各級の詳細
程度:
「読む」「書く」「聴く」「話す」という能力を高度にバランスよく身につけ、
フランス語を実地に役立てる職業で即戦力となる。
標準学習時間:
600時間以上
試験内容:
読む | 現代フランスにおける政治・経済・社会・文化の幅広い領域にわたり、新聞や雑誌の記事など、専門的かつ高度な内容の文章を、限られた時間の中で正確に読み取ることができる。 |
書く | 与えられた日本語をフランス語としてふさわしい文に翻訳できる。その際、時事的な用語や固有名詞についての常識も前提となる。 |
聞く | ラジオやテレビのニュースの内容を正確に把握できる。広く社会生活に必要なフランス語を聞き取る高度な能力が要求される |
話す | 現代社会のさまざまな問題について、自分の意見を論理的に述べ、相手と高度な議論が展開できる。 |
文法知識 | 文の書き換え、多義語の問題、前置詞、動詞の選択・活用などについて、きわめて高度な文法知識が要求される。 |
語彙:制限なし
試験形式:
1次試験(150点)
筆記 | 問題数9問、配点100点。試験時間120分。記述式、一部記号選択。 |
書き取り | 問題数1問、配点20点。試験時間(下記聞き取りと合わせて)約40分。 |
聞き取り | 問題数2問、配点30点。語記入、記号選択。 |
2次試験(50点)
個人面接試験 | 与えられたテーマのなかから受験者が選んだものについての発表と討論。 試験時間約9分。 |
評価基準 | コミュニケーション能力(自分の意見を要領よく表現する能力)とフランス語力(発音・文法・語・句)を判定する。 |
程度:
日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的な内容はもとより、
多様な分野についてのフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる。
標準学習時間:
500時間以上(大学のフランス語専門課程卒業の学力を備え、新聞・雑誌などの解説・記事を読み、
その大意を要約できるだけのフランス語運用能力と知識が要求される。)
試験内容:
読む | 一般的な内容の文章を十分に理解できるだけでなく、多様な分野の文章についてもその大意を理解できる。 |
書く | 一般的な事がらについてはもちろんのこと、多様な分野についても、与えられた日本語を正確なフランス語で書き表すことができる。 |
聞く | 一般的な事がらを十分に聞き取るだけでなく、多様な分野にかかわる内容の文章の大意を理解できる。 |
話す | 身近な問題や一般的な問題について、自分の意見を正確に述べ、相手ときちんした議論ができる。 |
文法知識 | 文の書き換え、多義語の問題、前置詞、動詞の選択・活用などについて、かなり高度な文法知識が要求される。 |
語彙:約5,000語
試験形式:
1次試験(120点)
筆記 | 問題数8問、配点80点、試験時間100分。記述式、一部記号選択。 |
書き取り | 問題数1問、配点20点。試験時間(下記聞き取りと合わせて)約35分。 |
聞き取り | 問題数2問、配点20点。語記入、記号選択。 |
2次試験(40点)
個人面接試験 | 与えられたテーマのなかから受験者が選んだものについての発表と討論。 試験時間約7分。 |
評価基準 | コミュニケーション能力(自分の意見を要領よく表現する能力)とフランス語力(発音・文法・語・句)を判定する。 |
程度:
日常生活や社会生活を営む上で必要なフランス語を理解し、一般的なフランス語を
読み、書き、聞き、話すことができる。
標準学習時間:
400時間(大学のフランス語専門課程4年程度で、読む力ばかりでなく、聞き、話し、
ある程度書く力も要求される。)
試験内容:
読む | 一般的な事がらについての文章を読み、その内容を理解できる。 |
書く | 一般的な事がらについて、伝えたい内容を基本的なフランス語で書き表すことができる。 |
聴く | 一般的な事がらに関する文章を聞いて、その内容を理解できる。 |
話す | 日常的生活のさまざまな話題について、基本的な会話ができる。 |
文法知識 | 前置詞や動詞の選択・活用などについて、やや高度な文法知識が要求される。 |
語彙:約3,000語
試験形式:
1次試験(100点)
筆記 | 問題数7問、配点68点、試験時間90分。マークシート方式、一部記述式。 |
書き取り | 問題数1題、配点14点。試験時間(下記聞き取りと合わせて)約35分。 |
聞き取り | 問題数2問、配点18点。語記入、記号選択。 |
2次試験(30点)
個人面接試験 | 日常生活に関する質問に対して、自分の伝えたいことを述べ、相手と対話を行う。 試験時間約5分。 |
