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フランスに住みたい!!
2013年秋季準2級合格
松本 賢治
公務員・東京都
私は今回仏検を受験するにあたって、ほぼ初めてフランス語を学ぶような状態から始めましたが、まずはフランス語特有の言回しや言葉選びの感覚を身に付けたいと考え、例文を暗記するところから始めました。また、数多くの例文に触れる中で、動詞や形容詞の活用、単語の並び順、代名詞の用法など疑問に感じた部分を参考書で調べていくという方法で文法を学びました。
こうした勉強と並行して仏検の過去問を解いてみると、単語力とリスニング力が不足していることに気付き、対策を始めました。リスニングについては、音声を聴くだけではなかなか上達しませんでしたが、自分の口に出して発音する練習を始めたことがきっかけで、急に聴き取ることができるようになってきました。
他にも過去問を解いていく中で弱点を見付けては対策するということを繰り返していくうちに、だんだんとフランス語が身に付いてきました。
そのおかげで、勉強を始めて約1年程経った頃のパリ旅行の際には、つたないながらも現地の人達とフランス語でふれあうことができ、これまで勉強してきた甲斐があったと深く感動しました。自分で考えたフランス語のフレーズが初めてフランス人に伝わったときの喜びは、今でも忘れられません。カフェ店員の方やホテルの方等と一緒にたくさん写真を撮らせていただいたので、次回パリに行くときには、また彼らに会いに行って、フランス語で書いた手紙と一緒に写真を渡したいと思います。そして、そのときにはもっと会話ができるように、勉強して行きたいです。
仏検は非常にバランス良く問題を構成しているので、過去問を解いてみると自分のどこが弱いのかがよく分かるし、日常的に使用されるフレーズや熟語が多く含まれているので、試験勉強をすることで、自然と会話力も身に付くように思います。フランス語は一つの単語が多くの意味をもっていたり、複数の単語を組み合わせることで想像していなかったような意味が生まれたり、勉強をしていると毎日新しい発見があります。新しい文章に出会うと、「この単語にはこんな意味もあったのか」といつも驚かされます。最近は仏作文の楽しみに目覚めてきました。フランス語で自分の考えを表現するだけでも嬉しいのですが、それがフランス人に伝わったらと思うと、とてもワクワクします。
私は学生の頃からパリがとても好きで、いつかフランスに住みたいと願っていました。もし少しでもフランスに住むことができたら、限られた期間の中で最大限の知識を吸収したいと思います。そのためにも、フランス語の能力を日々高めていくことができるよう、努力を継続していきたいと思います。