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還暦からのフランス語 きっかけはラグビーW杯

2023年春季4級・5級併願合格 / 2023年度秋季3級合格 橋本 秋人
FP・埼玉県

2019年、日本中が熱気と感動につつまれたラグビーワールドカップ。興奮も冷めやらぬなか、「2023年はフランスに行くぞ!」と決めました。

予定を立ててみると、試合会場はパリ、トゥールーズ、ナント、マルセイユの4都市、1ヵ月近いフランス滞在に。仕事を休む段取りを考えながら、せっかく長く滞在するのだからフランス語でコミュニケーションできればもっと旅を楽しめそうと、フランス語の学習を思い立ちました。こうして還暦からのフランス語学習は、ワールドカップのチケット購入に先立ちスタートしました。

始めはNHKのラジオ講座とスマートフォンの外国語アプリでの独学でしたが、偶然書店で早稲田大学オープンカレッジ「フランス語〔入門〕」の案内を見つけて、2022年7月夏期講座から通い始めました。講座では、フランス語の文法を体系的かつとても丁寧に教えていただけるので、独学よりもずっと理解が進みました。宿題が出たり講義中は指されたりと学生時代以来の緊張感もありますが、受講者の多くは私よりもご年配の方々、元気とやる気を分けてもらいながら、今も毎週水曜日に通っています。

2022年秋には無事チケットも購入でき、その後、フランス語も少しずつ習得してきたようなので、今度は学習の成果を確かめてみたいと、2023年春季の仏検5級と4級を同時に申し込みました。 教材は「仏検公式ガイドブック3級・4級・5級」と「仏検公式基本語辞典3級4級5級」。特に基本語辞典は、3級までの単語に絞っているためコンパクトで持ち歩きやすく、その後受検した3級までこれだけで間に合いました。 結果は5級100点、4級94点と自分でも驚く出来で合格。少しの自信も得て、
                         いよいよ9月、フランスに出発。

フランスでは、前半は妻と新婚旅行以来35年ぶりにパリを訪れ、トゥールーズで観戦。後半はいつものラグビー観戦の友人たちと合流して各地で4試合を観戦。試合の合間には、モンサンミシェル、レンヌ、リヨン、ニースなど各地の観光も楽しみました。

心がけたのは、とにかくフランス語を使うこと。ホテルや多くのレストランでは英語でも対応してくれますが、拙いフランス語で話しかけても優しく応えてくれます。始めはなかなか聞き取れず、何度も聞き返したりあきらめたりもしましたが、少しずつ理解できることが増えてくるとうれしくなり、ますますフランス語でコミュニケーションするようになりました。 現地で仲良くなったフランス人が、これさえ覚えておけば大丈夫と教えてくれたフレーズが、 “Tant mieux!゛”Tant pis!゛ それから、ことあるたびに使いまくったのは言うまでもありません。 語学は旅の楽しさと思い出を何倍にも広げてくれることを実感しました。

帰国後には勢いで11月の3級に申込み、91点で合格することができました。

さて、次は2027年、ラグビーワールドカップ・オーストラリア。 あらたな目標は英語の上達、そして、フランス語も今よりも少し上達すること。 そして日本が勝ち進み、みんなでこう言い合えたら幸せかも。 ”Tant Mieux!!゛