な表現を避けられます。 例えば、日本語の表現「風呂キャンセル界隈」を文字通り 「le milieu de l’annulation du bain」 と訳しても、フランス語話者にはまったく意味が伝わりません。 この表現は皮肉を込めて、「Club des gens qui ont la flemme de se laver」 のようなニュアンスを指しているのです。 直訳すると意味不明になってしまう良い例です。
  • Le dictionnaire bilingue ne suffit pas. Vérifiez l’usage réel dans un dictionnaire unilingue ou dans des articles fiables. Cherchez comment les mots sont employés en contexte. Cela vous évitera les formulations étranges. Par exemple, si vous traduisez littéralement l’expression 「風呂キャンセル界隈」(“le milieu de l’annulation du bain”) les Français ne comprendront rien ! Il s’agit ici ironiquement du “Club des gens qui ont la flemme de se laver” (les Français ne prennent pas de bain mais des douches).
(5)フランス語の文を組み立てる | Construire une phrase française
  • フランス語の基本語順は「主語+動詞+補語」です。日本語では主語が省略され、動詞は文末に来ます。フランス語では主語が必須なので、原文に書かれていない場合も、文脈に合った主語を補う必要があります。その方が読み手に親切です
  • En français, la structure de base est SUJET + VERBE + COMPLÉMENT. En japonais, le verbe arrive à la fin et le sujet disparaît souvent. En français, il faut le réintroduire. Si le japonais ne le dit pas, inventez un sujet logique et cohérent. Votre lecteur vous remerciera.
(6)少しずつ組み立てて訳す | Traduire pas à pas
  • 長い文を訳すときは、まず主節(proposition principale)を訳し、その後に従属節を足していきます。少しずつ進めることがコツです。 また、つなぎ方にも注意しましょう。「parce que」は節(文)を伴い、「à cause de」は名詞を伴います。こうした細かなポイントが、自然で読みやすいフランス語を作ります。
  • Pour une phrase longue, commencez par la proposition principale, puis ajoutez les subordonnées. Avancez progressivement. Faites attention aux constructions : « parce que » avec une phrase, « à cause de » avec un nom. De petits détails, mais essentiels pour produire un texte fluide et correct.
(7)推敲という芸術 | L’art de la relecture
  • 訳文は何度も読み返しましょう。声に出すとさらに効果的です。読み直すことで、不自然な表現や誤訳、抜け落ちに気づけます。構文、語調、論理的な流れも整えましょう。翻訳は手直しを重ねるほど、自然さと精度が高まります。 フランス語には「作品は二十回でも作業台に戻してやり直しなさい」ということわざがあります。翻訳にもまさに同じことが言えます!
  • Relisez plusieurs fois, à voix haute si possible. La relecture révèle les maladresses, les contresens, les oublis. Travaillez la syntaxe, le ton, les liens logiques. Une bonne traduction s’améliore au fil des versions : plus vous la retravaillez, plus elle gagne en naturel et en précision. En français on dit “Vingt fois sur le métier remettez votre ouvrage “. Cela vaut aussi pour la traduction !
(8)バランスを取る | Trouver l’équilibre
  • 忠実に訳すことは、原文の細部を一字一句すべて盛り込むことではありません。 日本語の文章には、日本語読者向けの補足が多く入ります。たとえば「パリ(フランスの首都)」「マクロン(フランス共和国大統領)」のような情報は、フランス語では説明する必要がありません。 その一方で、日本語では省かれている情報をフランス語に加えた方が、読者にとって親切な場合もあります。たとえば「大阪、日本で2番目に大きい都市」のように、背景を少し補足することで理解がスムーズになります。 大切なのは、日本語の読者とフランス語の読者が、最終的に同じ内容・同じ理解にたどり着くことです。翻訳とは、情報をそのまま移し替える作業ではなく、読者にとって適切な形に整える「調整」の技術でもあるのです。
  • Être fidèle ne signifie pas traduire l’intégralité du texte dans tous ces détails. Les textes japonais comportent des détails qui sont inutiles aux Français, par exemle “Paris, capitale de la France” ou “Macron, le président de la République française”. À l’inverse, il sera intéressant d’ajouter des éléments en français qui n’existent pas en japonais: “Osaka, 2e ville du Japon”, etc. L’important est que lecteurs français et japonais obtiennent au final les mêmes informations.
(9)AIは「正しく使えば」賢い味方!| L’IA, un outil intelligent à condition de bien l’utiliser !
  • AI は、あなたの代わりに翻訳を丸ごと“してしまう”ための道具ではありません。大切なのは、まず自分で考え、自分の言葉で訳してみることです。そのうえで、分からない日本語の意味を確かめたり、フランス語の微妙なニュアンスを調べたりするために AI を活用しましょう。 AI はあなたの理解や努力の代わりにはなりませんが、うまく使えば学習を後押ししてくれる強力なパートナーになります。忠実に、そして自然に訳す力を身につけるためにも、AI は補助として賢く使うのが一番です!
  • L’IA n’est pas là pour traduire à votre place. Utilisez-la plutôt pour éclaircir un mot japonais, explorer des nuances françaises ou vérifier une idée. L’essentiel est de réfléchir vous-même. L’IA vous aide à progresser, mais elle ne remplace pas votre compréhension ni votre travail. Ce n’est pas en vous appuyant totalement sur l’IA que vous progresserez en français et dans l’art de traduire !
(10)AIを練習相手として使う | L’IA comme partenaire d’entraînement
  • まずは自分で訳文を書きましょう。完璧でなくても構いません。その後でAIに改善案を出させたり、解説を求めたり、複数の選択肢を比較したりします。 文体・語調・レジスターに関する質問も効果的です。 このように使えば、AIは「翻訳者の代わり」ではなく、あなたの学びを深める頼もしいパートナーになります。そして教師は、AIにはできない、個別に寄り添った細やかな指導を提供できるのです。
  • Rédigez d’abord votre propre traduction, même imparfaite. Ensuite, demandez à l’IA d’améliorer, d’expliquer ou de comparer plusieurs options. Posez-lui des questions sur le style, le ton ou les registres. Utilisée ainsi, l’IA devient un guide pédagogique précieux, pas un substitut au traducteur… ni de l’enseignant qui apportera une approche plus personnelle et sensible, adaptée à vos besoins !
   