評価基準 | コミュニケーション能力(自己紹介、日常生活レベルの伝達能力)とフランス語力(発音・文法・語・句)を判定する。 |
程度:
日常生活における平易なフランス語を、読み、書き、聞き、話すことができる。
標準学習時間:
300時間(大学の3年修了程度。)
試験内容:
読む | 一般的な内容で、ある程度の長さの平易なフランス語の文章を理解できる。 |
書く | 日常生活における平易な文や語句を正しく書ける。 |
聞く | 日常的な平易な会話を理解できる。 |
話す | 簡単な応答ができる。 |
文法知識 | 基本的文法事項全般についての十分な知識。 |
語彙:約2,300語
試験形式:
1次試験(100点)
筆記 | 問題数7問、配点70点、試験時間75分。マークシート方式、一部記述式(客観形式のほか、一部記述式を含む)。 |
書き取り | 問題数1問、配点12点。試験時間(下記聞き取りと合わせて)約25分。 |
聞き取り | 問題数2問、配点18点。語記入、記号選択。 |
2次試験(30点)
個人面接試験 | 提示された文章を音読し、その文章とイラストについての簡単なフランス語の質問にフランス語で答える。フランス語での簡単な質疑応答。試験時間約5分。 |
評価基準 | 日常生活レベルの簡単なコミュニケーション能力とフランス語力(発音・文法・語・句)を判定する。 |
程度:
フランス語の文構成についての基本的な学習を一通り終了し、簡単な日常表現を理解し、
読み、聞き、話し、書くことができる。
標準学習時間:
200時間(大学で、第一外国語としての授業なら1年間、第二外国語として週2回の授業なら
2年間の学習に相当。一部高校生も対象となる。)
試験内容:
読む | 日常的に使われる表現を理解し、簡単な文による長文の内容を理解できる。 |
書く | 日常生活で使われる簡単な表現や、基本的語句を正しく書くことができる。 |
聞く | 簡単な会話を聞いて内容を理解できる。 |
文法知識 | 基本的文法知識全般。動詞については、直説法、命令法、定型的な条件法現在と接続法現在の範囲内。 |
語彙: 1,670語
試験形式:
1次試験のみ(100点)
筆記 | 問題数9問、配点70点。試験時間60分。マークシート方式、一部語記入。 |
聞き取り | 問題数3問、配点30点。試験時間約15分(部分書き取り1問・10点を含む)。 マークシート方式、一部語記入。 |
程度:
基礎的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる。
標準学習時間:
100時間(大学で週1回の授業なら2年間、週2回の授業なら1年間の学習に相当。高校生も対象となる。)
試験内容:
読む | 基礎的な単文の構成と文意の理解。基礎的な対話の理解。 |
聞く | 基礎的な文の聞き分け、日常使われる基礎的応答表現の理解、数の聞き取り |
文法知識 | 基礎的な日常表現の単文を構成するのに必要な文法的知識。動詞としては、直説法(現在、近接未来、近接過去、複合過去、半過去、単純未来、代名動詞)、命令法等。 |
語彙:920語
試験形式:
1次試験のみ(100点)
筆記 | 問題数8問、配点66点。試験時間45分。マークシート方式。 |
聞き取り | 問題数4問、配点34点。試験時間15分。マークシート方式、一部数字記入。 |
程度:
初歩的な日常的フランス語を理解し、読み、聞き、書くことができる。
標準学習時間:
50時間(大学で週1回の授業なら1年間、週2回の授業なら半年間の学習に相当)。
試験内容:
読む | 初歩的な単文の構成と文意の理解、短い初歩的な対話の理解。 |
聞く | 初歩的な文の聞き分け、挨拶等日常的な応答表現の理解、数の聞き取り。 |
文法知識 | 初歩的な日常表現の単文を構成するに必要な文法的知識。動詞としては、直説法現在、近接未来、近接過去、命令法の範囲内。 |
語彙: 550語
試験形式:
1次試験のみ(100点)
筆記 | 問題数7題、配点60点。試験時間30分。マークシート方式。 |
聞き取り | 問題数4題、配点40点。試験時間15分。マークシート方式、一部数字記入。 |
ヨーロッパ言語共通参照枠とのおよその対応関係
仏検 級 |
DAPF niveau |
およその対応レベル niveau CECRL correspondant (approximatif) |
1級 | 1 kyu | C1/C2 |
準1級 | jun 1 kyu | B2 |
2級 | 2 kyu | B1 |
準2級 | jun 2 kyu | A2 |
3級 | 3 kyu | A1 |
4級 | 4 kyu | |
5級 | 5 kyu |