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病とともに

2010年 春季4級合格
塩見 有美 (主婦)

最初にフランス語と出会ったきっかけは、大学で第二外国語として履修したことでした。何となくエレガントで恰好がいいという気軽な理由から、選択しました。その後、大学院でフランスの文献を読むことになり、その時から本格的に勉強することになりました。当時は、フランス語のNHKラジオ講座を聴いて基本的な文法を確認する一方で、大学院での難しい文献をいくつも読解する日々が続きました。また、語学学校に通ったりベルギーの留学生に教えてもらったりして、会話も習っていました。

しかし、論文作成で疲労がたまったせいか、突然体調を崩しました。精神的に疲れはてて病気を患い、フランス語の勉強はそこで中断してしまいました。一時は体も良くなっていましたが、今度は子育てなどのストレスで、再度体を悪くしてしまったのです。今は薬を飲みながら、どうにか体調を維持している状態です。

病気の不安を少しでも軽減するためにどうすればいいか・・・ある薬剤師さんに相談したら、病を忘れるぐらい何かに夢中になれるものがみつかつたらいいですね、とのアドバイスをくれました。

そこで自分なりに考えて、フランス語のNHK講座を再び聴いて勉強してみようかなと軽い気持ちで取り組み始めました。フランス語については、論文作成時は頑張って頑張って苦しかった思い出がありますが、語学そのものの美しさや流れの良さは気に入っていて大好きです。また、フランスの絵画などの美術鑑賞が好きで、フランスには興味が大いにあります。

2009年の9月から少しずつラジオ講座で進めていくうちに、勉強に目標をもってやってみたいと思うようになり、仏検を受験してみることにしました。フランス語の勉強には経験がありましたが、資格試験を受けたことはなかったので、まずは仏検公式問題集を何度も読み返して問題に慣れることから始めました。2010年春季に4、5級同時に合格することを目標にして、基本的な文法事項を復習することに力を入れました。

その後、4、5級に合格させてもらい、その年の秋季に3級を受験しました。3級は実際に書く問題も出るので、綴りを辞書などで確認したり、今まで勉強した問題集を何度も見直したりして、記憶を定着させていきました。おかげで、2010年度には3級まで合格することができました。ただし3級も合格はしたけど、前置詞の問題が全滅だったので、文法に関する自分の理解の甘さを実感しました。

今度は,準2級に挑戦します。どんどん難しくなってくるので、ラジオ講座や仏検公式問題集だけでなく市販の問題集も使って、書き取りの練習や読解練習、慣用句の暗記をしています。前置詞についても辞書や問題集を頼りにひとつずつ身につけていっています。

フランス語の勉強をしているときは、病気を気にせずにいられて、とても楽しいです。

仏検の学習をきっかけに、フランス語を少し知ることができたことから、フランスの読み物にちょっと触れてみたいと想い、先日「星の王子さま」を購入しました。もちろん日本語訳が付いている本ですが、フランス語の表現の豊かさを体験できてうれしいです。表現の豊かさについてですが、まだしっかりとは理解していない単純過去がそのひとつで、何ものかははっきり分からないものの、その歯切れのよさを感じることができました。また、フランス語には直説法、接続法、条件法、命令法などが使用されていて、文章の深さを見いだせると思います。「星の王子さま」を読むときには、必ず辞書を横に置いて単語や表現を調べて確認しています。文章中に、仏検の勉強で培った文法などが使われていて、自分の理解を復習するのに役立っています。まだ読んでいる途中なので、最後まで続けて楽しみたいです。

これからも少しずつ学んで、いつかはフランスに行ってみたいです。大好きな美術館を巡る旅、それが私の夢です。