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受講コース案内(2026年度)

翻訳と通訳の2コース5クラス、すべてZoomを使用したオンライン講座です。

春学期と秋学期各15回開講します。春学期のみ、秋学期のみの受講も可能です。

新規受講生は、年2回 実施される入学テストを受験してレベルチェックを受けてください。

  筆記試験と面接の結果を受けて、適切なクラスをご案内いたします。

一部講座には入学テスト免除制度があります。

一定の条件を満たせば、春学期と秋学期の切替時にクラス変更も可能です。

授業見学も可能です。お申込みは こちらから。

短期集中講座は年数回開講します。

       

レベルのめやす クラス 受講期間

仏検準1級 DELF B1・B2

中上級者向け  フランス語発音講座

8/22(土), 8/29(土)

9:30~12:30

仏検1級・通訳実務経験

5年以上

同時通訳ワークショップ

8/16(日), 8/30(日)

10:00~12:00

 
担当講師 授業形式 定員 受講期間 (30回)

受講料

(半期15回)

小野潮

Franck Michelin

オンライン (Zoom) 8名

(春) 4/8~ 8/5

(秋) 9/16~1/20

¥115,500 (税込)
新聞・雑誌の記事などを素材に仏⽇と⽇仏の両方向で、フランス語を正確に理解し、正確なフランス語で表現するための、基礎的な翻訳技術の訓練 を⾏います。毎週課題翻訳を提出し、講師が添削し模範訳例をつけて返却します。

翻訳基礎科授業の詳しい内容はこちら

・上記授業料は教材費・税込価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。

・受講料の他に入学金22,000円(税込)が必要です。

・入学テスト免除対象クラス:詳しくはこちら

担当講師 授業形式 定員 受講期間 (30回)

受講料

(半期15回)

三浦信孝

Rodolphe Diot

オンライン (Zoom)

8名

(春) 4/10~7/31

(秋) 9/18~1/29

¥115,500 (税込)

仏⽇と⽇仏の両方向でさらに高度な翻訳技術を磨きます。翻訳には文法と語彙の知識だけでなく広い教養と調査能⼒が必要で、通訳志望者にもおすすめです。

・上記授業料は教材費・税込価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。

・受講料の他に入学金22,000円(税込)が必要です。

・入学テスト免除対象クラス:詳しくはこちら

担当講師 授業形式 定員 受講期間 (30回)

受講料

(半期15回)

菊地歌子

Eliane Cloose

寺嶋美穂

オンライン (Zoom) 15名

(春) 4/11 ~ 8/1

(秋) 9/19~1/30

¥115,500 (税込)

本格的な通訳訓練を始める前の準備講座です。動画を使った逐次通訳練習(仏→日)や、短文の翻訳練習(日→仏)を取り入れながら、関連する文法演習と派生する語彙の整理、聞き取り練習とフランス語らしい的確な表現力を養成し、通訳に必要な基礎を強化します。

・上記授業料は教材費・税込価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。

・受講料の他に入学金22,000円(税込)が必要です。

・入学テスト免除対象クラス:詳しくはこちら

担当講師 授業形式 定員 受講期間 (30回)

受講料

(半期15回)

