国際芸術都市入居者推薦について

パリ国際芸術都市入居候補者推薦について

――セーヌ河岸で暮らし、異文化に触れながら芸術に打ち込んでみませんか?

パリ国際芸術都市 (Cité internationale des Arts) は、音楽・絵画・彫刻などの分野の芸術家にパリでの活動のための宿泊施設を提供することを目的として、1957年にフランス文化省とパリ市によって設立された財団です。1965年にパリ市から土地の提供を受け、140室の個室と諸施設をそなえた近代的機能をもつ立派な宿舎が完成されました。その後、パリ国際芸術都市は発展を続け、その個室(アトリエ兼宿泊施設)数は300室を超えています。マレ地区とモンマルトル地区にある2つの施設には、世界各国から毎年1,000名近くの芸術家が長期・短期に滞在し、様々な活動を展開しています。

公益財団法人フランス語教育振興協会(以下APEF)は、1975年1月にAPEFの前身である日仏文化センターとパリ国際芸術都市理事会との間で発効した契約にもとづき、マレ地区のAPEF寄贈アトリエに対して、設立基金出資者(souscripteur)の資格で年に2名の入居候補者(レジダンrésident)を推薦する権利を保有しています。派遣された芸術家は2023年3月までに60名を超え、その後も各々の分野で活躍されています。

2022年度以降は、老朽化対策の改修が完了した1室について、音楽部門ないし美術部門からいずれか1名の入居候補者を募集しています。 2023年度の応募は3月上旬から4月30日(必着)まで受け付けます。 くわしくは 入居者募集要項 をご覧ください。

セーヌ川を望む理想的な環境で、フランス文化を味わいながら、多くの国の仲間とともに芸術活動に没頭してみたい方のご応募をお待ちしています。

パリ国際芸術都市入居候補者推薦 実施要綱

  1. 公益財団法人フランス語教育振興協会(以下APEF)は、1975年1月に当時APEFの前身、日仏文化センターと発効したパリ国際芸術都市理事会との契約にもとづき、1学年(毎年9月初旬より翌年8月末まで)2名(音楽部門1名、美術部門1名)のAPEF寄贈アトリエ入居候補者(レジダン)を同理事会に推薦する。 ただし2023年度は音楽部門・美術部門のいずれか1名のみを推薦する。
  2. 所定の手続きを経た申請者について、専門分野(音楽又は美術)の専門家、APEFの代表者、学識経験者3名から構成される選考委員会において選考を行い、入居候補者を決定する。委員長は選考委員の互選により決定する。
  3. 入居候補者の選考は、書類選考(一次審査)および書類選考合格者を対象とした面接選考(二次審査)によって行う。
  4. APEF理事長は5月末日までに入居候補者をパリ国際芸術都市理事会に対して推薦する。
  5. パリ国際芸術都市理事会は、その規程にもとづいて、APEFの推薦する入居候補者を不適当と認めた場合、これを拒否する権利を留保する。
  6. 入居候補者は、パリ国際芸術都市理事会により入居を許可されたとき、同理事会の定める居住者の規則に従い、所定の維持費 (註1) を国際芸術都市に支払わなければならない。



(註1)維持費について

下記費用は2023年1月1日からの料金(月額)です
  1人用 : 533ユーロ
  ※ベッド・ピアノ等のオプションあり