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知る喜びが増してくる

2014年秋季3級合格
横山 ゆりな
主婦・北海道

人生後半の50代。何か最後に新しい趣味に挑戦したくなり、頭に浮かんだのが外国語の習得でした。理由は、形がなくあとに物が残らないこと。また、文化や芸術など、自分が興味を持つ分野にも結びついて、学ぶ喜びが増すのではないかという期待もありました。

まずはイタリア語。その美しい響きや心地良いリズムに魅了されつつも、旅行で訪れた南仏の風景が忘れられず、次第にフランス語を学びたいという思いが募っていきました。

2013年春、入門講座へ。素敵なフランス人の先生に出会い、やる気全開で学び始めました。明確な目標を持つと早く伸びるということは伊検(実用イタリア語検定)で体験済みでしたので、最初から仏検受験を志しました。勉強法は、公式ガイドブックや参考書を繰り返し学ぶという、シンプルなものです。設問ごとのポイントが明快な仏検は、初心者でも効率的に学べ、習熟度が確認しやすい最適な試験だと実感しています。

日々の勉強で心掛けているのは、とにかく決してフランス語から離れないことです。暗記力が低下する年齢なので、毎日必ず本を開き、CDを聴き、手と口を動かすように努めています。


仏検を介して若い友人もできました。それに、フランス人の先生方は皆さんとても個性的。もっと深い会話ができたら、と私の意欲をかきたててくれます。まだ初歩レベルの語学力ですが、次第に見えてきたフランスは、地方の特色・独特の美意識や、思想・フランス語圏の国々など、予想以上に多様な魅力に満ちたものでした。語学のレベルが上がれば、知る喜びもさらに増すのではと期待しています。

50代の遅いスタートなので仕事や留学で活用する機会はありません。でも、仏検受験への意欲がある限り、少しずつでも自分が成長しているという実感が得られるので、私にとっては十分、実用フランス語と言えるのです。

物が残らない趣味の筈だったのに、諸先生方の熱心な語り口に誘われて、たくさん参考書を買っています。ただひとつの嬉しい誤算です。
 

 【仏検事務局より】横山様は2014年度春季4級で成績優秀者に選出され、そのご様子は札幌アリアンス・フランセーズのホームページでも取り上げられています。おめでとうございました!