三浦信孝

Catherine Ancelot

宇都宮彰子

小林新樹

オンライン (Zoom) 15名

(春) 4/10~ 7/31

(秋) 9/18~1/29

¥115,500 (税込)

ニュースや講演などを素材に仏日と日仏の両方向で逐次通訳の訓練を行います。要約練習、ノートテーキングやサイトトランスレーション、ゲストスピーカーを招いてのライブ通訳訓練を含みます。基礎科は逐次でのアテンド通訳レベルをめざします。

・上記授業料は教材費・税込価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。

・受講料の他に入学金22,000円(税込)が必要です。

担当講師 授業形式 定員 受講期間 (30回)

受講料

(半期15回)

三浦信孝

Catherine Ancelot

宇都宮彰子

寺嶋美穂

ハイブリッド 8回

オンライン 7回

10名

(春) 4/7~7/28

(秋) 9/15~1/26

¥115,500 (税込)

本科は会議通訳者をめざします。すでに仕事でフランス語を使い、通訳として活躍しながら、技術に磨きをかける受講生が多くいます。

2025年度の通訳本科も、青山学院大学の施設とオンラインシステムZoomを使用し、フレキシブルな授業形態を目指す「*ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)」形式で開講します。

*ハイブリッド授業(ハイフレックス型授業)とは?
  • 1つの授業を、対面方式とオンライン方式で同時に行う授業方法です。講師は対面で授業を行い、受講生は教室で授業に参加するか、リアルタイムで遠隔からオンライン授業に参加するかを選ぶことができます。教室で参加する方とオンラインで参加する方が、同じ授業を同じタイミングで受講し、相互にコミュニケーションが取れるシステムです。

・上記授業料は教材費・税込価格です。春秋の各学期ごとに分納してください。

・受講料の他に入学金22,000円(税込)が必要です。

担当講師 授業形式 定員 受講期間 受講料

菊地歌子

オンライン (Zoom) 15名

8/22(土), 8/29(土)

9:30~12:30

¥23,100 (税込)

通訳者を志す方のための短期集中講座です。フランス語の発音の基本を見直して、確実な練習方法を見極める事を目的とします。練習の題材は、文学作品の冒頭の文を使います。

・上記授業料は教材費・税込価格です。

・受講料の他に入学金は不要です。

 
担当講師 授業形式 定員 受講期間 受講料

宇都宮彰子

オンライン (Zoom) 5名

8/16(日), 8/30(日)

10:00~12:00

¥27,500 (税込)

スキル解説と実践の両面から同時通訳にアプローチする講座です。 同時通訳の面白さを、じっくりと体験できる少人数クラス。

・上記授業料は教材費・税込価格です。

・受講料の他に入学金は不要です。

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受講資格

【通訳者養成コース(準備科)】

・年齢制限はありません。

【通訳者養成コース(基礎科・本科)】【翻訳コース(基礎科・本科)】

・高校卒業以上または19歳以上の方に限ります。

【全コース共通】

・入学テストの合格者のみ受講が認められます。ただし一定の条件を満たす方には入学テストの免除制度があります。詳しくはお問い合わせください。

短期集中講座 には入学テストは不要です。

・学歴・職歴は問いません。

・日本語を母語としない方にも開かれていますが、入学テストで日本語能力をチェックします。

・障がいをお持ちの方や受講にあたって不安のある方は、 お申し込みの前に ご相談ください。できる限りの対応を検討いたしますが、状態によっては受講を控えていただく場合もございます。

受講に関する注意事項

<受講にあたって>

「受講上の注意」 を遵守してください。

 

<休講について>

・講師間の日程調整によって授業担当者を決めるので休講はありませんが、やむを得ない事情により休講があった場合は必ず補講します。

・休講・補講の連絡はメールでご案内いたします。

 ※補講を欠席されても、受講料の返金はいたしません。  

<個人情報の取扱について>

入学テスト出願および受講にあたって申込書に記入された個人情報は、 APEFの個人情報保護方針 に準じて取り扱います。

 

