dapf 仏検

apef アペフ

  • サイトマップ

やはり日々コツコツと

2021年度秋季3級合格・在日フランス商工会議所賞
矢代 恵
学習塾講師・埼玉県

私とフランス語との付き合いは、遡ること大学生時代。専攻はフランス文学でしたが、文学専攻とはいえ、まずはフランス語の修得が第一。 文学の研究の他、大学4年間を通じて、フランス語の学習に費やしました。大学卒業後は趣味でのんびりと勉強を続けており、フランス語学習歴はブランクがあったものの、通算40年近くになるのではと思います。

普段はネットでフランス語のニュースサイトを聴いたり、リスニングに特化したテキストで耳を鍛える学習をしたりすることが多いです。また動詞の活用は、活用表を折に触れて眺めて覚えているか、チェックするようにしています。

フランス語検定に対する学習は、信頼できるテキストをこれ1冊と決め、それを暗記するくらい、いえ飽きるくらい(笑)、何度も繰り返しやること。これに尽きるのではないでしょうか!1冊を完璧にやり、もうこれ以上やる必要はないと自信をもっていえるほどとことんやったおかげで、試験本番でも想像したよりずっと緊張せず、自分でも驚くほど冷静に問題は取り組むことができました。あれこれ手を出してどれも未消化になるより、ひとつのものに絞ってしっかり消化することの大切さを改めて思い知りました。もちろん、同じテキストを何度も繰り返しやるのは飽きることもあります、正直なところ。でも、合格した際の喜びを思い浮かべてそれを励みに、またテキストに向かうことができるのではないでしょうか。

更にリスニングに関しては、時間は短くて良いので、毎日集中して聴くことで、いつの間にか力がアップしていくようです。聞き流しではなく、必ず全身を耳にして聴く。試験本番でもそのような状況なのですから。

試験終了後1ヶ月ほどして、ネットで合格を知り、感無量としかいいようがなかったです。試験が終わり、帰宅途中の電車の中で答え合わせをしながら、あれっ、こんな基礎的な知識が実はあいまいだったと反省しましたので、それだけに。 同時に、フランス語検定という試験が存在していて、本当にありがたいものだと実感しました。

大学時代はフランス文学専攻なのだからフランス語を真面目に勉強して当然だという気持ちでいましたが、大学を卒業した後だからこそ、やはり自分はフランス語が好きなのだと気付きました。特にこの数年は家にこもらざるを得ない日々が続き、ならばフランス語の学習に新たに本腰を入れ、フランス語検定も頂点まで目指すべきと思ったわけです。

フランス語検定は、正に日本人がフランス語能力を客観的にはかるのに最適な試験だと、今回受験してみて、改めて感じました。 報われない努力もある一方で、報われる努力もまたしっかりある、そんなことも実感しました。今回は思いの外、良い成績で合格でき、それを励みに現在は2級受験を目指して日々コツコツと学習しております。 これからもフランス語検定を私の学習の伴走者とし、更なるフランス語の向上に努めていきます。