お問い合わせ

公益財団法人 フランス語教育振興協会

APEF青山フランス語プロフェショナルコ ース担当

〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F

TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157

E-mail:cours@apefdapf.org

 
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2026年春学期 翻訳基礎科

レベルのめやすは仏検2級/DELF B1以上

新聞・雑誌の記事などを素材に、仏日と日仏の両方向で基礎的な翻訳技術の訓練を行います。翻訳には文法と語彙の知識だけでなく広い教養と専門知識、調査能力が必要です。

授業はすべてオンライン

ZOOMを使用したオンライン授業です。講師により毎回様々なタイプの課題に取り組みます。詳しい授業案内はこちらをクリック

課題の配信・提出・返却

毎週、翻訳課題に基づいて授業を行います。 授業日の2週間前に、担当講師より課題を配信しますので、各自フランス語または日本語に直してください。授業日のおよそ1週間前が課題の提出日です。提出された課題は、担当講師が添削し、模範訳例をつけて授業日までに返却します。
簡単な単語の落とし穴
  • 主な点を述べれば、一見簡単な単語であるのに、多様な用法があることを理解せずに、自分の手持ちの知識で何とかごまかそうとして、誤りに陥る場合が多く見られます。この授業では、毎回毎回取り上げるテキストの中で、そうした語に注意を払うとともに、その回のテキストの学習を終えた後には、そのような種類の語を集中的に取り上げ学習する機会を設けます。
代名詞の攻略(il, en など)
  • また、テキスト理解のさいに妨げになりやすいのは、それぞれの代名詞が何を指しているかを正確に理解できていないことです。非人称のilを男性名詞単数と取り違えたり、状況を漠然と受けているenをそれと同定できない場合などがそれにあたります。
文の構造の正確な理解
  • さらには、文の冒頭に副詞的表現が現れる場合、また関係節などでは頻繁に倒置がおこなわれ、必ずしも「主語・動詞」の順番で語が現れない場合にこれを取り違えると致命的な誤りになります。
単数と複数に注意!
  • また翻訳として、しばしば見られるのは、単数と複数に注意が払われていない場合です。当然のことですが、フランス語で名詞が用いられる場合、その都度単数と複数のあいだで選択をおこなわなければなりませんが、日本語はこの単数と複数の区別が苦手な言語です。その結果、原文のテキストでは明らかに複数のものとしてイメージされているものが、受講生の皆さんに作成いただいた翻訳では単数のものとしてしかイメージが浮かばないという事態が生じます。
本講座では以上のような点、またフランス語である語が置かれる位置と、翻訳でそれに対応する語が置かれる位置に注意しつつ、添削をおこなっていくことになります。
X 翻訳講座

入学テスト免除

2008年秋季以降の仏検1級、準1級 ( および対応するDELF・DALF ) 取得者で「通訳 ( 準備科 )」「 翻訳 ( 基礎科・本科 )」を希望される方は入学テスト免除になります。詳しくはこちら

講座概要

・対象レベル:仏検 2級/DELF B1 以上

・定員:8名

・授業料:115,500円(税込み)

 

2026年 春学期 開講日程

【開講日程】毎週水曜日 全15回

(1) 4月 8日  (2) 4月15日  (3) 4月22日  (4) 5月13日  (5) 5月20日

(6) 5月27日  (7) 6月 3日  (8) 6月10日 (9) 6月17日 (10) 7月 1日

(11) 7月 8日 (12) 7月15日 (13) 7月22日 (14) 7月29日 (15) 8月 5日

 

【開講時間】19:00~21:00(2時間)

【授業形式】オンライン(ZOOM)

【申込受付期間】2026年2月14日(土) ~ 3月26日(木)

【授業料納入期限】2026年4月7日(火)

● 申込方法:2026年春学期 お申込みフォームに必要事項をご記入の上送信してください。  

お問い合わせ

公益財団法人 フランス語教育振興協会

APEF青山フランス語プロフェショナルコース担当

〒102-0073東京都千代田区九段北1-8-1 九段101ビル6F

TEL(直通):03-6268-9680 FAX:03-3239-3157

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<翻訳基礎科>課題と授業内容

小野講師の場合( 仏 → 日 )
教材としては19世紀前半以後の文学作品、文化・社会を扱った評論、現在の雑誌記事でフランスの現代社会の特徴を示すもの、世界的な課題についてフランスで行われている言論を窺わせるものを取り上げています。

これまでに取り組んだ翻訳課題の一例

  • Traversée de l’Océan / 大洋での二隻の船の遭遇 19世紀初頭を代表する作家シャトーブリアンの最重要著作とされる回想録『墓の彼方からの回想』の一節。
  • Apprendre à vivre / 生きることを学ぶ 現代フランスの哲学者で、シラク大統領時代にラファラン内閣で教育大臣を務めたリュック・フェリー(1951-  )著の『生きることを学ぶ』の序の一節。
  • La scolarité en milieu rural de plus en plus compliqué / 田舎の学校 フランスで地方の学校の維持が難しくなっているという話題の雑誌記事
  • Ces désaccords idéologiques qui brisent les couples / イデオロギー上の対立でカップルが壊れる フランスのZ世代において、男女間の政治的支持の違いが、カップルの破綻の原因になっているという内容の雑誌記事など

< 授業の進め方 >

毎回、受講生に課題のテキストの翻訳を提出していただいた後に、その翻訳を添削してお返しするとともに、翻訳上の注意点、講師の試訳をお送りし、それらすべてを見ていただいたうえで、授業を進めていきます。  
ミシュラン講師の場合( 日 → 仏 )

これまでに取り組んだ翻訳課題の一例

  • 今後更新していきます!
   
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